一天地六のブログ一覧

再び発売されたトヨタ公式痛車「シャア専用オーリス」
前回より内容もパワーアップされているようです。
今回はベース車ごとに4グレード用意されているのでお財布と相談しやすいかもしれません。


シャア専用といいつつも実際は量産機をベースにスラスターの出力を上げたり
敵戦艦を蹴るなどで3倍の速度を出していたなんて設定が後付されましたが
やはりココは最上階の120Tベースでしょうかねえ
しかしお値段は量産機ではありませんな・・・



個人的にはシャアだけでなくララアの声も追加された専用ナビが注目です。
「私を導いてくれ・・・ララア！」→道を間違える→「大佐を惑わす悪い人だ！」
なんていうガイド音声が流れたりするのでしょうか？

まあ何にしてもこういうお遊びが一代で消えなかったのは大したものだと思います。
次はハイテク満載の新型プリウスにRX-78仕様なんてのは如何でしょうかトヨタさん

先日発表され日本でも受注が始まった新型ポルシェ911
大幅なマイナーチェンジの目玉はなんといってもエンジンでしょう
昨今の欧州の流れに沿うようにダウンサイジングターボ化が図られましたが
それによってついにノーマルの911までターボエンジンになってしまいました。



旧型が自然吸気3.4L～3.8Lだったのが新型では3.0Lツインターボへ
350～400馬力だったのが370～420馬力へと、ツインターボ化にしては
たった20馬力のアップですが目的はパフォーマンスを保ったまま
燃費や排ガス対策など環境面性能を向上させるためですから当然でしょうね。
しかしこうなると自然吸気エンジンを極めた911GT3や「ターボ」の名を世界に知らしめた911ターボがどうなるのか気になります。



ちょうどスーパーカーブーム冷めやらぬ1975年に登場した
初代911ターボこと930ターボ
確か初期は単に「ポルシェターボ」と紹介されていた記憶があります。
当時小学生だった私はスーパーカーといえば４L以上の大排気量で
８～12気筒の巨大なエンジンを搭載しているものと映っていましたから
スペック表の３L・6気筒とういうのはいささか物足りないと思ったものです。
しかし最高速や加速性能の数値は紛れも無くスーパーカーの名に恥じないもの
なんといっても巨大なリアウイングとグラマラスに張り出したリヤフェンダーに
何となく可愛い姿に見えていた911の印象を一変させました。
また時を同じくしてデビューしたBMW2002ターボにもただならぬ関心を持ったものです。



それから数年後に日本車でも日産を皮切りに乗用車ターボが一気にブームになりましたが
当時の触れ込みは「捨てている排気ガスを再利用しているから燃費が良く馬力も大きい」というものがあったと憶えていますが
現実はノッキング対策で低圧縮化されたことや当時のターボチャージャーのレスポンスの悪さなどから
ベースの自然吸気より良くなることは決して無かったようですね。

私個人としては自然吸気か過給器付きかはさほど問題ではなく
「走らせて楽しければ良し」としていますが
最近のエンジン回転を上げなくてもパワーやトルクを出せるようになったエンジンは「個性」という面がどんどん薄れて行っている気がしてなりません。
スポーティさを売りにしているクルマでも2～3000回転前後で最大トルクに達して
あとはフラットトルクという特性のエンジンが多く見受けられます。
それはそれであらゆるシチュエーションでの走りやすさにつながりますし
実用燃費やステップの細かい多段ATとの相性を考えれば当然かもしれません。


ただ個人的には急角度で盛り上がり後は平坦なトルクを淡々と出すエンジンを実際に運転してみると
NA・ターボ問わずかつての二次曲線を描くトルク特性の方が
人間の感性に合ってるような気がしてなりません。（私の感性が古いだけかもしれませんが）
トルクバンドを外れそうになる前にギヤを1段2段変えるという行為が
ごく当たり前だった私にとっては
あまりにお利口過ぎる機械は却って人間との距離が離れてしまうように思えてならないのです。

さすがに911は純スポーツカーですから凡庸なエンジン特性では無いと思いますが
現行の911ターボもかつてのドッカンターボでは無いわけですし
ターボ化されたノーマル911とどこで差を付けていくのでしょうか
単なる「パワーや有り余るトルクが・・・」と言っても結局はターボエンジンですし
かつての「911ターボ」というスペシャルな響きが薄れるような気がします。
だからといって今更ターボラグ大有りのエンジンにはできないでしょうからね。

とはいっても実際に911をポンと買えるような方々にとっては
既にそういうのは意外と重要ではないのかもしれませんね。