青柳の泥にしだるる潮干かな

年寄りがいつも天気や季節の話をするのに食傷して生きてきた。手紙もそうだ。時候の挨拶、家族への気配り・・・

やがて消えゆく文化だろう。朝鮮では、最近まで日本より前時代的な形式に価値を見出す考えが強かった。手紙を書くとき、用件は手紙の1/3でなければならなかった。あとは虚飾だ。

朝鮮文学を学びながらもアホじゃなかろうかと思っていた。

それが年をとると、人は少しエキセントリックな立ち位置のほうがかえってコミニュケーションを図ることができるのだとわかってきた。用件だけを論理的に並べた外人からのメールは寂しい限りだ。

人の馬鹿は心配しない。水をほしがらない馬を水場に連れて行っても無駄であるばかりか噛まれたりする。


大潮の時を読んでいる。ということは青柳だから春だ。世界を縛っていた寒さの糸がほどけていくのを実感できる。




道具をそろえ。


FIATのフロントの吹き出しが共振してビーイー鳴っていた。余計な仕事だしほったらかしにしてもそのうち耳が慣れて問題なくなったりする。だが僕は嫌だ。

音はしつこい。クルマの中は音が反射するので原因はわからないことが多い。みんカラの先輩からいろんな方法を教えてもらった。今回ばかりは自分で直そうと思った。COPENの修理も待っている。

傷を入れないようにゴム板とマイナスドライバーでこじったらポンと外れた。


ちゃんと金属で受けている(メス側キャッチ）。共振したら何もならんが。走りに関係ないところの簡略化は想像以上だ。オス側に青いテープを張ってみた。大正解だ。明日こそCOPENオーディオ修理。