ワタシがWRCに興味を持ち始めたとき、プジョーが反則技のように感じられたミドエンジン4WDを繰り出して、アウディの全盛期は終わりを告げようとしていました。
ミシェル・ムートンがあれほど活躍していた時代がリアルタイムだったのは幸運でした。
それ以後、女性ラリードライバーで匹敵する人は出ていないでしょう。
最近のF1女性ドライバーの騒動?とかムートンぐらい走ってから言えば?みたいな感じです。
現代のアウディの挑戦においては、女性エンジニアとして有名なリーナ・ゲイドがいます。
イメージ戦略では他の追随を許さないアウディらしさを感じます。
ただ、女性チームとしてではなく、戦えるチームを演出しないとカッコ良さは生まれないですね。
内容でも触れられていますが、4人のエースである、ハンヌ・ミッコラ、スティグ・ブロンクビスト、ミシェル・ムートン、バルター・ロールを擁していたアウディは凄かった。
更に、当時のライバルであるプジョーにはサロネン、バタネンが在籍していたし、ランチアにはトイボネン、アレンなど本当にキラ星のごとくと言った形容が相応しい時代が90年代まで続きます。
ここ10年くらいのWRCに魅力が不足しているとしたら、勝てるドライバーが数人しか居ないことでしょう。
アウディのラリーカーが日本で見られることは少なくって、少し前にS1がどっかの地下駐車場で走った記事を読んだ記憶があるくらい。
この写真は87年の東京モーターショー。
本書にも掲載されている、ミッコラのWRC最後の勝利を飾った200クワトロ。
ついでなのでこちらも
戦前アルファのライバルであったアウトウニオンのV型16気筒は日本で見ることが出来たときがありました。
クルマ的には凄いですが、イメージ的には良くないですね。
Posted at 2015/07/14 00:42:35 | |
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