TBSの津波の番組がなかなかいいですね。
ラクトフェリンは
2011年10月04日
ラクトフェリンも効果あるって【また法医研だった】
で取り上げました。
1.スーパーオキシドジスムターゼ (SOD) やカタラーゼ*11のようにヒドロキシラジカルの発生源を阻止する
2.鉄や銅などの金属をトラップし、ヒドロキシラジカルの発生を阻止する
3.発生したヒドロキシラジカルをトラップして生体構成成分への障害を防ぐ
といったことが考えられます。ラクトフェリンにはスーパーオキシドに対する消去能は認められませんでしたが、ヒドロキシラジカルに対するラジカルスカベンジャー能を有することが明らかになりました。ラクトフェリンは鉄を含んでおり、ラクトフェリン含有飼料を与えたマウス群での放射線抵抗性のメカニズムとしては上記(2)の可能性が高いものと考えられます。
2.とは
鉄や銅などの金属をトラップし、ヒドロキシラジカルの発生を阻止する
ちなみに鉄に絡むのが、
フェリチン系(フェリチンとトランスフェリン)
銅に絡むのが、メタロチオネイン
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ちなみの法医研の用語解説が分かりやすいので転載
7) ラジカルスカベンジャー
活性酸素やラジカルはDNAを損傷させ、がんなどの病気の原因になると考えられている。私たちの体には活性酸素やラジカルの毒性を消去する防衛システムが生まれながらに備わっているが、このラジカルの連鎖反応をとめる物質をラジカルスカベンジャーという。ビタミンC、ビタミンE、カロチノイド、茶やブドウのポリフェノール、ラズベリー抽出物等多くの天然ラジカルスカベンジャーの存在が知られている。
*8) フリーラジカル
2つの電子が入る分子軌道に1つの電子 (不対電子) しか存在せず、不安定で反応性に富む物質。活性酸素の中で、スーパーオキシドアニオン (O2・-) 、ヒドロキシルラジカル (・OH) 、ヒドロペルオキシルラジカル (HO2・) はフリーラジカルである。
*9) スーパーオキシドアニオンラジカル (O2-)
活性酸素の中で、フリーラジカルに属する1種。いちじるしく化学反応をおこしやすい酸素を活性酸素とよび、スーパーオキシドアニオンラジカルはその代表的な1種。活性酸素には、不対電子をもつものが多く、フリーラジカルとよばれる。酸素は1電子還元を受けて、まずスーパーオキシドラジカルになり、さらに1電子還元を受け、水素イオンと反応すると過酸化水素になる。
*10) ヒドロキシルラジカル (・OH)
活性酸素の中で、フリーラジカルに属する1種。過酸化水素が、さらにもう1電子還元を受けると、ヒドロキシルラジカルになる。
*11) カタラーゼ
カタラーゼは,スーパーオキシドジスムターゼ (SOD) やグルタチオンペルオキシダーゼと共に、活性酸素を除去するために働いている酵素であり、過酸化水素を酸素と水に変える反応を触媒する。
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一方ラクトフェリン系は
動脈硬化と、ミトコンドリアに関係すると主張する。
エビオスがメタロチオネインを増やす役割があるのと対照的に
ラクトフェリンはメタロチオネインと同じ役割を果たすようです。
ラクトフェリンはミトコンドリア志向性がある・・・と。
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つ、つながらなくていいのに・・・
カリウム40の放射線量に相当するものを、ミトコンドリアとラジカルは
どのように測っているのでしょう。
推論すると、セシウムから出るベータ線は、カリウム40とある程度似た物になりますので
カリウム40が多すぎる=「細胞が膨れすぎ」と言う間違った信号を出させる
そう思っているのですが
そこが今探しているものになります。
それはミトコンドリアが能動的に行っているのか、あるいは受動的に働いているのか、
細胞内小器官の癖に、ちょっと曲者臭がしてきました。
ここに来て、「センサーとしての」ラジカルが大きく絡みそうです。
ただ、そうなると、アルファ粒子もまた絡んできます。
ちっともいい話ではないので、
何とか否定してやろうと思っているのですが
ラジカルセンサー、ゴロはいいのですが
響きはイマイチです^^;
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微量放射線≒ストレス | 日記
Posted at
2011/12/25 16:04:51