Newスープラデビュー

やっと出てきましたね、新型スープラ。

ずっとカモフラカラーのニュースばかりでしたが、
ようやくホントの姿が判明しました。







ＢＭＷのＺ４がベースというのは周知の通りなのですが、
ちょっとずんぐりむっくりなデザインですね。

横から見た感じのシルエットと、フロントの大まかなデザインは先代の８０スープラを彷彿させます。
よーーーく見ればですけど。

もともとのコンセプトは2014年発表の『ＦＴ-１』ですが・・・




まあ、基本的なデザインはそのままですね。
よくここまでコンセプトのデザインを市販に残したものだと感心します。
雰囲気は全然ちがいますけどｗ


気になるスペックは、トップグレードのＲＺで３ℓ直６ターボ、３４０馬力。
だいぶ控えめな数値だと思います。
ここらへんは１年後～２年後位にハイスペックバージョンを出すための布石ですかね？

４気筒ターボは・・・
買う人居るんだろうか？

『スープラ』としてこの車を選ぶ人であるなら、４気筒はあり得ないでしょう、
と個人的には思います。


さて、
個人的にとても気になるのはＺ３４との比較。
トヨタ、日産それぞれの最上級スポーツという事で、ＧＴ-Ｒと比較されるスープラですが、
本来はＺとのライバルなんですよね。
もともと日産のフラッグシップはＺでしたし。

既にいろんな人が比較している通りですが、自分も比較してみました。

【９０スープラ】
全長　　4380
全幅　　1865
全高　　1295
重量　　1520ｋｇ

エンジン　直６、3000ｃｃターボ
出力　　　馬力　340ｐｓ/トルク　51.0ｋｇｆ.ｍ
タイヤ　　前255/35/19
　　　　　　後275/35/19

ホイールベース　2420ｍｍ

　
【Ｚ３４】
全長　　4250
全幅　　1845
全高　　1315
重量　　1520ｋｇ

エンジン　Ｖ６、3700ｃｃＮＡ
出力　　　馬力　336ｐｓ/トルク　37.2ｋｇｆ.ｍ
タイヤ　　前245/40/19
　　　　　　後275/35/19

ホイールベース　2550ｍｍ

比較してわかる通りＺ３４のスペックモロかぶりです。

Ｚ３４より、１３ｃｍ長く、２ｃｍ幅広で、２ｃｍ低い

※この数値、Ｚ３４の情報は日産のページから取ってきましたので正確ですが、
　スープラの情報はネットであふれる各媒体から取ってきたものですので、
　誤りがある可能性があります。

気になるのはホイールベース、
Ｚ３４よりスープラの方が１３ｃｍ短いんですね。

発表後のプロドライバー試乗コメントで、
「リアの動きがナーバス」
「リアの挙動がピーキー」
というのをちらほら見かけました。
このホイールベースが関係しているのではと思いますが・・・

Ｚ３３からＺ３４になったとき、ホイールベースが１０ｃｍ短くなりましたが、
その時も直進安定性がどうのこうのと言われていたのを思い出します。
そんなＺ３４より更に短いホイールベース・・・
確かにリアピーキーになるかもしれません。

ちなみに、
リアが出しやすいと言われているハチロクのホイールベースが2570ｍｍ
ミッドシップなので単純比較できませんが、ＭＲ２（ＳＷ２０）が2400ｍｍ
になります。

ちょっと脱線しましたが、
スペックはほぼ同等ですが、予想販売価格が６００～６５０万になるのではという記事もありました。
Ｚ３４より１５０万程度高い。
外観の好み、１０年のブランクによる室内デザインなど差はありますが、
価格を考えるとＺ３４に分があるように思えます。
Ｚ３４でもう１５０万出すとｎｉｓｍｏも比較候補に入ってきますし。

なんにせよ、そう遠くないうちに街中で見かけることが出てくると思います。
ハチロクに続いてスープラと、トヨタのスポーツが復活してきたのは嬉しいです。
車好き（スポーツカー好き）として選択肢が増えるのは良いことですね。