注:このブログは私の独断と偏見と無知により出来ています
新しいシビックがきて早1か月。
ナラシも終わって上まで回してみたりしているわけですが。。
ここで私が今まで乗ってきたホンダのエンジン毎に感想を思い出して、新しいターボがどんなもんなのか個人的に考えてみたいと思います。
だらだら書いてますので長いのはご容赦ください。。
①B18CSpecR DC2インテR98スペック
大学自動車部の頃に乗っていた部活の車。
そして免許取ったばかりでこんなの乗ったせいでクルマ人生が大きく狂うことになったエンジン。
音は煩いし振動も結構でてる(マウント固いせいもあるでしょうが)
それでもアクセル踏んだ瞬間のレスポンスと、ハイコンプな事で下からモリモリ湧き上がるトルク。
普通に動かす分にはクラッチ操作だけで発進出来ちゃいました(免許取りたての初心者でも)
パワーは申し分なくあり、VTECが高回転カムに入った瞬間一気にパワーが盛り上がる!
最初にハイカム体験した時はターボでもついてるんじゃないかと思いました。
それくらいパワーが一気に出ました。
音もとにかくよくて、JTCCのレースエンジンってこんな感じだったのかなー?と思うような
刺激的なサウンド。とにかくず~っとハイカムで走り続けたくなるエンジン。
因みにセルモーターの音がほかと違って、低い音でゆっくり回り、掛かった瞬間に車体にズシン!という振動を感じるエンジンは後にも先にもこれだけでした。
結果として、こんなの味わったせいでホンダ以外の車(エンジン)に魅力を感じなくなるというとんでもない罪作りなエンジンです。
②H22A赤ヘッド BB6プレリュードタイプS
大学時代に後輩が乗っていた車。
当時バイクしかもっていなかった私はこれに乗って(横にも貸してもらって運転席にも)色んな所に行きました。
このエンジンは上のインテRとは全然違うタイプのエンジンです。
まず2次バランサー装備のためなのか、振動がかなり少ないです。
乗っているフィーリングも4気筒には思えなくて、なんだか6気筒のエンジンに乗っているような感じがするエンジンでした。
音についても良い音してました。
エキマニから無限に変えてあったせいなのかもしれませんが、独特のちょっと響くような音がして、何とも心地いいんですね。
おかげさまで中央道の大月IC→東名の厚木ICなんてお馬鹿な事してもエンジン音が疲れるとか、そんなことは一切ありませんでした。
因みに2200ccもあるのでパワーは十分ありました。
ロング気味なギア比も相まって、高回転使って走るというよりは中速のトルクを活かして立ち上がり、そのままVTECゾーンまで同じギアで引っ張っていけましたね。
1速辺りの守備範囲を広くするためのトルク特性なんだとおもいます。
エミッションさえクリアできれば、今のCRZなんかにこそ必要なエンジンだと重いんですけどね。
エンジンが作るクルマの高級感とは何か。すごく勉強させてくれました。
③C30A NA1 NSX標準車
fun2driveのレンタカー。冬季の首都高企画でぐるりと一周乗りました。
短い時間で感じたことですが、ホンダのフラッグシップだけあって最高なエンジンでした。
H22Aの高級感はそのままに、とんでもないパワーと凄く鋭いレスポンスを手に入れたって感じです。
それよりもNSXの場合は視界の良さに驚いてたので、エンジンの印象はこれくらいしか残ってないんです(汗
③E07A MTREC PP1ビート
マイカーのビート。すでに走行15万キロ目前ですが、オイル焼ける臭いするのに食わない謎な個体。
これはワイヤー制御の3連スロットルによるハイレスポンスが印象的です。
とにかく踏んだ瞬間の「ツキ」がいいんです。
前に出たいときに踏んだ分だけ出てくれるので、巡航ですら乗りやすいエンジンです。
巷では下のトルクが無い無い言われてますが、マフラーをノーマルで乗る分には下も十分にあります。
ていうか町乗りならアクセル煽らないでクラッチだけで普通に発進できますし。
そのトルクについてですが、絶対値が低いせいもありますがとにかくフラット。
フラットトルクでレブリミットまで回っていく印象です。
ただ、パワーバンドと言えば6000回転は越えていないと厳しいと思います。
サーキットなどで元気よく走るときはシフト操作を細かく行ってエンジンの美味しい所を離さないようにしないといけないのがスポーツですね。
音はまあ・・・軽トラですから!
この車の場合、エンジンが云々言う以前に「純正部品の供給」という難問がありますからね。
いよいよリアのブッシュ交換ができないなんてうわさも聞きますが、エンジンマウントは出るのでしょうか????
(ちなみにトランスミッションは各ギアの歯車と5速のシンクロは出ないのでオーバーホールできません)
・・・ハルテック入れたいなぁ。
④K20A FD2シビックタイプR
つい先日までのマイカー。
今は高崎の中古車屋に置いてあるようです。
乗っている当時は正直速さ以外はどこをとってもDC2のB18Cに負けているのではないか??
と真剣に思っていました。
音の刺激も少なければ振動も少ない。パワーも下からキレイに出ているからドッカン!とは来ない。
ただ、セルの回り方だけはハイコンプな感じのゆっくりとした回り方をしてました。
よくよく考えればこれってすごい事ですよね。
バランサーレスでも振動が少ないという事は、組み付けの精度がいいという事でしょう。
下からキレイにトルクが出るのはi-VTECのVTC機能がちゃんとセッティングされていて、どこから踏んでも立ち上がれるエンジンに仕上げられているという事。
それでも個人的には刺激がもっと欲しかったなと思います。
確かに速いんです。3速で3,000回転とかしか回ってない所でずぼらに踏んでも、MR-Sや1.6のロードスターなら余裕で追いついちゃうんです。
でもそうじゃない!!欲しいのはもっと刺激なんです!!と言いたくなるエンジンでした。
これは電スロで燃費やエミッションを制御しているせいなのかもしれません。
アクセルを離したときのツキはあまりよくありませんでした。
(フライホイールは軽いので、ワンテンポ遅れて一気に回転が落ちてきます)
今だから思うのですが、タイプRである以上速さだけ追うのではなく「このエンジンは町乗りでも楽しいか」という評価項目も要るような気がしますね。
⑤K20C FK2シビックタイプR
今のシビック。
ホンダ初のVTEC直噴ターボ
これの性能はとんでもないです。
エンジン回転が1,500回転も回っていれば十分に町乗りできます。
どこからトルクが出ているのかわかりませんが、ディーゼルエンジンの様な回転数で走れるエンジンなんて初めてです。
パワーはおそらくすごいのでしょう。
ローやセカンドのギアでは何らかの制御が入っているのか、加速感はFD2と大差ありません。
しかし、3速に入れた瞬間化けて怒涛の加速を見せてくれます。
ブーストも1.4kは掛っているようで、かなりのハイブーストですね。
レスポンスはFD2以上に燃費やエミッションに気を使っているのか、反応はだるいです。
しかも今回6速で300km近く出すために、各ギアはクロスしてません。
その為、シフトアップの時は回転が落ちるのを待って操作するか、強化シンクロを信じて回転気にしないでガツガツ入れていくかになります。
音についても、ターボらしい低音のドスが効いた音しています。
なんかランエボみたいだな~っていう感じですが、決して悪くはありません。
因みに防音材がたくさん使われているのか、すごい静かです。
静かでレスポンスはだるい(いい意味で言えば穏やかなエンジン)、低回転で十分走り、結果として燃費がいい。
こんなエンジンになっています。タイプRと考えなければ凄い優秀なGTカーのエンジンです。
とまあこんな感じです。
一番デキがいいのは今のシビックに使荒れているターボなんですよね。
ただ、そこに「エンジンが楽しい」という要素が今の所無いわけで・・・
「キレのいいレスポンスで高回転まで良い音がして回るエンジン」
こんなエンジンが新車でないかな?規制でどうにも作れないのかな??
なんてことを考えさせられました。