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2017年12月06日 イイね!

秋の締めに

毎年11月終盤と12月初旬に開催される旧車イベント2つをもって
私がいつも行っているクルマ関係のイベントは最後になりますが
長くなるのでかいつまんでご報告させていただきます。


まずは神宮外苑クラシックカーフェスティバル


トヨタ博物館主催ということもあり毎回貴重なクルマが参加する事が多いのですが


1886年 ベンツ・パテント・モトールヴァーゲン




言わずと知れた世界初のガソリンエンジン自動車ですね。
初の長距離走行をベンツ夫人が独断で行ったのはあまりにも有名。


1902年 ベイカーエレクトリック



その名の通り電気自動車ですが115年も昔に実用足り得るEVがあった事に驚きです
この頃は何より静かな事やクランキング等の力仕事が要らない事から
都市部での移動手段として上流階級の女性に売れたそうです。

レプリカとはいえこれらのクルマちゃんと走っていました!


ダットサン・フェアレデー1200



「フェアレディー」じゃなくて「フェアレデー」です
有名なSR311の前モデルにあたる初代フェアレデー
アメリカ市場のみを見据えたモデルのため右ハンドルは無いのですが
左ハンドルのまま国内でも販売されたそうです。
スポーツカーというよりオシャレなオープンカーといった感じですが
コレが今につながるフェアレディZのご先祖様と思うと感慨深いものがありました。



ロータス・エリート(初代)



こういう旧車イベントにはエランやヨーロッパ、セブンは必ずと言っていいほど
集まるのですが、この初代エリートは実車を見るのも初めてでした。

そもそも998台しか製造されていないことと、FRP製モノコックボディという
耐久性を無視したような構造もあり自走できる現存数も少ないのが
こういったイベントに姿を見せない理由でしょうと、オーナーさんのお言葉でした。


しかし最初からコベントリー・クライマックス製のエンジンを搭載し
はなからレースのことしか考えていないとも言える構造は
まさにチャップマン思想の塊とも言えますね。


ここでいきなり時代がワープしますが
トヨタ・セリカ(3代目)



ラリーで大活躍したツインカムターボのGT-Tではなく
NAエンジンのGT-Rというのがマニアックです
後期モデルですから2T-Gから4A-Gに変わった頃だと思いますが
新車同様の極上品に保っているのが凄かったですね。


これまたほぼ見なくなったスバル・レオーネ(3代目)



実質最後のレオーネなのですが1984年の登場時にして「時代に取り残されたクルマ」
などという評価をされていた記憶があります。
さすがに名車スバル1000のコンポーネンツと言えども旧態依然としていたのは
事実であり
レガシィ登場までは危機的状況だった時代の富士重工を象徴するかのようなクルマでした。
なんでもこの車両、廃車され中東に輸出される寸前で現オーナーが引取り今に至るそうで
危うく歴史の生き証人が消えるかもしれなかった運命を変えた事になりますね。


足早ですが神宮でのイベントは切り上げて次に行こうと思います。

夜のイチョウ並木も綺麗なものですね


次は谷保天満宮旧車祭




まるで作戦行動中のような佇まいのウイリス・ジープ



毎度のことながら神社の境内に旧車がずらりと並んでいる光景は
妙にマッチしていて不思議な雰囲気ですね。




さすがロータリーエンジン50周年といったところでしょうかコスモスポーツ軍団が待っていました。
昨年詳しくお話させていただいた前期型オーナーさんのコスモも来ていましたが
初めて見たのはこのターコイズブルーメタリックのコスモ
こんな色があったんですね。


シムカ1000クーペ



1200の方かもしれませんが、これまた極上コンデイションでした。
フランスのメーカーですが元はフィアットの系列
ジウジアーロデザインということもあってか同時代のフランス車とは
毛色の違うデザインですね。



しかしRRレイアウトや2ドアクーペということもあってか
お隣にあったアルピーヌA110と兄弟車と勘違いしている方もおられました。




今回一番注目を浴びていたのはこのクルマではないでしょうか



スバル・サンバー360をベースに造られたサンボルギーニ・コカウンタック
以前ネットで画像を見た事はあったのですが
まさか現実に目の前に現れるとは思いませんでした。



さすがに縦置きに変えて前方配置のトランスミッション!
とまでは行かなかったようですが
元がRRのサンバーベースならではですね。




ちゃんとモーターで開閉するリトラクタブルライト




室内は一人乗りでまるでグループCカーのような出で立ち




冗談抜きで現行のランボルギーニにもこういう本当のベビーランボがあっても良いのではないでしょうか?


10時半開場で14時過ぎにはパレードランが始まるので急いで町の方の会場に移動すると・・・


BMW2002tii



2002ターボの方が有名ですがベースの1500と2002も名車の1つ
特にツーリングインターナショナルのイニシャルを持つtiは現在まで続く
BMW=スポーツセダンのイメージを決定着けたクルマでしょう。



ただBMWがtiのグレード名を使わなくなって久しいですが・・・


そうこうしている内にあっという間にパレードが始まってしまい
宴は終わりの時間を迎えようとしています。


スケール感のおかしくなるフィアット500や



100年以上前のロールスロイスも元気に走る勇姿を見せてくれました。


それにしても旧車イベントで毎回思うのは、70年代後半から80年代の日本車があまりにも少ない事が気がかりですね。
確かにオイルショックを乗り越え、更なる経済成長を迎えていた時代なので
大量生産大量消費だけでなく贅沢思考が強くなった事もあり
次から次へと生まれては消えて行く
短命に終わったモデルも多かった時代なので仕方ないのかもしれませんが・・・

でも日本人ってノスタルジーというか普段は顧みない伝統や文化遺産に何故か定期的に触れようとする所があるから恒例行事って絶えないと思うんですよね。
クルマ文化もそうやって徐々に日本人の心に根付く日がやって来ると信じたいです。



ただ、シーズンの時だけ人でごった返す庭園みたいなのは
恥ずかしい気もしますけどね・・・
ぶつけられて危うく池に落っこちるところでした。
Posted at 2017/12/07 02:28:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | 旧車 | クルマ

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