来期以降に向けたエンジン(PU)を巡る動きが出てきています。
一つはメルセデス1強に弱音を吐くコンストラクターを中心としたPU開発制限の緩和圧力
もう一つはバーニーの現状のV6PU全面否定、新エンジン導入系
二つはまったく違う要求をしている様に見えて、同じ様な落とし所へ導こうとしてると思われます。
開発制限緩和は、もちろんメルセデス天下継続による魅力低下を懸念してのこと・・・
もう一つはエコ目的というメーカーの拘りで生まれた新V6ユニットによる失われた魅力を取り戻すことと、破綻にまで追い込まれるチームの費用負担減を狙ったもの・・・
プロモーターとして独裁的に牛耳ってるバーニーは、上の二つを満たす為にV10エンジンを導入をと過激な言動で圧力を掛ける・・・
これらの圧力で、妥協案としてメルセデス製のハイブリッドユニットを提供すると返答せざるおえない状況に至ってます。
要は、現状のエコユニットによるチーム財政危機と、エンターテイメント性の低下、メルセデス独走などにより人気の低下は、ファンの声のみならず、視聴率や動員数に端的に現れてしまって、もはやF1全体が危機的状況になり、新しいレギュレーションを導入せざるおえない状況であるということ・・・
いずれにせよ、現実的に見て、V6はしばらく継続としても2016年には、なんらかのレギュレーション変更があるでしょう。
私は以前から、このメーカー主導のエコ訴求という営業目的としたエンジンの導入に
批判的でした。
今や、このエコエンジン導入は失敗と結論付けしても間違いでは無く、2016年にV6ユニットのままのレギュレーション変更は規定路線と言えます。
その後、また、自動車メーカーの思惑の薄い、エンターティメント重視のエンジンレギュレーションに変わるという流れになる・・・・
そして、その時には、F1という場でエコ訴求を目的とする様な自身の商売第一の自動車メーカーは、淘汰され、より健全なエンターテイメントとしての魅力を取り戻して欲しいと希望します。
Posted at 2014/12/23 22:26:34 | |
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F-1 2014 | 日記