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モータージャーナリスト 町山絢香のブログ一覧

2016年12月31日 イイね!

2016年の厳選車ベスト10 ~ 前編・10位から6位 ~




 2016年を振り返れば、流行語大賞は「神ってる」。

 あの、鈴木誠也君の劇的な2試合連続サヨナラホームラン、そして3試合連続決勝ホームランで大活躍したのが象徴的でしたね♪

 おかげさまで、地元のカープが優勝する事が出来ました。

 そんな、2016年に乗ってきたクルマ達のベスト10を発表します♪



【第10位】 スズキ バレーノ 直3横1.0T XT セットオプション装着車 6速AT FF (172.8) 8.56(950kg/111馬力)12・18




 正直言って、2016年は発表された新型車が少なくて不作でしたが、その中で忘れそうになって思い出したのがバレーノ。

 丁度、マガジンXのざ総括でカーオブザイヤーに選出されたのがきっかけで、日本メーカーの小型車が軒並みCVTで低燃費ありき路線を突き進む中、ステップATを選択してリアリティに富んだドライビングが楽しめるクルマとして選出。

 3ナンバーボディで大柄かと思いきや、950kgとNDロードスターよりも軽い。



【第9位】 スズキ ソリオ 直4横1.2HV ハイブリッドSX 5速AMT FF 10.12(990kg/97.8馬力)(197.6) 12・13



 AGSをベースに作ったハイブリッドで、一般受けはCVTのマイルドハイブリッドの方っぽいけど、機械式クラッチによるダイレクトな駆動伝達をしながら、変速時のシフトショックをモーターアシストでフォローするシステムが画期的。

 ギア選択の任意性が薄いのが気掛かりだったけど、あえて自動変速に委ねながら、クルマと対話しながらドライビングする楽しさを見出だしたのが大きいですね♪



【第8位】 シトロエン C4 直4横2.0DT フィール ブルーHDi 6速AT FF 11.50(1380kg/120馬力)(279.0) 9・2



 C5を最後に、ハイドロニューマチックがフェードアウトしてしまったけれど、それでも往年のシトロエンの味は、今も尚生きてる事を証明。

 PSが旧308同様に油圧式なので、尚更古きよきクルマの味が出ている。

 ガソリンだとC4のシャーシの弱さが出るけれど、スローレスポンスなディーゼルと組み合わせた事で絶妙なマッチングに。


【第7位】 マツダ CXー3 直4横1.5DT XD・ノーブルブラウン 6速MT AWD (306.6)12.48(1310kg/105馬力)12・10





 意外かもしれないですが、マツダスカイアクティブのディーゼルで、4駆のMTが布シートでも選べるのは、フラッグシップのアテンザの他は、唯一CXー3だけなのです。

 ある意味、アテンザに下剋上出来るクルマでもあります♪

 というくらい、デミオベースでリアサスペンションがトーションビームのままでも、サスペンションストロークを長く取って、デミオとは趣の異なるしなやかな乗り味を実現。

 よって、荒れた路面でのコーナリング姿勢が、すこぶる安定することに。

 スカイアクティブATでも素晴らしいけれど、ダイレクトなMTをスカイアクティブ技術で作れば、鬼に金棒です。




【第6位】 96年 トヨタ ハイエース 直4縦3.0DT ワゴン スーパーカスタム  11.7万km? 4速AT FR (38.0)14.54(1890kg/130馬力)2・16





 大概、記憶が新しい方に気が向くものだけど、100系ハイエースワゴンだけはしつこい。

 これ程に、多人数乗れてスポーツカーのようにハイスピードで駆け抜ける悦びに満ちたクルマは、未だに見ないから。

 走りだけなら、NV350も素晴らしいけれど、クラウン並の豪華装備が付くのは、100系ワゴンならでは。

 いつか、諦めずにハイエース探して、オーナーになって、もっと味わいたい。


 続きは後編へ♪
Posted at 2017/01/04 23:21:01 | コメント(1) | トラックバック(0) | 厳選車 | クルマ
2016年12月31日 イイね!

2016年の厳選車ベスト10 ~ 後編・5位から1位 ~



 何と言っても、2016年最大のニュースは、カープ25年振りの優勝ですね♪

 この瞬間程、感動した時は無かったですね。

 心の底から、我々広島県民の為に優勝してくれて、ありがとうと思いましたね♪

 日本シリーズは残念な結果に終わりましたが、2017年に向けて新たな課題を頂く機会になりました。

 というわけで、後編5位から発表です!



【第5位】 02年 マツダ AZワゴン FMーG 5速MT AWD 8.9万km(6.0)12・10




 最近は、ドライビングを楽しむクルマが減って、いざビギナーがドライバーにエントリーするにあたって、MT車探すのに一苦労。

 しかも、いざ格安車があったら、問い合わせ殺到してすぐに売りきれるか、相場が高くなるか、のいずれか。

 そんな中、今回出会った2代目ワゴンRのOEMであるAZワゴンは、貴重なMTでエンジンも7000rpmまでシャープに回る、スポーツカーの味わいを持ったクルマとして、非常に価値ありましたね♪

 ワゴンRといえば初代が最も小型軽量で理想的だけど、程度の良いクルマが減ってきただけに、最新世代に近いモデルと比較するとまだ軽量で、その意味ではこれからが旬かと。

 これ、4駆でRR流用の14インチアルミが付いてたから、当時のライバルL900系ムーヴに匹敵する安定感があった、と言うのも大きい。




【第4位】 87年 スズキ アルトワークス RS/R 5速MT AWD 距離不明 10.16(650kg/64馬力)(80.0)9・17




 歴代で最も過激で硬派で純粋だったアルトワークス、というイメージでしたが、その通りのクルマでしたね♪

 これは、単なるアルトのターボモデルではなく、アルトのカスタムでもなく、パワーウォーズから生まれた、れっきとしたホットハッチだと。

 550のF5Bは、後のストロークアップ版のF6Aよりも高回転まで回ってパワー感でも勝っているらしく、その意味では正真正銘のアルトワークスだと。

 当時の徳大寺氏の評価は、骨格が弱い軽自動車でのパワー競争に警告する内容で散々でしたが、ノンパワステでドライバーに覚悟や心構えさせるもので、今となっては古いアルトの形をしたスーパー7だと思えば、ユーザー層は限定されるけど、相当楽しめるクルマだと思う。

 ただ、クルマ自体は希少で貴重だから、がっつりサーキット走行を楽しむなら、ボディ剛性が高くて機関が確実な高年式車ベースでやってほしい。




【第3位】 67年 トヨペット クラウン 直6縦2.0 デラックス・トヨグライド 2速AT FR (130.0?)14.07(1285kg/91.3馬力)9・9




 はっきり言って、現代車の感覚では乗れないクルマで、4輪ドラム式ブレーキはロックさせないセッティングで、相当強い踏力で踏まないと減速出来ない。更にシートベルトが装着されていない、という部分で安全性能が著しく低いクルマ。

 だからこそ、ドライバーは是が非でも謙虚にならざるを得ない。

 このクラシッククラウンの価値は、決して軍用車でも貨物車でもなく、あくまでも高級乗用車として作られたクルマで、サスペンションの動きがしなやかでコンフォートな乗り味に仕上がっている点。

 しかも、ノンパワステであるから、クルマの動きがダイレクトに伝わり、且つオールドミニのように、路面の傾斜までダイレクトに伝わる挙動を示すので、当時の設計意図とは裏腹に、今となってはスポーツカーの動きですらあるという。

 2速ATなので相当遅いけど、少しでも速く走りたいなら、迷わずMTをという、当時の感覚は今も尚真っ当だと思う。




【第2位】 92年 メルセデスベンツ 190E 直6縦2.6 2.6 4速AT FR 12.5万km(45.0)  7.88(1300kg/165馬力) 10・29




 往年のメルセデス・ベンツが偉大だったのは、強靭なボディだけでは無かった。

 自社製ATは、発進時だけトルクコンバーターを使い、以降はダイレクトシフトというスタイルで、シフトショックは小さくないけれど、変速速度は速くてMT並にダイレクトな走りだった。

 これだけは、今のGクラスには引き継がれていない。

 それに、ここで取り上げるのは、ただの190Eではなくて、E30のシルキー6に対抗して直列6気筒エンジンを積んだ2.6。ノーマル直4・2Lの遅さはなく、まるでBMWであるかのように走る、楽しさも兼ねたメルセデス・ベンツだった。

 というのは、奇跡の出会いだったと思う。


【第1位】 99年 スズキ ジムニー 直3縦0.66T XL 社外マフラー リフトアップ 5速MT AWD 20.3万km(35.0)  15.15(970kg/64馬力) 12・28




 いよいよ、締めくくりの1位は、予想に反してJB23中古ジムニー♪

 ただのフルノーマルなら、パジェロミニ化した軟弱ジムニーと揶揄するところだけど、マフラー・サスペンション等チューニングした走行20万km仕様で、クロカン向きな仕上げながら、オンロードでも走りが楽しい仕様になっている。

 フロントもリジット式なので、路面の凹凸に対して修正蛇は必要だけど、板バネ時代では考えられない程の脚の接地感の良さで、楽しさと安心感の両立が絶妙。

 これならば、改めてJB23見直して、スポーツチューニングして乗れば、相当ローコストでスポーツカーライフが楽しめるじゃないか、と思った。

 こうした新発見で、新たなクルマの楽しみを増やす2017年にしたいという思いで、1位指名としました。



 今回は、10台中5台がスズキ車になりましたが、それだけ今庶民の底力を見せつけている自動車メーカーである、と言えると思います。

 早速、新型スイフトがお目見えしますが、果たしてどんなクルマに仕上がってるか?

Posted at 2017/01/09 12:50:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | 厳選車 | クルマ
2016年12月31日 イイね!

【 ホーク五選 ・ 厳選10号車 】 侮るなかれ!JB23は普段乗り出来るKスポーツカー♪

【 ホーク五選 ・ 厳選10号車 】 侮るなかれ!JB23は普段乗り出来るKスポーツカー♪
【☆祝☆】 ホーク五選・厳選10号車

 99年 スズキ ジムニー 直3縦0.66T XL 社外マフラー リフトアップ 5速MT AWD 20.3万km(35.0)  15.15(970kg/64馬力) 12・28





ホーク五選の次点候補】

10・297・2710・279・17




 

ホーク五選の次点候補】の圏外(;_;)

12・2112・1012・1012・1810・14


(総評)

 自動運転が主流になりつつある今、クルマを操る楽しさを求めて、無理に旧車に乗らなくても、まだ現実的な21世紀カーで、楽しめるクルマはまだある。

 JB23は、パジェロミニ化したジムニーと揶揄してたけど、気付けば初期型はデビュー後18年が過ぎてた。

 と思うと、板バネだったJA11は、既に20年過ぎた旧車になってた。

 その意味で、JB23で走る楽しさを見出だしたのは大きい。

 低速トルクの太さで1.3Lに分があるけれど、パワー感は明らかにターボの660の方。低速トルクは薄いけれど、パワーバンドに乗せたら、非常にパワフルでレッドゾーン超えて回りそうな程元気♪
Posted at 2016/12/31 23:25:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | 厳選車 | クルマ
2016年12月31日 イイね!

【 つばめ五選 ・ 厳選5号車 ・ 2合目 】 もしも、新型インプレッサ1.6LにMTがあったら。

【 つばめ五選 ・ 厳選5号車 ・ 2合目 】 もしも、新型インプレッサ1.6LにMTがあったら。【☆祝☆】 つばめ五選・厳選5号車・2合目♪

 マツダ CXー3 直4横1.5DT XD・ノーブルブラウン 6速MT AWD (306.6)12.48(1310kg/105馬力)12・10





つばめ五選の次点候補】

12・1012・812・1312・18



 【つばめ五選の次点候補】の圏外(;_;)

12・2212・2412・22
12・2112・24



(総評)

 もしも、新型インプレッサスポーツ1.6Lモデルに、MTが設定されていたら。

 最良のドライバー育成カーとして、ここで厳選車にリストアップされていたかもしれない。

 そのくらい、新型インプレッサの脚は素晴らしい。リニアトロニックなるCVT変速制御がもどかしい。
 
Posted at 2016/12/31 21:31:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | 厳選車 | クルマ
2016年12月30日 イイね!

五選の途中経過 ~ 年末になって、オンロードで楽しいスポーツカーとして、JB23を見直す♪ ~

今日のつばめ五選

12・2212・2412・22
12・2112・24



 今日のつばめ五選の圏外(;_;)

12・22




 24日のホーク五選
      
12・2112・1012・1012・1812・8



 24日のホーク五選の圏外(;_;)

12・13




 今日のホーク五選
      
12・2812・2112・1012・1812・10








 今日のホーク五選の圏外(;_;)


12・2812・812・1312・28




 今日のホーク五選の参考車両

12・21


ロードスターRF … RS(オープン)・BBSアルミ。クローズドでは、史上最良のハンドリングを誇るも、VS同様にオープン時のステアリング周りの剛性感低下が目立った。悪くはないけれど、オープンで魅力低下するロードスターだった。

ロードスター … ソフトトップ・Sスペシャルパッケージ・6速MT。オープン時の開放感抜群で、RFの比ではない。幌屋根閉じても開けてもハンドリングに変化なし。低速トルクはRFの2Lに劣る1.5Lだけど、クラッチミートのしやすさは相変わらず。1000rpm余分に回るエンジンで、加速の伸び感が増して魅力的。

CーHR … G。4駆・1.2Lガソリンターボの豪華仕様。脚の動きのしなやかさでSに分があるも、Gも接地感良い。MTモード付きでも、ダイレクトさに欠けるCVTはつまらない。

CーHR … ハイブリッドS。ガソリンターボが速くても楽しくないなら、燃費稼いで動力性能充分なHVで、と思う。脚の動きは良いから。

プリウス … Aプレミアム・ツーリングセレクション。思った通り、TNGAの低重心プラットホームが活きるのはプリウス。控えめなHVパワー活かして、効率的に走らせる楽しさがある。17インチ仕様でザックスダンパーじゃなくても、脚の接地感良い。本革シートは滑りやすいけれど。

インプレッサスポーツ … 1.6iーLアイサイト・FF。低燃費対策で強制的にシフトアップされる特性に、2Lモデル同様にチューニングされてしまったのが悔やまれる。新型プラットホームで、脚の剛性感接地感しなやかさが、劇的に向上してアクセラを凌駕してるのに。

ハスラー … Fリミテッド・FF。CVTだけど、回生ブレーキでスピードコントロールしやすいので、運転苦手なドライバーでも、ハードル低いところで運転が楽しめる動きに思った。

ジャスティ … G・スマートアシスト・FF。トヨタ・ダイハツと同じクルマのはずだけど。ソリオよりも高い着座位置で、座面のクッションが好感触。1L・NA+CVTは非力だけど、わりかし非力さを楽しめる。トレジアみたいに、スバルだけシート構造が違う、はないよね?

シルビア … 87年・2ドアクーペ・RーXターボ・5速MT・12.1万km・59.0。中間パワーだったCA18ET搭載で、クーペの割に柔らかめの脚とのバランスの良さが光った。ペダル配置の割に、シフトレバーが遠目の運転環境で、確かDR30スカイラインRSも、同様の傾向だったような。

クラウン … 98年・3.0ロイヤルサルーン・4速AT・16.8万km・18.0。4速しかないATでも、持ち前の低速トルクの太い2JZーGEとの組み合わせで、マニュアルシフトで走りが楽しめる。というか、エンジンブレーキ弱くて、減速時シフトダウンしないAT変速制御で、マニュアルシフトでないと怖い。脚は、流石にへたりが。

ジムニー … 99年・XL 社外マフラー リフトアップ 5速MT・20.3万km・35.0。脚もチューニングされてる仕様らしい。明らかにフルノーマルのJB23の脚ではない、と断言出来るステアリングインフォメーションの高さと脚の接地感。ただ、4輪リジットサスペンションで路面の凹凸を拾い易く、コーナリングで癖はあるけれど、今時のクルマでは珍しい、クルマをねじ伏せる楽しさがある。
Posted at 2016/12/31 23:42:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | 選抜 | クルマ

プロフィール

「メルセデスやBMWと比較するのはやめましょう──レクサス新型ESを考える
https://carview.yahoo.co.jp/news/market/20190123-10378107-carview/

これね、次期GSが計画されてない、というのが謎の答えだと思うんだけど。」
何シテル?   01/23 21:07
モータージャーナリスト 町山絢香です。よろしくお願いします。
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「俺のカー・オブ・ザ・イヤー2015」 はどのクルマ!? 
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2015/12/09 06:32:24
【 ムフロンの五選 ・ 厳選6号車 ・ 2合目 】積んで積んで走って走れ!  
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2015/06/21 21:45:37
五選の途中経過 ~ ドライビングプレジャーを求めて、MTロードスターvsAGSアルト♪ ~ 
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