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2017年11月13日

富岡製糸工場・弥彦の紅葉 極貧グリーン車の旅(2日目)

富岡製糸工場・弥彦の紅葉 極貧グリーン車の旅(2日目) さてさて、全国を縦断するフルムーンの旅も2日目、大阪からグリーン車で佐賀・熊本と巡り、サンライズ瀬戸号で東京にくれば、もうとっくに2人分の交通費(82,500円)は減価償却され、これ以後のJR線の運賃・特急料金・グリーン料金は全て無料(タダ)という恐るべしフルムーン夫婦グリーンパス!


日本で唯一の定期運行夜行列車に乗車し、目覚めたのは東京駅に到着する23分前の横浜駅到着時でした。



平日のこの時間だともう通勤通学利用者で大混雑ですが、連休中日の土曜日とあって、駅はひっそりとしています。

サンライズ号で迎える東京の朝はもう4度目ですが、朝のいつものセオリーが・・・



横浜駅を発車してすぐの京浜急行電鉄さんの赤い電車との並走。。



品川駅付近の新幹線電車との離合。。。



そして浜松町付近での東京モノレールとの並走すると間もなく終点の東京駅到着です。。



落ち着きを感じる「太陽」=「日の出」をイメージさせる暖色系を基調とした「アーバンデザイン」の285系寝台電車。

それまで冷たい「夜」をイメージした群青色を基調とした寝台客車列車「ブルートレイン」とは明らかに一線を画すデザインです。



こちらは「瀬戸」号(7両編成)と「出雲」号(7両編成)の併結部分で、東京駅には在来線特急列車では日本で2番目に長い14両編成として入線します!(在来線で日本一長編成の列車にも後日乗車します。)

サンライズ号は長大編成列車がめっきり少なくなった昨今では鉄道の黄金時代を彷彿させてくれる大変貴重な列車です。



さて、東京駅からはいよいよ私の鉄ヲタ「乗り鉄」本来の目的であった、来年度中に全廃となる2階建て新幹線E4系「MAX」に乗車します。



私の乗車する「MAXとき」305号は越後湯沢からの「MAXたにがわ」400号として堂々16連で入線してきました。 



この2階建て16両編成は新幹線列車としては日本最大の輸送量を誇る編成です。

ボディにお描かれた3羽の「朱鷺」のイラストが印象的です。。



この巨大な2階建て新幹線が時代遅れとなり廃車されると聞いたとき、私は同じ運命を辿ったB747型ジャンボジェット機の事を想いました。

廃車の理由はフリークエントサービスで列車本数が増やされたことや少子化でお客さまが減少したことにより大輸送量の車両を維持する必要が無くなったという点と、2階への昇降がバリアフリーではないという点、さらに重い列車は電気代が嵩むという点です。。


まさに大空の帝王・B747ジャンボジェット機が淘汰されていった経緯と酷似しています。

まさにここにも日本の「少子高齢化」と合理主義の時代が確実に歩みを進めています。

2階建て列車と言えば名古屋と大阪を結ぶ近鉄さんの名阪特急の天下でしたが、遂に関東地区にも2階建て電車が登場したときは、遂に2階建て電車の黄金時代到来とばかりに興奮醒めやらなかったのがつい最近だった様に思うのですが、世の中の変化は早いものです。。。



この列車もモチロン最後列席を予約しました。
朝日が眩しくない西側の最後列。。。



手狭なので、シートはあまり良くないんかと想像していましたが、十分グリーン車として胸を張れる装備でした。



フットレストも装備されているのですが、手動式なのが面白いところです。そしてこの時代の車両には未だACコンセントは装備されていませんでした。



グリー車がある車両は1階部分が普通車で、2階部分のみがグリーン車でした。
これは走り出すと1階部分からは外の景色が防音壁に阻まれて殆ど見ることが出来ないことに起因するものでしょうか???

こちらがその1階部分・・・・





窓は大きいですが、ホームスレスレの位置にあります。。



そして今や懐かしいとも言える車内公衆電話機とテレカの自動販売機が設置されていました・・・

こちらは2階グリーン席からの眺め。。。



やっぱりこの大きな連窓からの眺めは素晴らしいです。

新幹線車両は新しくなるの連れて、窓が小さくなる傾向にあり、精神衛生上、好ましくありません。

私の様な外の景色をずっと見ていたいようなガキのためにも、最新型新幹線にも大きな連窓を採用してほしいものです。



そして107系の廃車体やSL列車用の旧型客車が見えると、あっという間に高崎駅に到着しました。。

ここからは、私の希望する富岡製糸工場に向かうため、上信電鉄なる地方ローカル私鉄に乗車します。



上信電鉄の高崎駅はJRさんと共同使用ですが、改札口は別に設けられていました。。



こちらの電車は昭和56年新潟鐵工謹製。。



車内はご覧の様にガラガラ。

この車両は一旦非冷房車で落成し、後に冷房化改造されています。

で、この電車、不思議なことに・・・・



左側には運転台が無く・・・・・



なぜか右側に運転席が・・・・



運転士さんが右側に居る不思議な光景。。
特段な事情があるとは思えず、摩訶不思議な事実です。。
どなたか事情をご存知な方おられますか~



さてさて、富岡製糸工場なんて物好きでないと行かないからガラガラだろうと思っていたら・・・・



なんと道路には長蛇の列・・・・



館内は満員御礼でした。。




この手の施設に来ると、必ず実行したいのが「案内人のガイドを受ける」と言うことです。。



たいていは学芸員などの専門家が案内してくれますし、案内が有るのと無いのとでは感動の度合いが違います。



この鉄の窓の意味や、煉瓦の色合いの違いについてまで、事細かくあんないしてくれました。。。





明治5年の未だ電気が通されていない時期に出来たこともご教示頂き。。。



蚕のサンプルまで見せてくれたり。。。

なかでも・・・・



自動繰糸機が日産製であることと・・・



その中の1台だけがプリンス製であることなど、興味津々なことまで教えてくださいましたが、女性陣は退屈そうでした。。。



ここの案内料はたったの200円でしたので、皆様もお越しの節は是非ともガイドを受けられることをお勧めします。。。



こちらは職員宿舎。。



屋内では蚕の繭から糸を収穫する実演が行われていて、とても興味深いものでした。



こちらは、富岡製糸工場から見える妙義の奇峰群と、右側に見える荒船山(頂上が平らで左側に一気に垂直に切れ込んでいる奇峰)が見えます。



帰路は上信電鉄さんの上州富岡駅の改札口でご覧の様な懐かしい硬券を購入。
改札口入場時にはきちんと鋏を入れてくれました。



やってきた電車はご覧の様に茶一色の古めかしい電車。。。
でも、地元南海さんの一番古い電車よりも未だ新しいものでした。



オールグリーン車の旅とは言うものの、その実は極貧旅行なので、昼食は地元グルメを食べることも無くモスバーガー。。。。





そしてまた2階建て新幹線に乗車します。。。
(先述の様にもちろん運賃も特急グリーン料金もタダです。。)



白昼堂々、地元の「軽井沢ビール」が飲めるのも鉄道旅行の醍醐味です。。



2階建て新幹線からだと、妙義の奇峰も一層際立って見えます。。

多分、この列車が私の人生最後の2階建て新幹線乗車になることは間違いありません。。

そんな列車も1時間ばかりトンネルの中を主に走り、燕三条駅に到着。。



弥彦の紅葉を見るために、弥彦線電車に乗車する訳ですが、新幹線連絡駅とは思えない単線の1線片面ホーム。。。

ここからはこの旅行のとっておきの電車に乗車します。。。



その名も快速「弥彦紅葉ライトアップ」号。。。
もちろん季節運転の臨時列車です。


で使用車両はといいますと・・・



鉄ちゃん垂涎の。。。



この11月に廃車になる485系「No.do.ca」編成!

お昼からのあいにくの雨天の中、新潟方面からそのデビュー当時のバブリーな時代を連想させる優雅な姿を現しました。






車内はご覧の様にお座敷仕様。。
正にバブル絶頂期の「ジョイフルトレイン」です。



この列車にな流石に鉄道マニアではない妻も驚いていました。
旅程と運転日が偶然に重なったので、奇跡的に乗車することが出来ました。。

この車両、以前は団体臨時運用が多かったのですが、ここ最近は一般臨時列車にも使用されているようです。。



正面運転席下はご覧の様な名鉄パノラマカーや小田急LSE譲りのパノラマ席が不フリースペースとして設けられています。。

(この日は雨天で窓が曇り、前年ながら十分な前面展望は得られませんでした。)



こちらは反対側エンドの展望席ですが、前部とはまた座席配置が異なっていてとてもマニアックでした。



で、こちらが神社の様な、はたまたお寺の様な、神仏集合な弥彦駅の駅舎です。。

妻も私もレインコートを着用して、いざ紅葉見物に!



雨でしたが紅葉はちょうどピークで美しく展開します。。








これが晴れだったらな~なんて思いますが、雨の紅葉もまたいいものです。



私のレインコートは真っ青なので、妻に「どらえもんの化け物」だとののしられました。

折角の美しい紅葉に「どらえもんの化け物」が着用するレインコートの青色が写り込んで迷惑だと。。









いやぁ、今シーズン初の紅葉らしい紅葉です。。。



こちらは若い外国人のグループですが、紅葉に大喜びです。。









きちんと地元の弥彦神社にもお参りです。。。



いやぁ、本当に日本人って「菊」が大好きですよね~。



「弥彦菊まつり」と銘打った、菊の展示会が開催されていました。。






そして日が暮れると、いよいよ紅葉のライトアップが始まります。。









桜のライトアップは過去に行ったことがありますが、紅葉のライトアップは初めてで、とても新鮮でした。。


さて、帰路の列車も。。。。。。






先程の快速「弥彦ライトアップ」号ですが、完全に「夜」の風景なので、前面展望は昼ほどは期待できません。。
しかしながら車内の照明は暗く、前面展望に車内の光が反射しないよう、最大限の配慮がなされています。



こんな感じで、流石バブル時代の車両だけあって、なかなかムーディーな車内です。






夜の展望車もなかなかいいかもしれませんね。。 



燕三条駅からは宿泊地の大宮へ戻るため、再び新幹線に乗車しますが、今度はE2系です。。






この列車もご覧の様に、最後列を確保!

今や上越・東北新幹線最古の車両であり、貴重な乗車体験ですが、大型背面テーブルが無いのと、オットマンが簡素化されている点が古さを感じる一面でした。。。


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この記事へのコメント

2017年11月14日 0:08
そういえば二階建ての景色でみれる新幹線なくなるんですね
ハイデッカーや二階建てのブ〜ムは、終わったんですね

バリアフリー時代ですから(*^_^*)

燕三条から宿の大宮f^_^;)

コメントへの返答
2017年11月14日 22:39
私は世代的にも地域的にも近鉄さんのビスタカーで育ちましたので、二階建て列車の衰退は悲しくて仕方ありません。

当の近鉄さんも1977年以降は2階建て電車の新造はありません。。

バリフリなら、車端の平屋部分を活用できなかったんでしょかね。。。

海外旅行へ行った時は1日で平気で500kmは移動しますから、燕三条~大宮なんて玄関から庭先へ行くようなものですよ(笑)
2017年11月14日 0:56
自分もGWにすっ飛んでE4系2階Gに乗りに行きましたよw

天地が狭いのは仕方ないにしても前後2列で1枚分の大型窓車は歴代新幹線の全ての中でも一部型式の一部編成に限られるので割とレアな存在ですよね…

とは言え、大きくて重いスーツケースを持っての2階席への乗降(1階席でも階段必須ですが)は普通に割と大変でしたし、車内観察のために他の車両に異動する時も連結部毎に階段を上ったり下りたりでかなり疲れました(汁

高齢者やケガ人はもちろん、荷物が多い人など不便や危険を感じる人の方が多いかも知れないかと思うと全車2階建ては今の時代にはメリットよりもデメリットが上回ってしまうなとも思いました
コメントへの返答
2017年11月14日 22:45
GWのブログ拝見させてもらいましたよ。
それを見て一層E4系に乗りたくなりました。。

私は昭和39年生まれで0系新幹線と同期生。。。

0系の初期車大きな2連窓で景色を楽しむことができました。。

「旅」にでるとやはり列車の車窓からの風景を見るのが楽しみでしょ。。

年々小さくなる新幹線の窓には閉口モノです。。

確かに2階に移動する際に、冷蔵庫トランクはかなり制約を受けましたし、階段の昇降も危険でした。。
2017年11月14日 19:06
通勤新幹線と呼ばれていたやつですね。

正直、すし詰め?の新幹線での通勤は、嫌だなあと思った事があります。

二階建てグリーン車といえば、自分はやはり100系ですね♪

一階G個室も随分愛用してました^^

紅葉、今年は数年ぶりの当たり年だと思いますよ♪

新潟から大宮って(笑)

自分なら新潟の宿で、風味爽快ニシテをたらふく頂きますw

コメントへの返答
2017年11月14日 22:49
私も100系は大好きでした。

特に2階建てが4両も有るグランド「ひかり」の食堂車は、廃車になる際に、何度も新大阪~名古屋間の往復乗り鉄に行きました。。

グリーンの旅を標榜しながら、実際は暇とお金が無いのに行きたい場所だけは全国に散らばるという状況ですので、「ゆったり」な旅とは程遠いです。。

プロフィール

「福島県:ジュピアランドひらた・桜峠ほか お花見【Mercedes-E で60歳になる前のお花見超ロングドライブ①】 http://cvw.jp/b/860472/47675964/
何シテル?   04/24 22:34
ラスト サンバーです。よろしくお願いします。 サイドに大きな六連星を施し、ヒサシ(国鉄・上越型EF58の氷柱切りとも言う)を取り付けたデザインのサンバーは、主...
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