ラジコンヘリに嵌って早1ヶ月。
室内では小型機を飛ばし、野外では中型機を飛ばし、
たまに墜落→修理な日々。
しかし、操縦にも慣れるとトイラジでは物足りなくなってくるのも事実。
じゃあ、次は?と色々検討していました。
今、野外で飛ばしているWltoys V912は「野外も飛ばせる」トイラジで、操縦も簡単で丈夫。
その簡単丈夫なV912でさえ、墜落修理をしている状態なのを冷静に考えると、マジもんのヘリだったら・・・。
普通に飛ばせるようになるまでに、心折れるか財布が寒くなるのは必至(・・;)
「ワンミスで墜落大破→数万円ぶっ飛び~・・・みたいなピリピリとした緊張感が、飛行モノの醍醐味だろ!」
と言われればそれまでですが・・・。
そうじゃなくて、もっとこう・・・楽に(ヌルく)お空のお散歩を楽しみたいわけですww
理想としては、「Neo FALCON4」並みの操縦安定性に、野外の風に負けない機動性があり、
尚且つ操縦者の腕を補う電子制御付きで、おまけにワンセット何十万とかしない価格設定なヤツ。
・・・・我がまま言い放題ですww
しかし!その我がままに答えてくれる、幻の機体をついに発見!
それがコレ!
GPSを駆使した安定性が売りのマルチローター機。
その名も、DJI製PHANTOM (幻)!
・・・・ヘリじゃないじゃん、と言われそうですが、その通り。ヘリからは逃げました ( ̄ー ̄;
ぶっちゃけ、飛べばいいんですwww
と言うか、YouTubeに上がっているコレの空撮動画を見て、思わずポチってしまったワケです。
・・・・YouTubeいい仕事してんなぁ。やられましたわ・・・。
とにかく、買っちまったものは仕方ない。飛べるようにしましょう!
と言うわけで、PHANTOM導入編です。
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本来PHANTOMは、プロポもセットのRTF(Ready To Fly)モデル。
電池をいれたら「ハイ、飛んだ!」なものです。
が、今回色々なセッティングや後々の拡張性(と、カッコ良さ)のために、プロポを入れ替えます。
ちなみに、購入したSEKIDOさんとこで、プロポ積込設定済みのキットも売っていますが、
「後々起こるであろうトラブルを自分で解決するためには、仕組みを知っておくべき!」
との考えから、自力でやってみます。(注:SKIDOさんのマニュアルは有り)
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まずはプロポの設定。
機種はフタバ製T8J。8CHモデルでショップ選定品。
昔から「飛行機やヘリのスイッチがいっぱい付いたプロポかっこいい~~」と思っていました。
これで心置きなく「カチカチ」切り替えできますww
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とりあえず、プロポのディスプレイ上で色々と設定
よく分からないまま、マニュアルやYouTubeで見つけた外人さんの設定動画の言うがままの数値に設定します。
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次は、PHANTOM本体へT8J受信機の取り付け。
「S.BUS」という、ワンコネクターで全信号をやり取りする便利機能付きなので、それをノーマル受信機からT8Jの受信機に差し替えるだけ。
後は、適当な場所に両面で貼り付けて完了です。
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ここからは、PHANTOMとPCをUSBで接続して、PC内での設定や確認です。
専用ソフトとドライバはSEKIDOさんのHPから落としてきます。
まずは、各スティックのキャリブレーションとコントロールモードの切り替え設定。
コントロールモードは3種類。
① GPSモード ・ ・ ・ ・ ・ GPSを使って高度、位置を自動調整のVery Easyモード(私用)
② Attiモード ・ ・ ・ ・ ・ 高度のみ自動調整のNormalモード。
③ マニュアルモード ・ ・ ・ 自動制御なしの鬼Hardモード。
スイッチ操作で上手く切り替え出来ているか確認できます。
通常は「GPS」・「Atti」と、もう一つは「マニュアル」か「フェイルセーフ」のどちらかしか選べませんが、
YouTubeで見つけた外人さんの「マル秘設定」によって、全モードに切替可能に!
Thank you, Mr.ThatHPI GUY !
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次はフェイルセーフの設定
フェイルセーフは、電波が届かなくなったり、機体が見えなくなったりといった緊急事態時にどうするか?の設定。
Landing ・ ・ ・ ・ その場に着陸。
GHL ・ ・ ・ ・ ・ 「Go-Home and Landing」で、Homeまでオートパイロットで戻って着陸。
Homeは機体に電源を入れた場所になります。
恐るべしPHANTOM君、トラブル時には自分で帰ってきます。
帰巣性能は猫以上か?
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IOC(intelligent Orientation Control)の設定。
通常はOFFで、使えなくなっています。
このIOCがよく分からないんですが、機体がどこを向いてても、設定された地点(方向)を基準に操作が出来ると言う物でしょうか。
遠くまで飛ばすと機体がどちらを向いているか分からなくなり、戻すのが難しくなる時があります。
その時、このモードを使えば、機体の向きに関係なく、こちらに向かって寄せることができるのでしょう。
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バッテリーアラート設定
飛行機なので、こちらまで帰るだけのバッテリーがなくなると致命的です。
設定した残量になると、警告LEDが点滅します。
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行動範囲の設定
設定した高度や距離以上に離れないようになります。
慣れないうちは、あまり遠くまで行かないようにしておきましょう。
以上でPCでの設定完了です。
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最後に、もう一度プロポの設定。
飛行機用プロポにはMODE1~4まであります。
国内用は基本的にMODE1で、右スティックでスロットル・エルロン、左でエレベーター・ラダーを操作します。
しかし、私が今まで使ってきたのはMODE2か4で、左スロットル操作。
国際的にはMODE2が基本らしく、一番最初に買った海外製のNEO FALCONに慣れてしまっているため、
右スロは違和感ありまくり。
と、言うわけでMODE変更にチャレンジ。
ソフト的な変更はディスプレイ上で出来ますが、物理的変更は内部の部品移動が必要そう。
フタバの取り説には「内部のMODE変更は、弊社サービスにて・・・(有料)」と、悲しい記載。
「とりあえず、やるしかない!」と、プロポを開けます。
内部の動きを観察した結果、スティックを中立保持するためのスプリング機構と、フリーのスティックにクリック感を出すラチェットを左右入れ替えて無事成功。
これで、すべての設定が終了です。
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念のため購入した、初心者の友「プロペラガード」も装着して、いざ出陣!
風が強くて初飛行には不安がありますが、PHANTOMの性能を信じてフライトです。
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飛行する姿は、若干U.F.Oチックではありますが、強風でもGPSモードのおかげで安定したホバリングを見せ電子制御の素晴らしさを見せ付けてくれます (^_^)
少し離れたところから、GHLを試しましたが、無事Go-Home。
呼んでも戻ってこない、うちの犬と比べると賢すぎますww
いやぁ、えらい、えらい(^_^)
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勢いで買ってしまったPHANTOMですが、良い遊び道具が増えました。
次はGoPro買って、空撮したいなぁ・・・。