車載GPSを作ってみる - 8

細々と続けている車載GPS計画、配線の部品配置で楽をするためにユニバーサル基板用の配線ソフトを作り出したところからの続きです。

配線ソフトの方は、まだまだ改善点は残っていますが、一応当初考えていた機能は完成。
で、この配線ソフトで部品配置と配線を書いたのがタイトル画像で、、、

実際に作った基板がこちら。
配線ソフトから印刷した右図の通りに部品を並べてハンダ付けするだけです。

なのに、やっぱり2時間近くかかりました (^^ゞ

部品を並べるのは簡単なんだけど、裏の配線に時間がかかるんですよね．．．

今回は配線ソフト上で色々ともんでからの配線なので、作り直すことはないと思います。
．．．多分

．．．あっ、モニター用のLED付け忘れてる (^^ゞ


上半分が今回作った回路で、下の3個のモジュールが左から3軸磁気センサー、SDカードモジュール、DC-DCコンバータです。

回路の方は、常時ONとACCの電源を受けて、ACCオンでマイコン用の6VとGPSモジュール用の3.3V電源をONにし、ACCオフでSDカードの記録完了を待ってからOFFにする電源制御が主機能です。
それと、GPSモジュールとマイコンの通信を中継するトランシーバICに、マイコンとSDカードに3軸磁気センサーを接続するSPIバスを配置しました。
SPIバスに1ch追加できるようにスペースを空けて、状況によっては車速パルスを受信するモジュールを組み込む余地を残してあります。

買ってしまってから判明したのですが、写真の3軸磁気センサーはI2C通信しか対応していないし、温度補正機能もない旧世代の物でした。
仕方なく、自動温度補正とSPI通信に対応した最新のモジュールを調達中です。

これが上手く動作すれば、箱に入れてクルマに取付けです。
そして、GPSの位置情報に加え、3軸加速度センサー、3軸ジャイロセンサー、3軸磁気センサーの計測値をSDカードに蓄積し、記録したデータから衛星に頼らずにどこまで現在位置を算出できるのか、算数の試練が始まります。

．．．毎度気の長い話です(笑)