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イイね!
2013年09月11日

CAST鋳造ハイパー塗装への中国製と日本製のベースの違い

CAST鋳造ハイパー塗装への中国製と日本製のベースの違い 国産「made in Japan」とアジヤ産「made in China」のCAST鋳造ホイールでは素材造りが違い過ぎますので本日のブログを最後まで目を通してください。

CAST鋳造ホイールは生産国によりパウダーコートの「可・不可」「向き・不向き」があります。中国製の鋳造ホイールを高温焼き付けのパウダーコートすれば確実に「気泡、ブツ」が出て来るため低温焼き付けの溶剤ブラックをベースとしてハイパー塗装をします。また純国産の鋳造ホイールは腐食が無い限り基本的にパウダーコートをベースとしてハイパー塗装をします。「素材の良し悪し」でベースを変えて行きます。

銀膜の濃淡で黒の表現は自在に変わりますが、ベースの種類が違ってもハイパー塗装の表現、仕上がりが変わるものでは有りません。



1・・中国製鋳造ホイール溶剤ブラックをベースとしてのハイパーブラック(DBK)

埼玉県のお客様・・・・他店でパウダーでガンメタフィニッシュしたホイールですが素材が悪いため湧きブツが至る所に出現しています。
前業者の技術の問題では有りません。素材が悪いためどこでやっても同じ結果になります。それら素材の特性を踏まえた上でパウダーコート「可・不可」をお客様へ説明して他の方法を提案していく事も大切でトラブル回避にもなります。






塗装を剥いだら陥没エラーが至るところ見えてきました。。さすが中国製!国産品なら検品して不良品扱いになり世に出回りませんが、そこは中国!色塗ってしまえば解らない事ですのでユーザーも当然知る由も有りません。・・・こんな状態で高温焼き付けのパウダーコートなど湧きブツが出ることは目に見えてます。陥没やエラーはパテ埋めしてオールマイティーな低温焼き付けの溶剤にてのベースに切り替えます。






 
雑な造りため面出しにアクションハンド研磨で削るなど時間を要します。







インリムも研磨機で研磨します。







溶剤のプライマーからサフ塗って足付けして溶剤サフからの溶剤ブラックを塗ります。







溶剤ベースからのハイパーブラック(DBK)の完成!







インナーリムや側面リムは溶剤のブラックベースになります。







ベースの黒を淡く透かした感じのハイパーブラック(DBK)になります。
一般的に言う中間色です。





2・・日本製鋳造ホイールパウダーグロスブラックをベースとしてのハイパーブラック(DBK)

東京都のお客様・・・純国産エンケイ製のマツダ純正ホイールです。素材が一番!ガリ傷など全く関係有りませんのでパウダーコートが問題なく出来ます。
国産車の純正ホイールは自動車メーカーの検査規格基準が厳しいため中国製など採用しませんのでエンケイ製か又は別メーカーの純国産品です。
鍛造ホイールは100%日本製です。







剥離からブラスト研磨!製法技術世界一の日本製ですので陥没、穴、エグレなど製造不良など有りません。ブラストも乾式と湿式両方完備していますので用途に応じて使い分けしています。






さらにバレル荒研磨機にて平滑面出しをします。






パウダーコートの前処理は多くの工程を踏んでやってます。 塗装は前処理が命です。







インリムは研磨機にてくるくる回して研磨します。







パウダーグロスブラックの噴射!





ベースとなるパウダーグロスブラックの完成! パウダーブラックフィニッシュならここで完成ですが、ここからさらにハイパーに入ります。






ハイパー銀膜をやや多めに添付して銀の強いハイパーブラック(DBK)です。







インナーリムや側面リムはパウダーグロスブラックの肌になります。






純国産はパウダーグロスブラックベースが可能ですが、ハイパー塗装はベースがパウダーでも溶剤でもハイパーの銀膜や最後のトップコートは溶剤ですのでベースはどちらでも関係有りません。ベースにパウダーコートをしたからと言って塗装表面強度が上がるモノでは有りません。最終塗装の特性になります。

ベースの違いで塗装が剥げる時の現象は溶剤の場合アルミ素地上から剥げて来てパウダーコートの場合はべース上から剥げますので剥げる箇所の層が違うだけの事です。


ベース上に間に挟んで有るハイパー塗膜と最後のトップコートは溶剤ですのでベースが溶剤でもパウダーでもその上の塗膜強度的には全く同じ条件になります。




■ハイパー塗装の特性■
ハイパー塗装は一般的なべた塗り溶剤塗装と違い4~5層の塗装を重ねたレイヤー式の特殊なカラー表現です。

始めの層となるアルミ素地の上にはパウダーコートや溶剤を載せます。素地への密着性に関しパウダーコートの方が溶剤より遥かに優れていますが、ベースはどちらも黒の艶を反映させての銀膜透かしで、上の3~4層は溶剤塗装を重ねた特殊な塗装してメタル調のハイパー塗装になります。
 
ベース黒上面の銀膜から最終のトップコートまでの中間塗装はサイディングや密着剤添付が出来ません。つまりベース黒から上の層の塗装はバームクーヘンのように挟んで重ねてあるだけの状態のため中間層は密着が悪くなります。

それら密着性を犠牲にして特殊なカラー表現ですので組み付け取り付け作業や普段のメンテなど極デリケートに扱いう必要が有ります。

高級特殊塗装と言われる(ハイパーやスパッタリングメッキ)は同じ重ね塗り手法のためカスタム塗りも社外量産新品や純正ホイール全て高圧洗浄機や洗車機は絶対厳禁ですのでスポンジ等での手洗いシャンプーを推奨します。





4本リフレッシュ・リメークに限り送料往復無料キャンペーン中!


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Posted at 2013/09/11 13:35:37

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