金剛山登山（北宇智・小和道経由）

金剛山に登る人の９割は大阪府側から登り、最短コースで４５分位で登れますが、今日は震災ボランティアに向けた体力強化の為、奈良県側の急坂ロングコース・五條市北宇智から小和道をダッシュで登山しました。。

このコースは普通に歩くと頂上まで２時間程かかります。。

今日はトレーニングで走って登るので１時間１５分位で到達出来る予定です。。

いつもなら登山口に駐車している車は１台居ればいい方ですが、土曜日とあって、駐車していた車は私の他に４台有りました。。

２０分程登り、本道から５分程逸れたところに「天ヶ滝」と呼ばれる美しい滝が有ります。
いつもは１０分ほど余分に歩かなければならないので素通りしますが、今日は強化トレーニングなので敢えて立ち寄りました。。。

隠された知られざる美滝です。。。

金剛登山にこの道を利用する人は殆んど居ません。

鉄道・バス等、公共の交通機関の便が悪いのと、急坂ロングコースである事、奈良県側なので登山人口が少ない事などの悪条件が絡み合うからだと思います。。

土曜日の今日も稜線に出るまでの１時間で下山の夫婦１組とすれ違い、登山の母娘１組を追い抜いただけでした。。

未だ新しい登山靴を履いて全力ダッシュで走って登ったので靴擦れが出来てしまいました。。

稜線に出ると直ぐに大阪府側からの登山道と合流し、驚く程、人も多くなります。。。

画像は「ちはや園地」と呼ばれる広場で、大阪府側からのロープウエイ駅のすぐ近くに位置し、キャンプ場等も併設されたポヨヨ～ンとした場所です。。

家族連れやカップル等、都会をそのまま持ち込んだ様相です。。

私は人の多い山は苦手なので、金剛山の稜線道ではあまり人の通らない道を好んで歩きます。。。

頂上の一等三角点の有る電波塔へ通ずる道もいつもなぜか閑散としています。。

自然の中で目の前に突如として現れるウルトラセブンの地球防衛ウルトラ警備隊の基地の様な施設です。。（古）。。。

金剛山の１等三角点です。

「金剛山」とは通称で、実際は「大日岳1094m」・「葛木岳1125m」・「湧出岳1112.2m」の３つの頂上を持つ３頭峰です。。
ここは「湧出岳」で「３頭」のうちでは２番目に高い頂上になります。。

三角点はとても人目につきにくい場所に有ります。。。

本当 の最高峰「葛木岳」の山頂は葛木神社の奥の院に有り、神様と神社を守る宮司しか立ち入る事が出来ず、国土地理院も神様以外の人間が入れる最高峰として国民感情に配慮したうえ２番目に高いこの地に三角点を建植したようです。

三角点の有る頂上なのに、ここを訪れる人は本当 に少ないのがとても不思議です。。。

（※※※６月６日、前掲の文面に誤りの有る事が判明致しましたので改めさせていただきました。。）

金剛山には葛城神社と転法輪寺が有り、信仰登山も活発に行われています。。。

画像は真言宗醍醐派・総本山転法輪寺です。。。

炎の不動明王が本殿を守っています。。。

こちらが偽の金剛山頂上です。。

こんな看板が立っているのでもしかしたらここが本等の頂上だと誤認している人も多数居るかも知れません。。。。

残念ながら今日は霞んでいて下界の景色は見えませんでした。。。