写真はFDのオルタネーターにねじを入れたところ。
FDのオルタネーターをFCに流用するにあたり、問題となるのが固定するためのねじ部分。
通常、FCのオルタネーターにはタップが切ってあって、バール等で持ち上げながらねじを締めれば固定できるのですが…。
FDのオルタネーターは、タップが切ってなく通り穴。
ボルトとフランジナットで固定するか、FDのストラップを使えば固定できるのですが、それも面倒なので反対側からボルトを入れてねじロックで固定しました。
写真ではちょっと失敗していますが、オルタ側にタップを切ってM8のタップを切ったドレンボルトを入れてねじロックで固定しています。
本当なら面一になるまでボルトのみで締め込めれば良いのですが、手持ちの道具の都合上間にドレンパッキンを挟んでいます。
これが失敗でw
きちんとまっすぐタップが切れていなかったのか、想像以上にドレンパッキンが伸びてしまい、不細工になってしまいました。
高強度のねじロック剤を塗布しているので、使用には問題ないんですけれどねー。
さて。
こんな記事がありました。
既に始まっている「日中戦争」に勝つための処方箋
中身は読んでもらうとして、個人的にちょっとそうだなと思ったことがあります。
あくまでも個人的にね。
ここ最近、電子部品の入手が悪くなっています。
長いもので、納期1年以上。
今から5年前は、特段マイナーな部品でもない限りは、こんなことはなかったのですが、今は主要部品がそんなことになっている場合もあります。
多分、お米よりも安いと思われるチップ抵抗やチップコンデンサ等々。
今まで、そんなに困らなかったものが、いざとなったら手に入らないのです。
理由はいろいろとありますが、ネットの記事に出ていたものだと大陸製のスマホやタブレット、電気自動車などでしょうか。
大陸がローエンドスマホから、ミッドエンドになり、ハイエンドスマホをバカスカ売ろうとしています。
日本もそうですが、アジアやアフリカ等々。
(実際、作ったは良いけれど、予想したほど売れていないとか…。)
こういったところに、日本の部品が使われているんですねー。
がっつりと買われてしまうこともあり、大手以外(場合よっては大手も。)はいつ回ってくるかわからないものを待つことになります。
物がそろわないと作ることもできないし、売ることもできません。
さらに、こういったところは日本企業でありながらも、あんまり日本市場は眼中にないところもあります。
あっても、大口に流れたり。
まあ、私も含めて安いものを手に入れようとすると、だいたい大陸製。
最近は、Ass'yがベトナムだったりマレーシアだったりと大陸の賃金が上がるほどに南下してきてはいますが、まだまだ大陸も旺盛。
大陸のシーチキンが、尖閣諸島への戦略を会議したようですね。
一帯一路なんてのもやっています。
つい先日?トランプ大統領が、「アメリカに工場を作れ。」と色々なところに言って回りましたね。
世の中的にはどう思ったかわかりませんが、最初は「何言ってんの?」と思ったかもしれません。
でも、今となってみれば確かにそうだなと。
あの、アメリカの有名企業でさえAss'yは大陸。
物が集中しすぎて他に回らず、そして作ろうにも作れない。
お米よりも安い部品と思われる部品でさえ、すべて流れてしまいます。
稼ぎを得る機会が減り、収入も減り、物も作れず…。
目にして仰々しく始まっていなくても、実はそういった目に見えないところでいつの間にか飲み込まれ、いつの間にか力を削がれていってしまっているのではないでしょうか。
毎日、バイトをしているとそう思ってしまいます。
民生品ならまだしも、産業品など生活を支えているものでさえ決まった時までに作れないのですから。
お米よりも安いかもしれない部品なんて売っても大した金額になりませんから、そうそう設備投資もしません。
市場の原理からいえば仕方のないことかもしれませんが、しかし過度の低価格というのはチキンレースをするのと同じことであり、戦争の時のように物量があったもん勝ちのようにも見えます。
私には、俺には関係ないよwという人もいるかもしれません。
でも、もし明日電車が止まったら…。
待てど暮らせど、バスが来なかったら…。
もしかしたら、信号機が朝から動いていないかも…。
次に、電気が来るのって一年後だって!?
システムを更新したり、修理したりするのに、部品の納期が1年かかるらしいよ?
ストックは?ストックするにも時間がかかるみたい。
それも、たった数十銭の部品一個がね。
流石に、重要な部分は国内で作りますよね。
技術の流出もそうですが、根幹部分の手の内を晒してしまっては困りますし。
農家みたいに、一から育てて収穫し、調理して胃袋へって一括のサイクルでできればよいのです。
しかし、今はそうなっていません。
あっちがやり始めたから、合理化で辞めよう。
何?あの会社さん作るのやめるんだって?じゃあ、うちの会社もそっち方面に力入れようか。
今や、置き換えようにも置き換えられない時代が電子部品にも忍び寄ってきています。
そして、民生のさほど重要でもないものが、産業の重要な部分を置き去りにし、そして追いつけない時が来ています。
目に見えていないだけで、実際にはすでに始まっていて引き摺り込まれているのかもしれません。