テスト用のセットの実験で蓄積した加速度センサーのデータから、位置情報を算出しようとして苦しんでいる所からの続きです。
実は、マイコンプログラムにミスがあり前回採取したデータの一部が使えない事がわかりました。
差し当たって、正確なデータをもう少し集めないと思うように進まないので、プログラムは後からどうにでもなるとして、もうデータ蓄積専用としてクルマに取付けてしまった方が良さそうです。
こういう電子機器を車載するときにいつも悩ましいのが電源です。
今回はSDカードがあるので、キーオフで電源ブチ切りするとせっかく記録しているデータが破損しかねません。
そこで必要となるのが、キーオフ → データ採取停止 → 未記録バッファの書き出し → 電源オフって感じの制御です。
ノートPCをシャットダウンした時に、終了処理が終わってから電源が切れるあれです。
今回は既成モジュールの寄せ集めで楽々と思ってたのに、回路図を書いてみるとこんな面倒な事に(-"-)
既成モジュールの寄せ集めが災いして、Arduinoマイコンボードは6V、GPSレシーバーは3.3V、SDカードモジュールは5Vと電圧がバラバラな上、新しく増えた電源管理用PICマイコンは3.3Vで非同期電源です。
こういう配線は本当に苦手です。
回路図は線がつながってれば良いのでまだ良いです。
でも、実際の配線では、基板上の部品配置をよくよく考えないと、部品のスペースが取れなくなったり、配線が交差してぐちゃぐちゃになったり、正解のないパズルのようです。
前回デイライトの回路を作った時も、結局4回も作り直したし、それでも動作しなくて外部の配線も何度もやり直して、一体何時間かかったことか。。。
今までは、こんな風に紙の上で配置と配線を考えて、、、
実際に配線すると、部品のサイズが間違っててダメとか、配線スペースが足りないとか、裏表間違ってたとか、本当にイライラする作業です。
もちろん、こんな面倒な作業は半自動で処理してくれる便利なソフトもあります。
これはDesignSparkというソフトで、回路図を書くと、プリント基板のレイアウトを生成して制作オーダーから必要な部品の発注まで、このソフトの中で半自動でできてしまうとっても高機能なソフトです。
高機能なだけあって、使い方は難しいです。ちゃんと勉強しないと全く使えません。
当然、私は勉強しないので全く使えません^^;
そもそも、こういうソフトは専用のプリント基板を起こすことが目的なので、汎用のユニバーサル基板では使い道がずれています。
こんなに高機能なソフトじゃなくて、もうちょっと簡単に使える素人向けのソフトもあるのですが、ソフトの作りも素人でどれもこれも非常に使いにくいです。
クルマに例えると、レーシングカーか遊園地のゴーカートしかない状態で、近所の買い物に行くのにどっちを選ぶしかないという感じです。
それで、今までは紙(徒歩相当?)で苦しんできたという流れです。
で、↑の回路図です。
多分また4~5回作り直さないとダメなんだろうな~
4~5回作り直すには1回4~5時間として20時間ぐらいかかるんだろうな~
と、暗い気持ちになっているところです。
が、よく考えるとそれだけ時間をかけるんだったら、軽自動車ぐらいの配線ソフトなら作れるんじゃないか?
そしたら、もし仮にまたなんか配線するときも楽になるし、無駄に何度もやり直すより有益なんじゃなかろうか?
なんだか、料理を作るのに鍋から作るような話ですが、そうしましょう ^^;
そして、作り始めてみると遥か昔に会得したWindowsソフトの作り方が、今や全く通用しない事が発覚(T_T)
なんだか、料理を作るために鍋を作ろうとして、鍋を作るために鍛冶屋の勉強をするような話ですが、日々苦しみながらの夜なべで20時間、なんとか動き出しました。
せっかくWindows用ソフトの作り方を勉強するので、
Windows Presentation Foundation(WFP)をベースにした
MVVM(Model-View-Viewmodel)パターンで言語はC#と多分最新の組み合わせにしてみたんだけど、なんでしょうねこの作りにくさは(-"-)
色々と高尚な考えはあるようですが、windows95の頃に比べると多分5倍は面倒です。
特に、こういう簡単なソフトを作ろうとすると、作業量/パフォーマンスは最悪ですね。
ん? これって、DesignSparkでユニバーサル基板のしょぼい配線を作るのと同じじゃないか (>_<)
Posted at 2017/05/18 02:50:52 | |
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