報告が遅くなりましたが8月31日の日曜日、その前の週に引き続き災害復旧支援に行ってきました。
今回はあまり報道されてない地域へいきました。
八木地区や緑井地区に比べてら規模は小さいかもしれませんが、被災されたことに違いはありません。
で、安佐北区大林地区で全力で仕事をすることにしました。
いくらボランティアといえど、やるからには本気で全力です。装備も機械もトラックもそして身なりも完全仕事モードで臨みます。
まずは31日のボランティアの下見を兼ねて27日に現地へボランティアに行きました。
耳かきを積んで出発です。
道路は通行できるように土砂撤去はされてるものの民家の土砂撤去はほぼ手つかずでした。
耳かきで早速、
作業開始です。
地元女子高の先生と生徒さんがボランティアで土砂搬出してましたので、そこのお手伝いをしました。
その次の日もここへ出向いてここの町内会長さんと打ち合わせしました。
すると、
水路の土砂の撤去をしてもらえないかってことで、
現場を見にいきました。これ以外にも土砂搬出してほしい場所を聞いて段取りを考えます。
そして糸目姐さんと打ち合わせをして、ダンプ集め開始です。
復興への想いをもってくれて集まってくれるダンプは何台いてくれるだろうか…
そんな中、僕の友達でる三重県は志摩にある「
山紀建設」さんがわざわざ三重から来てくれるという…
おぉ!!これは百人力!!ってことで、山紀さんに写真を送り、打ち合わせをして機械の機材の選定をあらかじめ行いました。この打ち合わせにより、日曜日のこの水路土砂の撤去は11時30分には終わるだろうという確信が持てました♪
そして僕はまたまた金曜日にも現地に出向いて現場状況を見て…
事務所に戻り、
一番↑の「災害復旧支援車両」のマグネットを製作し、
当日は県外からたくさんのダンプが来る予定なんで地図も作成しました。
土曜日は糸目姐さんが廣島入りするんで、駅まで迎えに行き、とりあえず湯来の会社まで戻りました。
糸目姐さんにダンプを貸して、糸目姐さんはさらに被災地のリサーチをします。
これだけ準備をしておけば、地元の方々にも迷惑かけることもなく思いっきり活動できます。
やるからには本気で全力です。
さあ、8月31日当日…
指定した場所に朝6時30分に集合です。
どんどん集結してきます。仲間たちが!!
1、2、3、4、5…
なんと!!
13台のダンプと4台の重機、人力で手伝ってくれる人も含めて16人!!が集結しました。
三重県、京都、兵庫、香川、岡山、山口からわざわざ来てくれたんですよ。
感動しましたよ。
鳥肌たちましたよ。
泣きそうであり、うれしかったです。
もうね、1800馬力くらいありますよ。これは。
この人数とトラックの台数は事前に段取りしてないとスムーズに作業できません。
みんなが集まったら朝礼です。
バックホウオペは僕と山紀建設さんです。
事前に二人で打ち合わせてた通り、山紀建設さんが水路を担当です。僕は別の場所の庭の土砂を撤去に回ります。
ここに集まった仲間たち、いつも一緒に遊ぶ人もいれば、初めて会う人もいます。
でもみんなの想いは一つなので何事もスムーズです。
ここで仲間の一人でナシ農園やりながら林業を営む「河田林業」さんからナシ差し入れをみんなで分けたり、今回中心になって動いてくれた一人の「中道自動車」からお弁当の差し入れがあったりとうれしい思いもしつつ…
7時、皆現場へ出発です。
走り出したら止まらないダンプ軍団出撃!!
さあ、働こう!!被災された方々の負担を減らすために!!
山紀建設班は3種類の重機を使いこなし、そしてクレーンを使って土砂を搬出します。
さすが山紀建設!!卓越した重機技術と段取りで予定より早い11時に水路土砂撤去完了!!
そのころ僕の班は…
この大量の土砂は3tのミニユンボ1台で搬出です。
4tダンプ3台、2tダンプが5台がもの凄い勢いで回るんです。僕はユンボに乗ってて目が回るほど…
ダンプの回転が当初の想定より数倍速い!!土砂を集める余裕がありません。
しかも昼飯抜きでみんな走るもんだから大変です。
この現場は2時過ぎに終了。
キレイになりました。
その頃山紀建設班はさらに別の被災地で土砂撤去してます。
初めて会う人や、当然普段土木をやってない人達もいる初めての軍団なのに、なんなのこの阿吽の呼吸は!!
心地イイくらい、気持ちのイイくらいスムーズに仕事が進むんです。
みんなが動くんです。
みんなが集結して団結したらパワーが凄い!!
ダンプはユンボを暇にさせまいと必死で走り、
ユンボはダンプを休憩させまいと必死で積み込みました。
休憩せずとも誰も文句言いません。
ダンプが汚れようが、
着てる服が汚れようが、
みんな必死でした。
まだまだ終わらない復旧と復興…
しかし、間違いなく僕らの頑張ったことは復旧復興への力になれたと信じてます。
一人ひとりが何とかしてやるんだ!!っていう強い気持ちを持って臨みました。
こんな大きな力の一員になれたことに感謝するとともに誇りに思います。
このボランティア活動で一生の宝物の一つを手に入れました。
ちいさな一つのエンジンもこれだけ集まれば1800馬力!!(たぶん)
被災された方々を思うとまだまだ心は痛いですが、強い気持ちを持ってこれからも出来る限りの活動をしていきたいです。
それにしてもこの人数とこの台数での阿吽の呼吸の作業は見事だったなぁ…
当日の出来事を思い出すと、今でも涙がでそうになります。
Posted at 2014/09/08 14:09:17 | |
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