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2010年07月19日 イイね!

新千歳空港の雪冷熱エネルギー

おはようございます。先週見学した北海道の新エネルギー導入施設の3か所目は、新千歳空港の雪冷熱供給システムです。雪室・氷室を活用する技術や文化が昔からありましたが、最近のCO2削減への方向から、新たな技術を導入して復活する動きがみられています。

新千歳空港では、この雪冷熱供給システムを今年の5月から運用開始しています。 ここでの雪冷熱供給システムは、冬の間に空港内で除雪した雪を貯雪ピットで保存し、夏の間にターミナルの冷房に活用するというものです。

空港到着後、さっそくセントラルリーシングシステム株式会社の現場の責任者の方からシステムの概要についてお話を伺いました。貯雪ピットの下部には融雪水が貯められる集水ピットがあり、冷熱はポンプアップされた融雪水から熱交換機を介して取り出され、空港ターミナルビルの冷房システムに送られます。熱交換で加熱された融雪水は貯雪ピットに戻され、ここでふたたび冷やされて、この冷水はろ過ゾーンで自動的に清浄化されるそうです。

 

この熱交換器の能力は1,000USRTです。



貯雪ピットの遠景。 駐車場の左手奥にあるのが貯雪ピットです。



貯雪ピットの現場に行ってみましたが、広いです!遮熱シートが膨らんでいて、雪が貯められている様子がわかります。200m×100mの2万㎡の面積は世界最大規模で、年間12~24万㎥の雪を貯めることができるそうです。 これだけの雪を夏の間に貯められる遮熱シートもすごいなと思ったのですが、自然融解を遅らせるために高反射率の被覆材を使い、上覆体と下覆体の間に断熱材を挟んだサンドイッチ構造になっているそうです。



集積された雪は5月から9月にかけて段階的に融解処理され、冷熱がターミナルビルに供給されますが、冷房の3分の1はこのシステムからのものです。このシステムを導入し、新千歳空港では、使用する冷房用エネルギーを年間最大で35,800GJ削減できます。新千歳空港は、「エコエアポート」の構築をめざしているそうです。

北海道には、雪氷熱エネルギーの活用施設は60箇所(2009年3月末)ありますが、その割合は全国の5割を占めているとのこと。積雪の多い土地にある空港では雪は邪魔者でしたが、それが宝物として新エネルギーとして活用されているんですね。こうした地域特性を大いに生かした実証実験現場はとても興味深いです。
Posted at 2010/07/19 07:43:18 | コメント(10) | トラックバック(0) | 雪氷熱 | 日記
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こんにちは。松本真由美です。 エコやエネルギー問題についてのさまざまなこと、大学での雑感、プライベートの出来事、ご紹介したい人、講演やイベントについてなど...
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