モータージャーナリスト　町山絢香のブログ一覧

　以下、最告知です。＾＾

　３月度のわたしの五選ですが、誰もが知っている「東日本大震災」からちょうど１年を過ぎた、３月１７日（土）午前０時から午後２３時５９分までの間に、各自ブログでアップする方式にしたいと思います。

　それで、第８回のテーマですが、トヨタ・スバルの８６・ＢＲＺ発売開始を目前に控えていることから、

　「８６・ＢＲＺもいいけれど・・・」

　にしたいと思います。



　８６・ＢＲＺを相当意識した内容になりますが、五選選考の前に各自「ドリフト推進派」か「ドリフト慎重派」かを表明していただいた上で選考に当たっていただきたいと思うのです。

　８６・ＢＲＺに乗りたい・欲しいけど、諸事情があって乗れない・買えない。

　又は、８６・ＢＲＺよりも、こっちの方が魅力的。

　又は、８６・ＢＲＺもいいけど、こっちも魅力的。

　そんな基準で選考していただけたらと思います。

　選考する車種は、現行型・旧型問いませんので、参加ご希望の方は、現在も募集いたしておりますので、奮って表明の程よろしくお願いします。



　個人的には、ドリフトこそがクルマを操る究極の楽しさであるという観点から、「ドリフト推進派」として選考します。＾＾

　ドリフト時のクラッシュリスクに配慮して、極端にタマ数が少ない車種を避け、駆動方式もＦＲに絞り込む予定です。＾＾ｖ



　☆　第８回　わたしの五選　参加表明リスト　☆

　モータージャーナリスト　町山絢香

（以下、敬称略）

　ムカ

　高山の（秋）山さん

　ＡＢＣＣＣ

　セイバー☆涼

　今日の梅の五選

３・９


’９９　日産　ステージア　２５ｔ　ＲＳ　Ｖ　４速ＡＴ　（３５）


　Ｃ３４ローレルをベースにステーションワゴンに仕立て、ＭＣを機にパワートレインをＲ３４スカイラインやＣ３５ローレルにアップデートした、初代ステージア後期です。＾＾

　前期では、２．５Ｌターボは４駆のみでしかもネオ６でないＣ３４ローレル用で２３５馬力でしたが、後期になるとネオ６で可変バルブタイミング付きになって２８０馬力になり、Ｖ－ＴＣＳと呼ばれるトラクションコントロールを標準装備することで２駆も選択可能になり、今回紹介する物件はそれになります。

　正に、二輪駆動のＦＲでハイパワーエンジンを積んだ仕様でドリフト御用達にはうってつけのステーションワゴンで、かつてＳ１４シルビア辺りでドリフトしてた人たちが所帯を持つようになってから乗り換えるにもうってつけな１台にもなりました・・・。

　９０年代と言えば、軒並みハイパワー車・ターボ車が安値で新車販売されていた時期で、闇雲にハイパワーを求めてた時代でもあり、今のエコカー一辺倒は面白くないですが、当時は当時で危うい状況ではありました・・・。


　それで今回改めて試乗して、実測パワーが２８０馬力あるか否かは別として、有り余るパワーを持っていることに間違いはなく、ＡＴでお任せ自動変速で十分にパワフルに走らせることが可能です。＾＾

　ただ燃費は相当悪く、ハイオク指定（レギュラーでも走るらしいですが・・・）でリッター７～８ｋｍとのことで、チューンドカーの雰囲気をワゴンで味わうには燃料代の代償が大きいのがネックなところです・・・。


　ＦＲの面白さは本来エンジンパワーに頼らないところにあるのですが、２．５Ｌターボで２８０馬力あれば、若干グリップの低いタイヤを後輪に付けるだけで（上手い人なら前後同じハイグリップタイヤでも）、ドライ路面でもテールスライドを誘発させてドリフトするのはそんなに難しくはない、という意味では重宝するところでもあります・・・。


　とはいえ、車重が重くてボディ剛性面で不利なワゴンボディでドリフトを求めるのはお遊び程度に留めて、本格的にＤ１やドリフトマッスルのような競技をするなら、より軽量でボディ剛性の高いクルマをベースにした方が賢明です。

　
　１７インチにインチアップされた脚ですが、ハンドリングは操舵力軽めながら自然なもので、少なくともトヨタ車よりは優位にあるので、ここでも９０１運動の遺産有りです。


　面白いワゴンではありますが、自制心ある大人にだけお勧めしたいステージアです。＾＾