関宿
投稿日 : 2014年03月24日
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関西本線の亀山駅の一つ大阪寄りに有る関駅・・・
そこには東海道53次で有名な宿場町、「関宿」が有ることは以前から知っていて、関駅も1年に1~2回は必ず通過するのに、今までは一度も途中下車したことは有りませんでした。。
関宿の存在を知ってもう30年以上経ちますが、今春の「青春18きっぷ」の旅で、ようやく途中下車してみることにしました。。
歳のせいか、通過ばかりで先を急いでいた旅から、のんびり途中下車する旅へと趣向がかわったみたいですね~。
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道標が、ここが紛れもなく東海道の宿場町である事を示しています。。
鉄道の東海道本線は名古屋から北西に進路をとり、米原を経由しますが、旧街道の東海道は名古屋から南西の進路をとります。。
ちょうど関西本線のルートが旧東海道と並行で、柘植からほぼ草津線のルートを経て京都に至ります。。
名古屋から京都に至るにはその方が近道で有った訳ですが、鉄道は勾配を嫌いますので、加太越えの有る旧街道と並行する関西本線ルートはメインにはならず、米原経由ルートが栄えたという次第です。。
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関宿は中山道の馬篭宿や妻籠宿、奈良井宿といった宿場町の様に有名どころでは無いためか、土地に住んでおられる方々の生活感がたっぷりと感じられます。。
観光地化の波に飲み込まれず、旧来からの街並みと、住民の生活が調和し、のんびりとした素朴でいい街です。。
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三重県の集落は注連縄をお正月を過ぎても玄関に飾る風習が有ります。。
この関宿の旧家も例外無く注連縄が飾られていました。。。
いつ外すのかは判りませんが、日本的でいい風習だと思います。。
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2階だけ白壁の洋風に仕立てた不思議な家も有りました。。
関宿を代表する旅籠屋・「会津屋」さんと並んで建つ「洋館屋」さんです。。
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関宿の東端、東追分には、伊勢神宮で使用されていた大鳥居が有ります。。
伊勢神宮の20年に1度の式年遷宮の時に移設されたものです。。
大鳥居は伊勢神宮を遥拝するもので、ここが東海道と伊勢別街道との境界で、ここから伊勢神宮に通ずる神聖な道である事を表しているそうです。。
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巷の3連休の割には訪れる人も少なく、のんびりと歩くことが出来ました。。
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初めての土地を訪れた時には必ずその地を見守る神々が鎮座する土地の神社にご挨拶方々お参りすることにしています。
画像は関神社です。
関の街の発展と、国家の安寧、そして自分や家族も元気でいつかまたこの地を訪れる事が出来ますように。。
感謝、感謝。。。
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