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モータージャーナリスト 町山絢香のブログ一覧

2013年04月12日 イイね!

【選ぶならどっち?・第66号】 能ある鷹は爪を隠す・・・

VS



 ランドローバー レンジローバー V8縦5.0SC オートバイオグラフィー 8速AT AWD (1670.0) 4.94(2520kg/510馬力)


 3代目でBMW資本になって以降のレンジローバーを、電子制御装備が増えたことを揶揄して「電子レンジ」と称することが某CCV誌で多々あったのですが、更に高級化・大型化しながらもオールアルミボディで軽量化(それでも車重2.5t強!)した新型4代目と接して思ったのは、大パワー・大トルク・重い車重を見事に手なづけた仕上げである、ということです。

 それは、決してランクル勢のようにアクセル踏み始めで不意に乱暴に加速することもなく、ランクルよりも更に重い車重ながらエアサスを使って、高い剛性感に基づいたボディ・サスペンションを基本に、プレステージカーの名に恥じないしなやかさを持って躾けられているのです。

 プレステージカーの名に恥じないのはパワートレインのみに留まらず、前後全席において見た目だけではなく、実際の座り心地まで贅沢な居住空間に仕上げているのは、ここでもランクルが及ばないところです・・・。

 それにしても、V8・5Lスーパーチャージド510馬力で車重2.5tオーバーですよ!

 通常だったら、ブレーキング時に制動力が弱くて・・・があってもいいはず(Q7には、その傾向があった・・・。)なのに、街乗りにおいても普通のクルマのように制動できる・・・。(ポルシェ911のような制動力が・・・という話ではないですが・・・。)

 PSだって、伝統の油圧式のままで、低燃費と高効率に貢献するけれどもフィーリングが不自然になりがちな電動PSは採用せず。

 ただ、唯一車重の重さを実感するのが発進時の加速時のみ。

 それすらも、悪戯にドライバーにアクセルを踏ませようとする演出されたスポーティーさが強調されていないため、500馬力オーバーのモンスターでありながら、その獰猛さをアクセル全開時以外では感じさせることのないジェントルさを醸し出しているため、先の車重の重さ故の発進時の鈍ささえ弱点とはならない程のまとまり具合なのです。

 これならば、1670万円を投じて、惜しみなくプレステージカーの世界を味わえる、そう確信した1台でした。


 試しに、某番組じゃないけど、スズキかダイハツのディーラーに置いて、「新車価格1670万円の新型レンジローバーは売れるのか?」試して見ません?^^;



 ボルボ XC60 直6横3.0T T6 AWD Rデザイン 6速AT AWD (679.0) 6.35(1930kg/304馬力)


 レンジローバーが相手だと格落ちでは・・・と思われそうなXC60ですが、これも相当にいい感じでした。^^

 もしも、走る道がオンロード中心で街乗りがメインだとするならば、車重2tを切る軽量ボディ?のXC60で十分ではないか?いや、むしろXC60の方が受ける恩恵が多いのでは?とすら思うのです。

 XC60の中でも燃費性能面で不利な直6・3Lターボに4駆との組み合わせですが、今や世界的に見て直列6気筒エンジンを積んでいるのは、BMWとボルボだけ・・・。

 それだけに、燃費や効率だけでは語りきれない官能的な魅力が、直6のエンジンフィールという形で現れているのです。

 そして、何よりもボルボのRが頼もしいのは、人に優しいRである、ということ。

 Rデザインと称して固められた脚にインチアップされたタイヤホイールと組み合わせても、ボルボらしい安心感を損なうことなく、ノーマル仕様と比べると明らかに引き締まった乗り味に仕上がっているのです。

 今回は試乗コースの関係で、中高速域でのコーナリングを試すには至らなかったで確認は取れませんでしたが、V60で同じく3LターボのRデザインに乗った時に、フロントヘビーが要因と思われる回頭性の鈍さを感じただけに、ひょっとするとXC60でも覗く弱点かな?という部分がある一方、重心の高いSUVボディだから、然程気にならないのか?というところで結論は保留にはなりますが・・・。

 更に嬉しいことに、更なるパワーアップとレスポンスアップを望むならば、ディーラーでCPUを交換してもらうことで実現可能なポールスターの存在!

 これで、粗悪な社外品に手を出すリスクが、大幅に減少です!


 この2車の対決。正直言って、甲乙つけるのは非常に難しいところではありますが、純粋にSUVとしての機能性を多彩に渡って伸ばすことに挑戦したレンジローバーを支持します!



 ただ、ちょっとだけレンジローバーに苦言するとなると、今回のFMCでフェンダーからサイドに渡って曲面化されたことで、運転席からFタイヤの向きが見にくくなった、という部分でCCVとしては退化したところで、これを以って「伝統は継承されなかった」と評される方がいらっしゃっても不思議ではないでしょう・・・。(そこまでこだわってる方は、初代クラシックレンジしか興味ない、のかもしれないでしょうが・・・。)

Posted at 2013/04/12 15:28:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | ランドローバー | クルマ
2012年03月19日 イイね!

【松の五選・第27号】 小型電子レンジ^^

 ランドローバー レンジローバー・イヴォーグ 5ドア ピュア 2.0T 4WD 6速AT (450)


 レンジローバーブランドでは初の、二酸化炭素排出量に配慮した小型SUVです。

 ランドローバーブランドでは、フリーランダーが2世代に渡って今に至るのですが、現行フリーランダー2をベースに、フォードと共通の直4・2Lターボを横置きに搭載する、いわばFFベースの4駆になります。

 本国が右ハンドルの国であることに加え、グローバルに販売を展開する関係で、FFと言えどバルクヘッドを後退させたエンジンコンパートメントで、右ハンドルでもペダルレイアウトに違和感はなく、シフトノブが新世代ジャガーと同一のダイヤル式である以外は、日本車の感覚でドライビングできます。

 スタイリングに惚れてイヴォーグを選ばれるケースが多いかと思いますが、少なくとも今回乗ったベーシックな「ピュア」はなしですね。

 というのも、ショールームに展示してあった5ドアの「プレステージ」の内装との隔たりが大きく、シートがピュアが部分本革でプレステージがフルレザーであるという違いも然ることながら、使われているレザーの質そのものが大きく違って、プレステージの方が遥かにシルキーな肌触りなのです。

 しかも、ピュアにはシートリフターも省略されて運転環境で劣勢であり、プレステージにはエンジンマネージメントシステムにダイナミックモードが追加されて、より多くの走りの選択肢が与えられているのです。

 こうした違いでプレステージはピュア比約130万円高になるのですが、レンジローバーを選ばれるハイエンドなお方ならば、ケチケチしないでプレステージ、というケースが多いでしょう・・・。


 それでハンドリングがエンジンフィールが官能的だったらお勧めするのですが・・・。

 レンジローバー初の電動PSは、ステアリングの戻りが良くない代物であるし、直4ターボは十分にパワフルではあるけれど、ターボによる過給の唐突さはあるし、エンジンフィールそのものもフリーランダー2の直6と比較すると官能性に欠けるし・・・と、お金あってレンジローバーに乗るなら、せめてスポーツにはしたい・・・というのが正直な気持ちでした・・・。

 なので、イヴォーグで清水の舞台から降りる気持ちにまではならなかった・・・というのが正直なところでした・・・。
Posted at 2012/03/19 18:03:51 | コメント(1) | トラックバック(0) | ランドローバー | クルマ

プロフィール

「@mo☆no 様

 なるほど。当方も試乗して来ましたが、GT名乗るなら、よりコンフォート寄りに振った方が、後にデビューするだろう新メガーヌRSと区別しやすいのに、と思った。ルノージャパンの判断では、スポーツモデルしか売れないから、だとか。

 うーん、GTラインに乗ってみたい。」
何シテル?   12/13 13:32
モータージャーナリスト 町山絢香です。よろしくお願いします。
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