おはようございます。
昨日から新マルチメディア放送「i-dio」が東海地方でもサービス提供が開始されました。
えっ?
なにそれ?
という方も・・・。
私も、ネットニュースで初めて見ました。
この放送はアナログテレビ時代に使われていた周波数を使った新放送メディアです(^_^;))
「新放送サービス『i-dio』は、地上アナログテレビ放送終了後に空いた周波数帯 (VHF-Low帯=99MHz~108MHz)を利用して創設される、既存のテレビでもラジオでもない全く新しい"第3の放送"です。受信機をお持ちであれば、契約などは原則必要ありません(今後有料サービスが個別に提供されることがあります)。
「i-dio」は、映像・音響・データなど、デジタルデータなら何でも送ることが可能です。また放送波で送信するため、通信とは異なり、輻輳もなく、不特定多数に情報を送ることができます。好きなときにコンテンツを楽しむことが出来る、蓄積型放送も予定しています。」
すでに、関東・大阪近郊・福岡などでは放送を開始しており7月1日より東海地方(愛知・岐阜・三重)一部で放送が聞けるそうです。
アイディオは、2016年3月から福岡と東京近郊、大阪で放送を開始しており、東海は4番目。
東海・北陸ブロックの放送内容は、車の運転者をターゲットに、衛星利用測位システム(GPS)を活用して、走行中の地域に適した道路情報や気象情報などを配信するチャンネルや、高音質音楽チャンネルなど全国向けチャンネル6つと、ジャパンエフエムネットワーク(JFN)に加盟する東海北陸のFM放送局7社の独自番組を放送するローカルチャンネル1つの、計7チャンネルある。
電波は、地上アナログテレビ放送終了後に空いたVHF-Low帯(99~108MHz)を利用して、三重県桑名市多度町の多度山送信所から東海3県の一部にデジタル波を送信する。
アンテナから発せられる電波の強さ(空中線電力)は10キロワットで、375万世帯をカバーする。今後は静岡県や北陸地方でも受信できるように整備を進める。
全国展開は2019年度までを目指す。演奏所(いわゆる番組制作の場)は愛知県名古屋市中区のエフエム愛知に置く。
radikoとの違いは 遅延抑えた一斉同報 ハイレゾ級高音質にも対応へ
アイディオの利点は、デジタルの放送電波を使うことで、インターネット通信のようにアクセス集中して混雑することがなく、一斉同報ができること。
インターネットを通じてラジオ番組を配信する「radiko(ラジコ)」と比べても遅延を抑え、地上波デジタル放送としては最高音質(サンプリングレート48kHz、ビットレート320kbps、MPEG-AAC)での放送を実現。
2017年にはハイレゾ級(HDS96kHz)の音質にも対応する。
ただ、課題としては・・・。
受信機の普及・・・。(^_^;))
今は、この放送の良さを知ってもらうため、「2万人無料モニターキャンペーンを実施中」だそうです。
6月29日に記者会見した中日本マルチメディア放送の本多立太郎社長は「ラジオのデジタル放送は長年研究されてきた。着地点を迎えてスタートする」と意気込みを示した。
課題は受信端末の普及 2万人に無料モニターでチューナー配布
多彩な放送が無料で受信できるアイディオについて課題とされているのは、受信端末の普及。現状はチューナー内蔵型スマートフォンや、スマートフォンにWi-Fi接続する単体チューナーがある。
すぐにアイディオを楽しみたい人は、単体チューナーを手に入れるのが早い。ただし放送波なので、ビルなどの近くや移動中の電車、車など、環境によっては受信が不安定になる。
安定して楽しむためにインターネット経由で放送を受信する機能も備えているが、ネット経由の場合はパケット通信となり、別途ネット通信環境や通信料が必要になる。受信するデータ量も大きいため、通信契約によっては通信制限の心配もある。
同社などは「チューナーを使えば、受信料は無料」と、ネット経由ではなく、チューナー受信を勧め「2万人無料モニターでチューナーを手に入れてもらい、良さを知ってほしい」と呼びかける。
乗用車などには車載専用チューナー(近日発売予定)の普及を図り、来年度以降、新型市販カーナビやカーナビにチューナーを内蔵することも、関係業界に働きかけるという。
でもね・・・・。
以前「モバHO」と言う衛星放送や「NOTTV」同じVHF-Low帯を使ったサービスがありましたが、どれも失敗で終わっている点・・・。(ToT)
肝心なのは、聞いてもらえて面白いと思わせる工夫が必要かも・・・。
Posted at 2016/07/02 05:21:16 | |
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