ノートe-POWERを発売早々に自宅近所の日産ディーラーのショールームで試乗して以来、ワンペダルで加減速はおろか、停止まで可能な独特のドライビング・スタイルを体験して以来、これはレンタカーが有ったら何としてでも落ち着いて運転して見たいと思って居ました。
すると日産レンタカーが『NOTEe-POWER』新登場キャンペーンと銘打ってお値打ち価格のレンタカー料金を2月末までの期間限定設定してくれたので、さっそく12時間ほど、体感試乗して見ました。
丁度使用していた財布をリニューアルしたのと、当日がカミさんの誕生日だったので、金運祈願の為に鎌倉の銭洗弁財天へお参りに行き、海辺の景色が綺麗なイタリアンレストランで食事して、夫婦水入らずで三浦半島方面を一回りドライブして来ました。
一つ訂正があります。
ECOモードに設定するとワンペダル・ドライビングが可能となるノートe-POWERですが、てっきりイグニッションSWをOFFにするとノーマルモードに戻ると思い込んでいましたが、それは思い違いで、走行モードは一々モードSWを押し直さないと切り替えされないのがそもそもの仕様でした。
後は各モードの特性と適した走行シーンは以下の通りでした。
(ECOモード)
60km/h以下で加減速する走行が主体となる市街地走行。特に渋滞路はワンペダルでドライビング出来るとペダルを踏み替える必要が無いのでとても楽チンです。また、当日は1月末にも関わらず気温が上がってヒーターもエアコンも使用しなくて済む陽気だったせいもありそうですが、ど渋滞となった横浜横須賀道路でもモーター走行が主体で、たまにバッテリーを充電するのにエンジンが掛かるくらいでしたので、渋滞路の方が燃費が良くなったぐらいでした。
(ノーマルモード)
空いていてアベレージスピードが60km/hを超過する様な幹線道路や、空いていてスムーズに走行可能な高速道路だと、ECOモードのままでは後続車に煽られ気味になり、加速力が物足らなく感じますので、ノーマルモードの方が走り易いです。
(Sモード)
小気味良く加速し、なおかつワンペダルでドライビング出来るのがSモードです。多分傾斜のある坂道や、アベレージスピードが高めになる広めなワインディングロードを走行するのに向いていそうです。
わたくしが流石はe-POWER!と思うことは以下の通りです。
(20km/Lの好燃費は楽勝)
ど渋滞でも、アベレージスピードが高めになる幹線道路や高速道路を多少お行儀悪く加減速させても、楽勝で20km/L超の好燃費が期待可能なことです。
(e-POWERは超静か)
時々バッテリーを充電する為にエンジンが回転しても、遮音材がしっかり設置されているのか、余り気にならないです。また、よほど効率良く充電させているのか、バッテリーで走行する率が結構高くて静粛性の高さには感動するくらいでした。
(e-POWERは加速具合が超滑らか)
好燃費を安定的に叩き出す為と、安全性を高めることを狙い、急加速し過ぎて暴走しない為の設定でしょうが、タイヤがゴロンと一回りするくらいまでは加速度を緩めに抑えてその後に加速度を高めているのか、アクセルペダルを深く踏み込んでも出足が滑らかなのに、シグナルグランプリで先頭を切って走行してもとても滑らかに加速することが可能です。
(NOTE e-POWER Xは乗り心地が超滑らか)
メーカーオプションの15インチアルミホイール装着車ではなく、標準のスチールホイールに185/70R14と言う大人しいプロファイルのせいもあるかも知れないですが、路面に凹凸が有っても伝わってくるショックには鋭角な感触はほとんど感じられず、タイヤの踏面が硬めなエコタイヤ全盛の今時ではこのベーシッククラスの車種では未経験な乗り心地の良さでした。
(NOTEは室内や荷室が広い)
これは、e-POWERではなくて、ベースとなったNOTE自体、ホイールベース2600mm、全長4100mmと現在使用しているGE8型フィットよりもどちらも長めの為か、身長177cmでも、胴長短足気味のわたくしがポジションを合わせるとリヤシートのレッグスペースが広大に確保されました。
荷室にはロードノイズが控え目になる目隠しのカバーも設置されていませんが、荷室の写真を撮るときに初めてその事に気付くくらい不快なロードノイズは気になりませんでした。また荷室が広大だと、ドラミングノイズが発生する物ですが、その懸念は無用です。
ステアリングホイールは革巻きではない一般的なウレタン製ですが、下端部が平坦な形状のD型のステアリングホイールです。
人気があるのは革巻きでしょうが、心置き無く好みのステアリングホイールカバーでカスタマイズしたいわたくしとしては、ウレタン製に1票入れたいです。
レンタカーの精算書によると、借り出した間の総走行距離は132kmでしたが、現車のOBD2故障診断コネクタにBluetooth発信機を設置し、iOSアプリDashCommandでは、途中アプリを起動しなかった時も有ったので、燃費計測出来た73.7km走行距離では、以下の通り、4.4L/100km=22.7km/Lと言う望外な好燃費となりました。
(結論)
高速道路の巡行スピードは高くても、日本国内ではせいぜい120km/h程度なので、その範囲内では20km/Lの好燃費が安定して期待出来て必要にして十分な性能を発揮してくれる日産自動車のNOTE e-POWERは日本国内では適応性が非常に高く、間違い無いとてもお勧めの選択肢だと思いました。
こんな凄いクルマが200万円弱の超お値打ち価格で購入出来る日本人は、とても幸せだとわたくしは思います。
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2017/01/30 00:17:49