昨年秋に発売されたMacBook Proの2016モデル(タッチバー無し)を買ってからまだ1か月経つところなのですが、もう旧型になってしまいました。
Appleが先日開催されたWWDC17にて、新型MacBook Proが発表されたからです。
https://www.apple.com/jp/apple-events/june-2017/
Apple公式サイトにあるWWDC17の映像(KEYNOTE)オープニングのBGMに、クリストファー・クロスのAll Rightが使われているのが良いですね。
あ、実は私Briskenは昔から、天使のようなハイトーンボイスに魅力を感じられたクリストファー・クロスのいちファンだったりします。
WWDC17は本来ソフトウェアを始めとした開発者に向けて、アップルが向かうべき道筋を発表するような機会なのですが、今年は異例ずくめでハードウェアの新製品がたくさん発表されました。
人工知能搭載型スピーカーや発売が噂されていた10.5インチのiPad Pro等など、目白押しだったんですが、なかでもおいらが一番驚いたのはiMac Proの発表。
最大18コアのCPUと最大128GBのメインメモリ、最大16GBのVRAM・・・
55万円からという価格設定も相まって、ハンパないというか、まさにモンスター級ですね。
また、WWDC17で発表はなかったものの、完全にディスコンと噂されていたMacBook Airも、CPUがアップデートされて販売継続。やはり価格の安さ、レガシーインターフェイスがそのまま使えるメリットが大きいからかもしれませんね。
さて、話題をMacBook Proに戻します。
おいらがこの前買ったMacBook Pro (2016)から1年待たずして、CPUをはじめとしたアップデートが今回のWWDC17で発表されてます。
これまで併売されていた2015年モデルのうち、13インチがディスコン。
そこにタッチバー無しモデルの128GB SSD版をラインナップしてきました。
外観はMacBook Pro (2016)と全く変わらないようですが、CPUが刷新されたことで20%程度、性能が向上されたようです。
巷では、こんな記事を見かけますが・・・
"MacBook Proが全面刷新、ついにKaby Lake搭載。去年買っちゃった人はどうすれば… #WWDC17"
http://www.gizmodo.jp/2017/06/apple-refreshes-the-entire-macbook-line-up.html
だからどうした?
おいらに言わせれば、”別に”って感じ。
スペック至上主義じゃないし、自分の用途に合わせた選択をしただけですからね。
おいらが先日買ったMacBook Pro (2016)の性能を簡単に記載すると、次の通り。
* CPU: Intel Core i5 2.0GHz
* メモリ: 8GB
* SSD: 256GB
* 液晶: 13.3インチRetinaディスプレイ
* キーボード: 日本語JIS・タッチバー無し
* バッテリー: 最大10時間のネットサーフィンができる
* 重量: 1.33kg
店頭販売モデルなので、Macユーザーの間では「吊るしモデル」って言われる仕様ですね。
写真と動画編集をするのでCPU性能はせめてCore i5以上は必要でしたが、必要以上にアプリを同時起動したり、Webブラウザのタブをたくさん開きっぱなしにするような使い方をおいらは嫌うので、周波数(MHz)もメモリ容量も必要以上に高くしなくても十分でした。つまり、CTOカスタマイズでCPUを変えたり、メモリ容量を増やしたりせずに済むって言うこと。
本体の軽さと大きさ、バッテリーのスタミナ性能も重視していたのですが、これは以前にブログで書いた通りでiPadの代替えを想定していたため。同じ13インチでもMacBook Air並みの重さとMacBook Airより一回り小さいボディ、iPad並みのスタミナ性能を誇るバッテリーを内蔵するなら、このMacBook Pro (2016)でも全然イケると確信してこのモデルを購入したのでした。
そして、MacBook Pro (2016)を買ってからこの1か月間、使用してみての雑感。
処理性能:
動画編集はまだやっていませんが、CPUへの負荷が大きいRAW現像を含む写真編集は何回かやっていて、読み書きが速いSSDを搭載していることも手伝って、RAW現像は思ったよりも速く処理できて実にスムーズ。
液晶画質:
Retinaディスプレイは高解像度からのスケーリング表示に対応しているから、画面上の文字表示は潰れがほとんどなくて目が疲れにくい。そのうえ、従来のRetinaディスプレイに比べて色的な表現力が高くなっているということもあって、人物写真をフルスクリーン表示させたときの髪の毛の描画も素晴らしく、1本1本精細に再現される点は流石だなぁと思いました。
インターフェイス:
USB-Cポートが2つしかない上、従来のようなUSB端子を備えていないせいか拡張性の無さに困る声が多く聞かれるけど、プリンターをはじめとした周辺機器は元々ワイヤレスを前提にしながら買い揃えてきたし、書類も写真画像もすべてクラウドストレージに入れているので、拡張性の点で困ることは実はあまりないです。
逆に、USB-CにすることでiPhoneとのACアダプターの共用化(サードパーティ製で販売されている)もできるみたいなので、そうなると出張時に持って歩くACアダプターは1個だけで済むことになるから、これはこれでたいへん助かるわけですね。
キーボード:
12インチMacBookから採用されたものの、打ちにくいと評判があまり芳しくなかったバタフライキーボードもこのMacBook Proで採用。ただし、こちらは改良型のようでキーストロークが浅いにも関わらず、かっちりとした入り具合でストレスなく打てるから個人的には好みです。
ただ、日本語JISキーボードの刻印が少々目障りだったので・・・
Amazonで購入したブラックアウトステッカーで、すべてのキーの刻印を隠してしまいました。
パスワード入力の時にちょっと不安になりそうな時があるものの、刻印がなくなったから逆にスッキリしているし、キートップがテカることで経年劣化を感じさせることもなくなるから、おいらにはかえってこれが良いですね。
バッテリーの持ち:
これはよく持ちます。毎晩2時間程度のネットサーフィンで、使用しない時は常にスリープさせる(シャットダウンしない)ような使い方であれば、2〜3日は持ちますね。
という感じで・・・総合評価。
おいらにしてみれば、このMacBook Pro (2016)は100点満点中90点といったところです。
10点引いたのはUSB-Cポートの数ぐらいなので、これを除けば非常に満足しています。
たかが、新型との性能差が20%なので残念がる理由がないから平気だし、そもそもApple製品って「ほしい!」と思った時が買い時なんですからね。
このMacBook Pro (2016)も良き相棒になりそうな、Briskenの今日のブログでした。