2017年02月12日
蓄電システム買ってください!
お天気は良いけれど、風が冷たい今日この頃いかがお過ごしでしょうか?
こたつむりにはなっていませんが、なかなかお布団から出るのが大変ですねw
さて、今日は珍しく管理者が来ていました。
昼過ぎかなぁ…、私は布団の中で丸まっていたのですがw
管理者が誰か来たのを感じたようで、対応したようです。
外から管理者の声が聞こえます。
「太陽光パネル付けていらっしゃいますよね?」
『それが?』
「今、東京電力へ契約変更の書類を出すと売電が2倍になるんです!」
『はぁ?』
「今、日中の太陽光パネルの発電はご家庭で使われていて、余剰分を東京電力さんに売電されていると思いますが…。」
『それ、マジで言ってる?』
『わかって言ってる?』
「えーっと、それを太陽光パネルの発電をすべて売ってしまって…。」
『あのさー、それ誰が言った話?』
「東京電力の明細を見て頂くと、使用された電力料金と売電料金と別々で書かれていますよね?」
「絵で描くと、日中は太陽光パネルからの電気をご家庭で使われていて、余剰分を…。」
『だから、それ誰が言ったの?東京電力?』
「現在、そのような配線がされていて、そこにこちらの機械を設置させて…。」
『明細書見たことないでしょ?』
『明細書みりゃわかると思うけれど、使用した電気は使用分としてすべて請求されて、発電分はすべて買い取りになってるはずだろ?』
『発電を家で使って余剰分をって話なら、なんで金額の相殺分だけ書かないんだよ。』
『そもそも、メーター別だろうが。』
「はい…。」
『じゃあ、それが正しかったとして、なんでそしたらメーター一つで逆回ししないんだよ?』
管理者のちょっと無理がある会話www
メーター逆回しはしないでしょw
マイナス表示なんてないだろうし。
相殺分だけのやり取りではないのは事実。
使った分だけこちらが払って、発電した分だけ東京電力が払うと。
まあ、系統連系してるから、メーターの先では繋がっているけれどねw
確かに発電した電気を使っているわけじゃない。
『じゃあ、まあいいわ。』
『それで、なんで倍になるんだよ?』
「こちらの機械を設置して頂くと、太陽光パネルの発電はすべて売っていただいて、設置することで倍になるんです!」
聞いていると意味が解らないw
『えっ!ニチコンじゃん。ニチコン蓄電システムなんてやっていたんだ…って、おい!』
『蓄電システムって、お前今言っていた説明と何ら関係ないじゃないか!』
『系統が一つだろうが、二つだろうが関係ないだろ。』
「これをですね設置して頂くと、太陽光パネルの発電がすべて売れますので、夜間が…。」
『ちょっと、待て。』
『あんたの説明間違ってるだろ。』
『日中の発電とかなんとか関係なく、深夜の安い電力を蓄電池にためておいて日中使うから、安くなるのであって、太陽光パネル云々は関係ないだろうが。』
『わかって言ってる?会社からどういう説明受けてんの?』
「いや…、そういったことは…。」
『ふーん。』
「停電時にも貯めていた電気を使えるんですよ。」
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『マジで言ってる?』
『何?太陽光パネルが今停電中だよ?って教えてくれるの?』
「いや…。」
『電気の法律で決まってたでしょ?知ってる?』
『停電時は東京電力の都合で止められないとダメなの?』
「そうなんですか?」
『だって、あんた例えば東京電力が電気停めましたよーって言って、工事のおじちゃんが電線触ってみなさいよ。』
『おじちゃん電線触ったらバチッと死んじゃうでしょ。停まっているはずなのに太陽光パネルが発電してたら。』
「そうですね。」
『だから、必ず片側切れたら停まっていないといけないし、もしそうならこっちも両方とも停めないといけない。』
『この機械はそうなってるの?』
「わからないです。」
※この区間の話は、管理者の約20年弱前の話なので今は変わっているかもしれません。
当時は確かにそんな話がありました。
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『じゃあ、これ設置にいくらかかるの?』
「弊社で取り付けると、200~250万くらいです。怪しい存在しない会社じゃないです。」
『で、じゃあペイするのは何年かかるの?』
「25年くらいですね。」
『はぁ?25年も掛かるの?』
「はい。」
『仮にだいたいここが月に100kWhとして、深夜と日中の差額が30円とすれば、ひと月3,000円。』
『ひと月3,000円で年間36,000円とすると、何年かかるんだよw』
「まあ、ここは一人だから、家族としてもそんなに使うか?」
『ちょっと待て。』
『あんたの持ってきた説明書きでも差額が3,000円になってるぞ?』
「えっ!?」
『家族でどちらも電化上手の組み合わせで、蓄電システム入れて約差額3,000円。』
『どうやって、25年でペイするの?』
「それ…、無理ですね。」
『太陽光パネルの売電価格は10年固定で、ふつう25年でペイするようなもの設置すると思う?』
『じゃあ、太陽光パネルの寿命はどれくらいだか知ってる?』
「はい!30年です!工場の見学の時に聞きました。だいたい15%落ちるのが…。」
『それ、本気にしてる?』
「そうやって聞いたんですが…。」
『太陽光パネルの寿命は20年て言われていた時は実質10年だったんだよ?』
※管理者のこの発言は10年前の古い話ですwww
「そうなんですか。」
『まあ、最近の最新の太陽光パネルは知らんけれど、少なくともこの辺の家についている太陽光パネルはだいたいが5年前なわけ。』
『新築で最新のパネルを付ける家に、これ売った方が良いんじゃないの?』
『って、製品保証10年かい!w』
「そうですね、製品保証10年となっています。」
『おいおい、ペイするまでが25年で製品保証が10年てw』
『設置済みの太陽光の寿命を考えたら、25年は長すぎだろw』
「そうですね…。」
『じゃあ、いいわ。君が購入者としてこの装置付けたいと思う?』
「いや、そうなると付けたくないですね。」
『それも、15年経ったくらいで…これ何のバッテリー?』
『リチウムイオンバッテリーです。』
『運悪く15年でリチウムイオンバッテリーが劣化して交換となった時に、まだ残り10年は遣わなきゃならないのに、保証なしの有償修理で直すわけ?』
『設置する意味ないだろ?』
『これが、10年とか長くても15年でペイするとかならわかる。』
『そうすりゃ、まあ後5年だし壊れても仕方がないかとなると思うけれど、その点同時に太陽光パネルも劣化してくるからね?』
「そうですね。」
『まあ、ニチコンだし面白い話ではあるけれど、勉強して出直しだな。』
『こんなんじゃ、お客さん買わんよ。』
「はい。」
『ちなみに売れてるの?』
「はい、いろいろな方に買って戴ています。」
『マジでかw』
とまあ、蓄電システムの販売に来た人と管理者との面白いやり取りがあったわけです。
でも、売電が倍になるという詐欺的内容で蓄電システムを売ってはいけませんねw
これは、ニチコンの受け売りなんでしょうか?w
確かに、蓄電システムがあれば安い深夜電力を買って日中に使うというのはありだと思います。
発想的には20年前からあった話。
特に震災後にいろいろと湧き出てきたのも事実です。
でも、管理者も言っていたけれどよく考えて欲しいんですよね。
本当に200万以上もかけて、それ必要なの?と。
確かに電化上手は日中の電気代が深夜電力に比べて倍以上なのは事実。
でもさ。
日中にバカスカ電気使うような生活ってしてるの?って。
それも、最新の電化製品はそこまで電気食わないし。
もし、本当に200万円で設置して10年でペイするとなると1か月あたり約16,667円差額がないとダメなわけです。
で、仮に差額30円とすると…約555kWh…。
あれ?管理者が言っていた販売員の持っていた資料の555kWhと一致する…(^^;
管理者に聞くと、『確かに資料には差額3,000円て書いてあったよ。』と。
だとすると、毎月日中に555kWh使えば10年間でだいたいペイするわけですかw
管理者曰く『全然、説明デタラメじゃんwww』
毎月日中555kWh使うってずいぶん使うことになるけれど…そんなに使うものなのかしら?w
ひと月30日とすれば、一日日中に約18.5kWh使うことになり、1kWの電熱器をフルで18.5時間動かさないといけなくなりますねwww
それも、日中ですよw
多分、仮にそれだけ使ったとすると…。
東京電力が大変じゃないかな?(^^;
資料も都合よく555kWhで書いてあるわけですね。
それに、聞くところによるとリチウムイオンバッテリーの価格も上がっているとのこと。
管理者も販売員にそれを問いただしたら、「そうなんですよ。」と言っていたと。
多分ですが…、日中の洗濯機とか乾燥機とかを深夜にまわした方が装置を買うよりお得だと思いますよ♪
価格が下がってくれば別ですが、4人家族で毎月日中555kWh超えているのを見たことがありませんし…。
老人ホームだとか、お年寄り施設だとか、どちらかといえば企業向けに売った方が正解ですね。
※一応、管理者が貰ったカタログには、いろいろと注意書きが書いてあり、蓄電した電力は太陽光パネルと違い売電できない旨の記載があり、20年前の燃料電池接続すると困るよ問題と同じことが書いてありました。
※※ちなみに容量は11.1kWhだそうで、18.5kWhは補えそうにないですね。
※※※一応、蓄電したものはUPSみたいには使えるようです。設定で太陽光パネルの発電もまわせるとか。(そういう意味では、訪問販売員の説明は間違っていないかな?)
※※※※一応、補助金はあるようですね…、それでも微妙ですが…。
もし、訪問販売員が来たときは、いろいろと聞いてみてはいかがでしょうか?w
補足:深夜電力が安いのは、大部分の人間の生活パターンが決まっていて、朝方と夕方のピーク電力に比べて深夜は使用電力量が下がるために安いのです。
つまり、発電機が日中ブンブン回っていて、都合よく夜中に停止というのはできないために、悪く言うと空回しな部分を使ってもらうからですね。
一斉にガバッと電気を使われると困るので、常に回して待機していますが、回している分燃料は無駄になります。
そのために、SMES(超電導コイル)やフライホイールや蓄電装置、揚水発電で発電の平滑化を昔から研究されています。
まあ、車のアクセルオンオフがなく一定だと燃費が良いのと似ています。
補足の補足:結局、今深夜電力を使う人が少ないから安いのであって、これから増えてくるともちろん買電価格は上がるので差額が少なくなりペイしなくなりますし、メリットは少なくなります。
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日々のデキゴト | 日記
Posted at
2017/02/12 21:52:08
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