火曜日。午後はフリーなので早く帰宅し、西日が美しい室内でナナちゃんとゆっくり過ごす。夜は出かけようと思っていたので、食後にお風呂の用意と皿洗いをさっさとすませる。20時半に嫁さんに「じゃ、行ってくるね」と言うと
「やたら早くやってると思った。気をつけてね。」
ありがとう。
この間からランチア・テーマ・オーナーズクラブのステッカーをリア窓下に貼った。フェラーリにはミスマッチなんだろうが、この大人しく繊細な字体がこの456には似合っている気がする。今でも一番居心地の良い場所なので、テーマを降りてだいぶ経つが、ずっと入れてもらっている。
今日の目的地は和歌山中華そばだ。夜の阪神高速湾岸線を南下して行くと、助松のジャンクションまではかなり混雑してるが、その後は別料金となるせいかかなり交通量が少なくなる。六速2000回転あたりでクルーズすると「フウウウウウンン」という軽い排気音が低く流れ、12気筒の粒立ちの細かいエンジン音がその上に乗って聞こえてくる。この音が好きだ。でもやっぱりベアリング系と思われるゴロゴロ音が出たり入ったり。これをしっかり直すのにはエンジンオーバーホールしかないだろうから、これは我慢しないと。水温も油温も80-90°で安定している。寒いので当たり前だが、でも8.32のようにオーバークール気味にはならない。
関空道は空いていた。踏み込んでみると盤石の安定性で路面に吸い付くようだ。多分リアスポイラーが有効に効いているのだろう。泉佐野ジャンクションから和歌山へ南下。お、事故の表示。路面温度は零度。流石に凍結防止剤が撒かれているようだが、白くなく黒く見えるため、時々ステアリングを細かく振って凍結していないか確認しながら、山中渓の峠を通る。単独事故だがけっこう大破していたので、スリップか?慎重に下り込み和歌山のICで降りる。
いつも和歌山の友達、Mさんの行きつけの丸木(新和歌浦)に行く事が多い。去年の三月もそこで中華そばを食べたのだが、今回は少し違う系統を考えようと思い、少し北の丸三に行ってみることにする。いつも近くを通っているはずなのだが、どうしてもたどり着けない。
現地に行ってどうしてか判った。いつも22時過ぎにならないとここは通らないのだが、22時閉店だったのだ。今日は早いため15分程前に滑り込む。大阪から80キロ、1時間10分程度かかっている。
「まだ大丈夫ですか?」
「どうぞ!」スタッフが多くてびっくり。家族経営なんだろうな。
和歌山の中華そばには二つの系統があるらしい。どちらも醤油豚骨系なのだが、「車庫前系」と言われる醤油の効いたのと「井出系」と言われる醤油があっさりなのとだ。今までの丸木は車庫前系でもかなり醤油味が効いていて濃い味だったが、丸三は井出系でバランス重視だとのこと。井出商店はあっさりに感じてしまっていたので、一度丸三を訪ねてみようと思っていた。おいしいし脂の量も適当だけど、どうも醤油味の濃いのに慣れてしまっているようで少し物足りなく感じてしまう。いかんいかん(笑)チャーシューがとろけるのがいい。あ、ここはラーメンのスレじゃないな(爆)
試食しておいしかったのだが、持ち帰りの麺やスープを入れた冷蔵庫が見えない。「持ち帰りあるんですか?」と聞くと、「ありますよ!生2丁!」と持ち帰りを出してくれた。丸木も持ち帰りスープは上から1/5は透明な脂だが、ここも上15%は茶色い脂だ。明日の晩家でつくってもらおう。ラーメンを食いにきたのが嫁さんにばれるけど、仕方ない(笑)
さ、帰ろう。あ、Mさんが実家で新しく自転車屋を始めたんだっけ。少し寄ってみよう。ロードレーサーが主で、私は自転車音痴なので詳細は知らないけど、なかなかカッコイイ自転車をディスプレイしている。
Mさんは阪神大震災までは西宮でFiat中心の中古車屋をやっていた。その後和歌山に戻り実家の家業をやっていたのだが、元から好きな自転車屋を始めたとの事。サイクル・ピストーニという名前は自転車と自動車両方を感じさせて面白い。
携帯に電話してみたのだが出なかったので、そのまま引き返す。22時10分。
帰りも山中渓は凍結を用心してぼちぼち走る。岸和田のSAでトイレ休憩(タイトル写真)。大型/普通ともトータル10台程度しか止まっておらず、本当に交通量が少ない。岸和田から山を離れるので、少しペースアップしようとしたところでMさんから電話。走行車線のトラックに付いて100キロ巡航。店の話をしているうちに八尾の料金所まで来たので、そこで電話を切る。
料金所でR34のスカイラインターボが横に並ぶ。2速で引っ張るとすこしリアのスリップ感はあるものの、みるみる引き離す。自分もR31のターボやR32 GT-Rに乗っていたから判るが、この加速感は多分現行のGT-Rでないと得られないだろう。折角車速が乗ったので、そのまま3車線の追い越し車線を3500回転あたりをキープして走ると、雑味の無い「フオオオオンンンン・・・・」という快音を響かせながら盤石の安定性で駆け抜けて行く。やっぱり日本にはこのクルマの真価を発揮させるハイウェイはないんだろうな。さっきのR34はしばらくついてきていたが、そのうち出口で降りて行ったようだ。
家に帰ると11時半前。約170キロ。リフレッシュして楽しかった。やっぱり2時間程度は走りたいな。東京は良い場所に箱根があるのが羨ましい。
PS:今日ラーメンを家族3人で食べたのだが、薄味の当家の食事にはどんぴしゃで、おいしくいただけた。
読み返してみると、同じような事を何度もして、同じような感想を書いて、マンネリ丸だしだ。でも人生そんなに色んな事が出来る訳じゃない。細かく書き留めて記録するのも日記だろう。なかなか新しい事は書けないものだ...
Posted at 2012/01/19 21:55:20 | |
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