2011年05月09日
浜岡停止は英断か蛮勇か
■朝のニュースを見ますと、武田教授と青山さんと言うディープなコメンテータが揃っていました。
そしてこの二人仲悪そう(笑)、見た目の話ですけどね。
■さて、菅首相が浜岡原発の停止を決断して数日が経ちましたが、賛否両論です。
青山氏曰く「浜岡停止は良い事だが、根回しをしてするのが政府の役割ではないか」
武田教授曰く「津波対策だけするのはイマイチでしょう」
お二人も、正論ですがお立場からすると仕方ないと言う所でしょうか。
■私の意見はこれ。
「菅首相に根回しが出来るわけないし、根回しを中途半端にしても無駄」
「とりあえず止めると言う要請はありでしょう」
「お金の事もあるので、まずは浜岡に限定すべきだし、現状はいい感じ」
冷たく言えば、「無理無駄はせず、独断で走るしかないでしょう?」
パフォーマー「菅直人」にしか出来ない仕事です。
誉めている訳じゃないんですけど、今回はいい方向に出ました。
■中部電力は、よくも悪くも原発は一つしかありません。
依存度は約1割、そして60HZ。コストはかかりますが、何とかなるのです。
いいテストケースです。
■ここで補助金とか飾り気無で、「中部電力に環境発電をさせる」のです。
「経費に伴う電気代アップ分の補填」だけ考えましょう。
これで、今のエコが、「エコなのかエコじゃないのか」少しだけ見えます。
■そして市町村等の余計な言い訳をあぶりだします。
原発の見えないコストです。
交付金、税金、地方雇用、メンテナンス費、災害対策費、変な天下り、
変な対策会議
止める事で見えないコストが見えてくるでしょう。
大体原発は「発電コストは安く」とも「補助金、交付金のコストがよく分からない」
要するに税金コストがあるはずなのです。
そこに利権があります。
■利権を悪とは言わないですが、
ちょっとはメスを入れるべきです。
仕分けとかいきがっているのはこういうところですべきでしょう?
■こういう無駄な利権もあります。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011050990070611.html
役立たずの地震予知連です。
研究なので、役に立つはずは無いのです。
余地(訂正)予知に対する研究の建前としては大事ですが、
余計な口出しをして無能をさらすなら、予算ごと切るべきです。
地震の研究論文は読み解くと楽しいので、予算をつけておいて欲しいのですが、
そろそろ予知連ではなく、研究者に予算をつけるべきかと思います。
■「備え」(予備電力)を持ちつつ、時代を先呼んで、テストケースを行う。
全国一致して進退とか訳の分からない事を言うから、コストが大幅にかかるのです。
■原発事故の原因は何ですか?
自然災害+ヒューマンエラー+老朽化ではありませんか??
全てにおいて100%の安全は無いのです。
99.5%の安全を85%に下げることは簡単です。
でも99.5%の安全をを99.6%にする事はとても大変です。
■それが出来ない内は地方自治もただの利権争いにしか見えません。
多分永遠に無理なんでしょうけど・・・
【追記】「それ」というのは、安全への努力と「全国一致ではない、先をにらんだ進退」です
横並びを希望するうちは、「地方自治」など利権争いではないでしょうか【追記終わり】
【ついで】
■一見いい方法ですが、福島の汚染はこれで永久の物に、
タイムカプセルが放射能汚染カプセルに早変わり。
30年後、半減です。60年後、4分の1、残ります。
雨で浸透、地下水脈も汚染。
■穴掘れば安全?
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110509k0000m040091000c.html
東京電力福島第1原発事故で、通常より高い放射線量が福島県内の校庭などから検出されたことを受け、文部科学省などは8日、福島市で、表土と下層の土を入れ替える方法でどの程度放射線量が低減するかの調査を行った。入れ替え後の表土の放射線量は10分の1以下に低下し、一定の効果が確認された。
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原発の将来 | 日記
Posted at
2011/05/09 09:09:58
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