リアリンク系の全交換④
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
…③からの続き
次はトレーリングリンクの下側。
ここは5本のリンクの中で唯一、ボールジョイントを持たない部分です。
メンバー側もナックル側も、ボルトで固定されているだけなのですが、トー側を支えている部品なので、常に多少のテンションが掛かっており、ボルトの脱着には少々コツが要るかもしれません(片方にボルトを挿すと、もう一方の穴位置が合わない等)。
手でナックルを押したり、支えつつ位置を合わしていく感じなので、作業しながらコツを掴むしかないです。
それから…
2
…メンバー側がこのままではソケットが入りません。
写真の合いマークの付いたボルトの右上にある部品を外せば、問題は無くなると思いますが、自分は5年以上続けている、筋トレ&プロテインパワー!?を生かし、メガネレンチで緩めました(笑
使ったのは通常の14-17のメガネでしたが、ロングのストレートメガネ等があると楽かもしれません。
当然、締付時には手持ちのトルクレンチが使えませんので、締付トルクの大雑把な目安として、緩める前に合いマークをしたという感じ(同じボルトを再使用する場合)。
一応、自分自身100N・m前後というトルクは職場柄、恐らく一番取り扱ってきた管理範囲なので、手感で大体は良い感じにもっていけますが、緩みに関して今後しばらくは、定期的に見ていこうと思います。
※締付時にロングメガネで力加減を考えずに行うと、オーバートルクとなる恐れがあるので注意が必要。
3
ラストはコイツ(ラテラルリンク)。
手前のボールジョイントは③の整備手帳に紹介した19ミリパターンの工具でいけますし、メンバー側も周囲に邪魔になる部品も無く、一番楽に作業できました。
ちなみに、ここだけメンバー側のカムボルトとナットの二面幅が19ミリになっています。
また再々言いますが、アライメントをすぐに調整しない場合は、ザックリ編で紹介したように、緩める前にカムボルト側の目盛にマーキングしておくと良いです。
4
で、これは自分事ですが、後期から追加になったデフのエアガイドプレートを、前期に自分と同じ方法で取り付けしている場合は、写真のようにカムボルトを抜き取る際に少々邪魔になります。
ガイドプレート自体が樹脂製で柔軟性があるので、ボルトが抜けないという事はありませんが、一応参考までに書いておこうと思います<(_ _*)>
※ガイドプレート取付時の方法については、整備手帳『デフを冷やせぇ!』を参照して下さい。
5
そんな感じで、1本ずつ地道に作業を続ける事LRで合計4~5時間、時間は掛かりましたが完成しました。
センサー類を外していた場合、外した部品の戻し忘れが無いかもチェック!
この達成感は気持ち良いです(笑
全ての箇所が現在の車高で1G締付になったからか、交換前と後で車高が5mmほど下がりました。
L側…
6
…そしてR側。
で、言い忘れてましたが、1G締付時の注意点として…
ブッシュのある箇所は1Gを再現してから本締めを行いますが、ジャッキを使って再現する過程の中で、ブッシュの入った箇所は仮締め状態のまま負荷が掛かっていく事になります。
この仮締めが浅いと途中でボルトがネジ山から脱落したり、ネジ山が潰れたり等、様々な事態が想定されます。
なので、仮締めは深めに行った方が無難かも。
※自分は着座寸前まで仮締め
7
ボールジョイントの動きが渋くなってしまったコントロールリンクは、とりあえず家にあった純正に交換。
フロントもこれに合わせて純正に戻しました。
以前にブーツ破れを発見して、写真の純正新品を買って交換したのですが、その後すぐにエクゼのリンクに交換したので、何気にコイツは新品同様なのです(笑
そのうち何か良い物があれば、また交換ですね。
8
とにかく、10年間お疲れ様でした!
このリンク達はブーツ外しの練習パーツにしてその後、アレを納車する時??にDにまとめて処分をお願いしたいと思います<(_ _*)>
外観からは見えないリフレッシュですが、走りに使っている車なので、大満足!
…で、次はプーラーの仕様等を少し紹介します。
って事で、⑤に続く…
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