※写真は本文には関係ないのですが、以前「これはキレイな色だな」と思ったCOOPER Sの写真で代用します
最近どうも他サイト引用ブログになりつつありますが、WebCGでクラブバンの短評が掲載されていたので、ここでもう一回「なんでミニにしたんだっけ?」を振り返ってみる気分になりましたのでレポートします。
●URL
http://www.webcg.net/articles/-/28938
《抜粋要約》--------------------------------------------------------------------------------------
クラブマンは3つのグレード展開、クラブバンは「クーパー」のワングレード。122psの1.6リッターNAエンジンに、6ATの組み合わせ。
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となれば、拙車と同じ設定ということで、乗り味について自動車メディアがどのように表現するか気になってくる。
《抜粋要約》--------------------------------------------------------------------------------------
①乗りにくさを感じることは一切ないが、十分な速さがある
②乗り心地もハッチバックに比べてやや落ち着いているように感じる。延長されたホイールベースの恩恵かもしれない。俊敏性を保っている。
③加速時には意外なほど勇ましいエンジン音が車内を席巻する。気持ちのいい音だから、まったく不快ではない
④クーペのようにクルマと人がひとかたまりになって疾走する感覚はない。あくまで実用的なクルマとしての機能を押さえた上でスポーティーさも味わえるという、オールマイティーな仕立て
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クラブマンに乗り始めて8か月ほど(現在2,300kmくらい)でようやくのワタシなりの細腕感想記のようなことになってしまいますが、記します(吟じます)。
クーパーは一本出しのシンプルなマフラーですが、確かに意外なほど排気音は勇ましい。個人的には(松任谷先生風)もっと音に刺激があってもいいかなとも思うが、二本出しのアキュレーを導入すれば「BMWな印象になって、よさそう!」ではありますが、純正マフラーを切断する必要があるようでやや二の足を踏んでいます(COOPERのマフラーはラインナップが少ないです、アクラボビッチなんか名前からしてGOODですが、COOPER S用しかありません)。
エンジン音は勇ましいというかうるさい。あえて車内に音が入るようにしているように思う。アナログなテイストを演出するためではないか。古式ゆかしいOLD MINIへの賛辞、オマージュに違いない。
そこを粋に感じたワタシは、ついついアクセルペダルを多めに踏み込んでしまう。そのお蔭か思ったほど燃費はよくなく、直近のメーター表記で8.4km/l。ただしワタシの場合、大した遠出もないので、現状そんなには気にしていない。慣らし運転が終わって、ちょっと回してみたくなって、と自分で自分に言い訳しておきます。
ただし、燃費がまったく気にならないかというとそんなこともなくて、今後消費税増税でもろもろの商品が高くなる、その中にガソリンも含まれているのでは、などと思い巡らし始めるとディーゼルは実に魅力的です。それだけでなく実用的な回転域においてトルクフルだというのもワタシの好みのような気もします。
とはいえクラブマンも当方には充分トルクフルで、エリーゼのローバーエンジンほどではないですが、得意域というか旨味というかパワーバンドは普段使う中低速にあると感じる。
一度、クーペを試乗した折に、塊感はあまり感じなかったのですが、コーナーでノーズがくいくい入っていくことには多少驚きを覚えた記憶があります。それに比べるとクラブマンはクーペほどの回頭性はもちろんありません。とはいえ、ホイールベースをハッチバックに比して伸ばしているメリットとして、日頃クルマの運転をしない女性(家人)などでも安心してコーナリング(というほどのコーナーワークではないにせよ)を果たすことができる(まあFFだもの)。高速道路でも不安を感じることはないようで、直進性も問題なし(17インチなのも拙車だと功を奏しているかも)。
雨の日にウェットの路面で一度くらいか、マンホールの上に乗って危険の兆しがありましたが、せいぜいそれくらいなもの。また晴れの日、ドライの路面で発進時に思いのたけをぶつけるように全力でアクセルを踏むと、トルクステアが発生する。COOPER S、JCWとグレードを上げていくと馬力が増える訳ですから、やんちゃな挙動も現れて来るのではないかと想像します。
WebCGのレポートでもっとも共感するのは、「あくまで実用的なクルマとしての機能を押さえた上でスポーティーさも味わえるという、オールマイティーな仕立て」というくだりです。
前車のホンダ・フィットはたいへん実用的でしたが、ワタシにとってはスポーティーさが欠けていました。ミニはスモールパッケージですからその小さきことで、狭い道に駐停車する時も、スーパーなどの駐車場で両側に停車された状況でも、気遣い無用で便利です。どうにもこうにも高級である、というほどではないものの、プレミアム性というのを何となく内外装に感じるし、ワタシのなかでは実用度、スポーティーさ、品質、パッケージ、変わり者度、ストーリー性など、当方が勝手に設定する各項目で高い得点があったからミニクラブマンの道へと入ったんでした。
ということで優等生的な内容で冗長になってしまいましたが、必死さを携えながら気になる次の車群への欲求を抑えるためだったりして(笑)そのためになんでミニにしたのか整理して思い返してみたりして(再笑)BMWのディーゼルも、イヴォークも実に魅力がありますが、しかしどうにもいわゆる諸費用というか新車購入時にかかる税金の額を考えると、乗り換え意欲は急速に萎えますね。
非常に子供じみたことをいえば、税金が高過ぎるゆえ、お国に寄付をするために車乗り換えたい訳じゃないのよねと思ってしまいます。税金が安ければもう少しポンポコ乗り換えもできるはず、と。政府の財源なんてことは全く気にもせず勝手を云っておりますが、消費税を8%に上げる際に自動車取得税と自動車重量税は廃止する方向らしいとなって、すると国の財政は好転するのかしないのか、おいどっちなんだい、と”きんにくん”に聞いてみたくなりますね。