Simi valleyから、サンタモニカ山脈の南にあるLAのダウンタウンまではちょっと距離はあるが、それでも車で40から60分程度(もうちょっとあるかも)。海岸にあるサンタモニカだったら、もっと近い。なにより、マリブやトパンガの「すぐ裏側」にある訳で、ビバリーヒルズやベルエア、ウエストウッドなんかには「とても近い場所」だと個人的には思う。こんなところに、「もんじゅ」と同じ液体ナトリウムで冷却するタイプの原子炉があったとは!
そして、案の定、液体ナトリウムは事故を起こしやすいこと、そしていったん事故ると人間の手に負えなくなってメルトダウンまでいってしまうことを、最初に実証して見せてくれたわけだ。地域住民の命と健康という高い代償を払って。メルトダウンすると燃料棒の温度は数千度に上がるから、連鎖反応の分裂砕片核物質(fission fragments)のうち、揮発性の高いヨウ素131やセシウム137などがガス状になって、溶けてしまった炉心内部から逃げ出してしまう。電源がキチンと確保され、冷却機能が保持された状態でも、メルトダウンしてしまうわけだから、福島のように電源喪失、冷却機能停止と、警告音声が鳴り響く状態になってしまったとき、液体ナトリウムで冷やす原子炉を冷やす手だてはもう無い。(水をかけたら、ナトリウムと反応して爆発炎上してしまうから。)