ぱわつよのブログ一覧

自分の車歴は置いといて、父車と並行して思い出の車を紹介して行きます。
第一弾はマークⅡ4ドアセダンです。
幼稚園の頃のクジラクラウンは記憶が定かではないので小学生時代からね。
3つ年上だっだノリヒコ君の家は夫婦で教師をやっていてはっきり言ってお金持ち。初代シビックのＧＦ（高いグレードの方）と新車で購入した2代目コロナマークⅡ2000グランデ。2600グランデもあったみたいだけど、昭和50年代初頭の秋田の田舎町では3ナンバーも珍しかった。丸目のヘッドライトとのびやかなデザイン、鮮やかなマルーンカラーがカッコ良くて電動で窓が開閉するパワーウインドなる装備に腰を抜かしていた（笑）。それ以降、高そうな車に着いているかよく覗いてみてたっけ。リアシートにあったセンターアームレストの意味もわからずにいて、1度海岸沿いの国道101号線をドライブに載せてもらった時に「なんてフカフカで肌触りがいい椅子なんだろ？」と感じていた。多分、これを機会にハイソカーなる車に興味を持ち始めたのだろう。

さて、11続いた父車もこれでネタ切れです。
ベンツを所有したままワーゲンを買って「普段気軽に乗れる車が欲しい」と国道7号線沿いの中古車屋で即決して購入したパジェロミニ。ノンターボの４ＷＤで3速ＡＴなので60㎞走行がチトきつい。という事で3台分のガレージが一杯になってしまった。田舎の「1人1台」は珍しくないものの、母は免許が無く1人で3台はそんなに無いだろう。燃費は…すこぶる良くないらしい（笑）。さすがに3台は楽じゃなかったみたいで、現在はワーゲンとパジェロミニの2台という普通のカーライフを満喫しています。
父車　完

これからは自分の思い入れのある車をネタにしようと思います。

2週間ぶりの更新です。
ネタ切れってわけじゃなくて、父車の画像を送ってもらうのに時間がかかってしまった。そうです、次の愛車はな・な・なんとビートルの１３０２Ｓ！。しかもベンツを手放さないまま、まさかの2台所有。コンクリートガレージは3台分停めるスペースがあるので（１Ｆ部分は全部）…だからと言って、1人で2台も3台もって…もっとサプライズがあるのか？？？それは父車11にて。
いやはやなんともここまでドイツ車が好きだったとはツユ知らず…でも僕の車歴にあるＢＭＷを乗って帰省した時の第一声が夫婦そろって「ブタの鼻」とか「ワラジや草履みたい」とか暴言を浴びせる（大爆笑）。同じに見えて１３０２と１３０３ではウインカーの色とかガラスの曲面とか微妙に違いがあるらしく、興味の無い自分にとってはどーでもいいこだわりがあったようだ。買って整備してレストアしてビートルだけで初年度300万円もつぎこんだらしい。この画像を送ってもらうよう連絡したら「そんなに乗り換えしてたっけ？」と平然と言ってのける父であった。

銀行では58才になっても経営陣（役員）になれなければポスト定年と言って自動的に年俸は2/3に減らされ役は無くなる。そこでヒラで留まるか、取引企業に役付き出向するか辞めるかは当人の自由。わざわざ人件費が高い年配者を受け入れるのも銀行と付き合っていくには仕方ないか…というか。そこでの父が選んだ道は製麺メーカーの総務部。一旦、かなりの退職金が先に払われるらしく次のターゲットは誰が見てもわかる車。理由は「ワーゲンの整備を通じて仲良くなったヤナセの青森店長から勧められるままに『県内で2台しか走っていない希少グレードです』」と言われて即決したベンツ300ＳＤ。Ｅクラスぐらいにしておけばいいのに田舎の金持ちはセルシオかシーマと相場がきまっているのに関係無いところが父らしい。「ヒラでも銀行にいれば乗れない」だの「銀行の金を使い込みしていると誤解される」とか「社長は560ＳＥＬだからショートボディなら構わない」とか、よく次から次へと理由が浮かんでくるもんだ。案の定、親戚からは一斉に「ヤ○ザだ」と陰口を叩かれた事は言うまでもない。
更に父車10に続く

二ツ井支店から秋田駅前支店に転勤した父。母を家を建てたばかりの青森県弘前市に置いて単身赴任をしていた。あれほど気に入っていたと思っていたジェミニが…な・な・なんと別れたはずのビートルとよりを戻していた。しかも手放していたヤツを整備工場の社長に頼んで誰にも売らないでくれと頼んでいたらしい。蜜月は3年ぐらい続いたある日、土曜の朝に国道7号線から鷹ノ巣方面への裏道に差し掛かった時に出合い頭に衝突事故を起こしてしまい、父はビートルと共に電信柱に腹面からぶつかって行ったらしく、見るも無残に真っ二つに折れたらしい…。父は病院に搬送されたものの奇跡的に背中の打撲だけで済み、身代わりとなった愛車は修復不可能という事で天国に召された。この事故の話はかなり後から聞いて、母の話によると父の悲しみは傍で見ていても気の毒なぐらい深かったらしい。ちょうどポスト定年を迎えた父は更なる暴挙に出た（大爆笑）
父車9に続く