ある日の修理

ある日、友人より、スマートカブリオのエンジンがかからないと連絡があったので修理することになりました。

とりあえず、支度をして現地に向かったわけですが・・・
現地に着いて唖然
症状が安定しておらず、いろんな症状が混在しているため、なかなか原因が絞れない・・・

まずはブースターケーブルをつないで症状を確認

１、リモコンが反応しない（時々反応する）
２、エンジンをかけようとするとキーマークが点滅してスターターが回らない
３、キーをスターターＯＮ状態で窓・ウィンカーなどを操作すると液晶が消え、その後表示が点滅する

などなど・・・
どうやってもエンジンがかからない(；´Д｀)

というわけで、配線図とニラメッコすること１時間（休憩含む）

ここらあたりを中心に調べてみる・・・

症状から電源系統の異常という推測なわけだけど

フューズが小っちゃい・・・

いや　「チャイチィー」

なので、作業がやり難い！！
せっかくなので、全てのフューズを点検

ちなみに、フューズを点検する際は抜き差しすることで、接触抵抗が変わり、症状が直ってしまう、または症状が変わってしまうなんてこともあるので、このように症状が不安定な状態の不具合でフューズの点検をする際は、フューズを抜かずに点検しましょう！

さて、原因となるフューズがわかってもすぐに抜かず、裏面や側面　見えるところは一通り見ておきましょう！

んで、特に異常がなければ、フューズを取り外して確認
新しいフューズを差し込んで症状の変化を確認します。

結果
フューズホルダーのフューズ取り付け部の接触不良

フューズは溶断しておらず、通電はしているが抵抗による電圧降下にて１２ｖ→６ｖ前後まで低下、結果　症状が安定しない不具合が発生していた

フューズをよぉ～く見てみると、フューズホルダーに差し込むところが黒くなり焼けてます

おそらくこの部分になんらかの形で電気的な抵抗が生じ、
発熱　→　接点の焼け　→　接触不良となったんでしょう

とりあえず、ここまでやったところでエンジンはかかるようになったため、今回の修理はここまで～♪

ちなみに、画像がクルマのどこの位置か判る人はかなりのスマート馬鹿ですね　(´曲｀)