リモコンドアロック(その1)

最近車では当たり前の装備となっているキーレスエントリーシステム。
しかしR32の時代はリモコンドアロックさえまだ一般的ではなかった。
あるにはあったのだが、当時は無線式ではなく赤外線式で、ほぼドアにくっ付いてリモコンキーを押さないと反応しませんでした。
実は私の愛車にもオプションとしてつけていたのですが、直ぐに故障して20年以上放置していました。

どうにかしようかと思い立ち(遅すぎる)日産で赤外線式ドアロックがどうなっているのか調べて貰ったら、メインユニットとアクチュエーターが完全にご臨終になっていましたので取り外しました。
という事は、言い換えれば、これと同じ様なパーツを用意して、同じ様な配線をすれば、リモコンドアロック化できるはず…

・メインユニット(リモコン2つ付属)…2800円
・日産純正ドアロックアクチュエーター(80552-61U11)…13608円

一般的にロッドを強引に押し引きするタイプの汎用アクチュエーターならば500円で入手できますが、耐久性と作動音の事を考え、値が張りますが純正にしました。流用が出来る事で有名なY32用のアクチュエーターです。

ワイヤレスシステム的にはこういう感じになるわけです。
赤外線のシステムと全く同じですね。
但し、今回はドア内に設置するのはアクチュエーターのみにします。そこから車内まで配線を伸ばしてメインユニットは車内に設置する予定です。
その方が後々メンテがしやすいためです。

この作業で私自身が一番時間をかけたのはここ。
ドアから車内へ配線を通すところです。
別で穴をあけたりもせず、単独で配線を車内まで引いたりもせず、その他の配線類と一緒にまとめて防水処理。
見た目も防水も完璧。

どうせリモコンドアロックにするならばと純正のようにアンサーバック(ハザード)機能を持たせるために、ウインカー配線に割り込ませる。

同じく、純正のようにアンサーバック(ブザー)機能を持たせるため、ブザーを取り付ける。
最近の日産車のアンサーバックブザーはGT-Rもキューブもリーフも同じなので、現在入手できてR32に取り付けやすい取り付け金具がついているものをディーラーで聞いて注文。
日産純正25640-1FA7E　3445円
Z用のブザーですね。

ドアアクチュエーターからの配線
ウインカーからの配線
ブザーからの配線をアクセル付近まで持ってきて、アクセル右側の内張りパネルをはずしここにメインユニットを設置して接続。
あとは車両アースと常時電源に繋いで終了。
内張りを元通りに戻せば、ユニットは全く見えなくなります。