朝五時半にに起床。こういう時はかならず早起きできる。信貴生駒スカイラインの料金所に、営業開始の六時半に到着。前にトラックが立ちはだかっていたので、料金所で
「どこまで行くんでしょうね?」と係員さんに聞く。
「生駒山上までなんで、あと2キロくらいでしょう」
「助かりました。ずっとあの後ろはイヤですからね」
「一日フリー券っていくらですか?」
「全区間往復と同じ1900円ですよ。この往復券をそのまま出して下さい」
「ありがとうございます」
笑って別れる。
以前来たのは冬の2/20だった。その後震災が起こり、ムダにガソリンを燃やすのは自粛していたのだが、そろそろ始動しても良い頃と考えて、早朝の信貴生駒スカイラインを走ってみる。2-3速の変速がもう一つリズムに乗れないこともあり、ほとんど2速固定で走る。パワーバンドが広く、3000-6500回転でカバー出来るので安楽に走ってしまった。排気系は全くノーマルだが、途中暗峠の前後は人家が多いので、しっかりスピードダウン/シフトアップして回転を落としたつもりだった。
いつもスロー(過ぎる)インなので、タイヤはまず鳴らないが、グリップも冬とはかなり違う。安心して2速フル加速すると「フシュ−−−フォーー!」としか言いようのない、全く雑味のない「重いものが完全バランスで回っている」感じの音とともに吹き上がる。初めはブレーキの効きが甘いかなと思っていたが、単に自分の踏力が足りないのと暖まっていなかっただけで、暖まるとしっかりと効く。しっかり制動しているようでもABSが顔を出すほどは減速出来ていない。途中の鐘のなる展望台駐車場に一瞬stelvioさんのオレンジ色のバルケッタを確認。いつものバカッ早い964やロードスター、S2000等の人たちも来ているようだ。
一往復してパノラマ駐車場に駐車。まだまだ涼しく嬉しい。すぐstelvioさんがtokirioma5さんから借りておられるオレンジ色のバルケッタがやってきた。
「これが例のウニ色のバルケッタですか。楽しそうですね。」
「ええ。軽いので。」
そうしているとシルバーとボンネットがガンメタリックの2トーンのバルケッタが。知らない方だ。stelvio さんが紹介してくれた。
「はじめまして。しょじょじです。」
「初めまして。紺の豚です。これ、ジョバーネ・デュエですか?」
「ええ、ジョーヴァネ・デューエです。でもボンネットとトランクリッドはtokirioma5さんから頂いたんですよ。その縁でこちらに来させていただきました。」
「私、うろ覚えで名前判ってなかったですね。ジョーバネ・デューエってイタリア語でどういう意味なんでしょう?デュエは2ですよね。」
「若い二人、っていう意味らしいです。若くないんだけど(笑)」
なかなか面白い人だ。お友達になれそう。
しばらく3人でオープンやイタ車について話していると、ebaebaebaさんのアルファロメオ155 16Vが到着。テーマクラブでもう10年前からのお知り合いだ。
「これ、だいぶ朱色になってる感じですね」
「これでも全塗装してるみたいですよ」
「色々こちゃこちゃいじってますね?」
「ええ、モニターだけでも4つあります。」「え?!」
「ナビのモニターに、灰皿の中のバックモニター。そしてサンバイザーの裏のこの2つは子供のDVD用です。このモニターは100円のジャンク品なんです」
テーマクラブでもDIYのebaebaebaさんとして知られている。
4人になった所で、「一度メガGT(=456 by stelvioさん)に乗ってみますか?」
ということで私が運転して4人で試乗。4人乗りで登りでも、全くパワー感に変化が無い。恐ろしいパワーだ。しょじょじさんはバイク乗りなので、血の気の引くような2速の加速でも「まるでバイクみたいですね」と言っておられる。バイク恐るべし(笑)
帰ってから交換試乗。お互いのクルマに乗せてもらう。
155:気持ちよいパワーで楽しい!バルケッタに負けず劣らず軽快で、とてもこれだけの内部空間を持つセダンには見えない。
バルケッタ:クローズとオープン、そして素のバルケッタとジョーヴァネ・デューエの両方に試乗させてもらった。とにかく軽快!特にオープンにすると風が気持ちいい!Aピラー上端がかなり前に有るので、開放感もたっぷりだ。FFなのでユーノスロードスターあたりより「雰囲気だけスポーツカー」と言われる事が多かったが、タイヤさえしっかりすれば十分スポーティーに走れる。峠で楽しんで走る分には、これで十分に楽しいはずだ。
ウニバルは16インチ、ジョーヴァネ・デューエは15インチのエコタイヤ(それが純正らしい)を履いていたが、15インチエコタイヤは思わぬ所で鳴いたり、かなりグリップが低いのでやっぱり少しグリップの高いタイヤが欲しいところだった。逆に2車には6年の差があったので、ジョーヴァネ・デューエはかなりしっかりした感じだった。
9時を過ぎるとかなり暑い。
さて、帰るかなと思っていたら、kotaroさんの850クーペ登場。
「涼しい間に来ずに、暑くなってから来なくても良いのに(笑)」
「昨日は体調が悪くて一日寝てたんだよ〜。」
早起きさせてすみません。そのうえに娘にかわいいTシャツをもらってしまった。ありがとうございます。
又ひとしきり話し込んでしまう。
さあ帰ろうかと思ったら、昔嫁さんが乗っていたRover 620が。うちにあったのとえ同じブリティッシュレーシンググリーンだ。運転席から下りてきた男性がこちらに来られて挨拶される。誰だろう?
「失礼ですが、どなた様でしょう?」
「GGです。」
あ!75のメンテをしてもらっている東大阪のGGの若社長さんだ!この間75のドアが閉まりにくくなって嫁さんが持って行った時、
「旦那さん、みんカラやってるんですか?」
「ええ、かなり書いてるみたいです」
その後もう一度持って行った時、
「読みましたよ。旦那さん、文章うまいですね〜」
と言われたらしい。ありがとうございます(笑)
その若旦那。
「みんカラ見て、来ちゃいました」
「ははは、ありがとうございます!このRover620、嫁さんが内装で衝動買いして気に入って乗ってたんですよ。知りませんでしたか?」
「え!知りませんでした。そういえば紺の豚さんのブログ、奥さん結構出てきますけど、いい感じで出てきますよね。それもけっこう大切な場面で」
「ええ。嫁さんに見られても怒らない様に(爆)でも色んな所で嫁さんの意向が判断に関わってくるんですよ。嫁さんには『あなたは他の事は聞いてくれるのに、クルマの事だけは聞いてくれないのね』って怒られるんですけど。」
そろそろ11時前。流石に暑いので先に失礼する。
料金所で今度は別の係員さん。
「あの、おたくだとは言わないんですが、カーレースみたいな走り方をするって苦情が出てるんですよ。申し訳ないんですがそういう事の無い様に宜しくお願いします」
「わかりました」
こんな事を言われたのは30年車に乗ってきて初めてだ。それなりに気を遣っていたつもりだが、冬より30分ほど早かったのがいけなかったのだろうか。交通量はほとんどなく、走っている間に一般車とすれ違う事さえ少なかったのだが...1900円も払っているのは、その交通量の少なさと走りやすさを買っていたつもりだったのだが。イヤな気分だ。
これから信貴生駒スカイラインを使うことを中止した方が良いのか。芦有や嵐山高雄でそういう事を言われた事が無いので、考えさせられた。
Posted at 2011/07/24 13:34:25 | |
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