ガンダーセン教授の最新動画と、訳のページを久々ご紹介しましょう。
ガンダーセン教授カテゴリーをそろそろ作った方がよさそうですね^^;
ご存知ガンダーセン教授は、原子力における第一人者の一人です。
一言言っておきますと、彼の仕事はよりよい原子炉を提案することであって
原発を滅ぼすことではありません。
故にその発言は重みがあり、
事実認識という事における面で、大いに教えていただいた
と言う立場でしょうか。
動画にも、かつて登場した、あの巨大格納容器の写真が登場します
2011年04月26日
3号機画像編その2
和訳はこちらから引用させて頂きます
フェアウィンズが日本語サイト開始します。福島原発と同様な総ての原子炉設計の安全性に関する問題を特定。
さて、YOUTUBEに動画を主に掲載しているJUNBROKE氏、
ややあおり気味な表現も目に付きますが、上記に和訳ページを載せてい下さっていました。
主だったところを紹介しましょう
*********************************
重要なポイントは以下の2点
(ちなみに1については弘(2型)さんが指摘しておいででしたね)
1)沸騰水型は、底から燃料棒を挿入するので、メルトスルーしやすい
2)当初水素爆発は考えられていなかったので、後付ベンドがあるが不完全な物である。
引用1
マギーと私は歩いているとき、マギーが言いました。「私たちはこれまで多くの専門的な報告書を作成して、たくさんの問題を発見してきたじゃない。」そして彼女は尋ねました。「次に事故を起こすとしたらどこだと思う?」
私は、どこかは分からないけど、それはマーク1沸騰水型の格納容器になるだろう、と答えました。そうです、福島原発の原子炉はマーク1型の格納容器でした。この沸騰水型格納容器の写真は、70年代に撮影されたものです。これは福島原発の原子炉と同じもの=掲載の写真です。これを案内させてください。
引用2
電力喪失という事故における、
これらベントを開けるための手順、誰かに完全に防護服をまとい、発電所の中央にある大きなバルブのところまで降りていき、それを開放するために200回、クランクを回すことを要求することに目を向けてみましょう。今、想像できますか?原発事故の真っ只中、水蒸気、爆発、放射線がある中へ、作業員を発電所内へ送り込み、バルブを開けるために200回させることを。そういうことで、ベントは2次の救急ばんそうこう的な修理で、40年前に小さく設計しすぎた格納容器においてその機能を果たしませんでした。
引用3
このことは現在NRCが目を向けていない、独特な問題と重要な違いを持ち出しました。もし加圧水型原子炉で炉心が溶融した場合、その核原子炉の底には穴はありません。非常に厚い8〜10インチの金属の塊であり、各原子炉がメルトスルーしなければならないからです。しかし福島原発ではこうはなりませんでした。
福島原発は沸騰水型原子炉だったのです。これは底に穴があります。福島原発、アメリカまたは日本にある他の原子炉のような沸騰水型原子炉の底に、核炉心あるとき、その原子炉にとって
メルトスルーは簡単に起こります。なぜなら原子炉の底に60の穴があるからです。8インチの鋼をメルトスルーする必要がないからです。ごく薄い囲まれている配管をメルトスルーし、各原子炉底の穴から抜け出しさえすればいいのです。
■原子炉の欠陥と考えるのは簡単です。
ガンダーセン教授の立場ではそうあらねばなりません。
■しかし・・・
福島第一の事故においては、
それは悪くない方向に働いたのです><
*********************************
■引用1は別に、
同じような事故が起きるだけのことなので・・・
まあ当たりまえっちゃあ当たり前です。
しかし、加圧水式は容器に不安はありませんが
蒸気発生器に大きな不安があります。
蒸気発生器に何か大きな問題が生じると
瞬時に水がなくなって、
容器内にメルトダウンした燃料が固まるという
事態が起こりえます。
■引用2については
福島第一のスタッフは・・・ベントを為しえました。
アメリカでは・・・??^^;ですがベントをしなくても
配管が破損するでしょう
■
重要なのは引用3です。
上手にメルトスルーが起きなければ、
消防ポンプでの注水は圧力の問題で不可能であった。
この現象は・・・実は3号機で発生しました。
2011年07月20日
【嗚呼(泣)】3月20日の想像したくない炉内の状態【やっぱりね】
東北大の解析で
そして炉内は、
■つまり空焚きこそが、
原子炉にとって致命的かつ暴力的な反応を起こします。
汚いたとえで大変申し訳ないですが・・・
(食事中は見ないで下さい)
■貴方がとんでもない下痢をしたとして
ベントはおならです。
沸騰水(BWR)なら、すぐにもれてしまいます。
しかもおならが少ししか出ない
加圧水(PWR)なら、かなり我慢できるのと
かなりおならが出ます
■しかし、空焚きが起きれば・・・
おならでは恐らく誤魔化せません。(これは検討の必要がありますが)
我慢に我慢を重ねると・・・
要するに空焚きが起きた時点で
原子炉はジ・エンドです。
BWRだろうが、PWRだろうが・・・
■原子炉の空焚き・・・
容認派にとっては重たい物ですが
空焚きが起きた時に如何に注水するのか・・・
ベントも強制排気ベントでなくては、その圧は下がらないでしょう。
いずれにしても電源喪失をしては注げない・・・
(エコ電力などで電源喪失しないという提案はしてみましたけどね)
ここを避けていては、原子炉に一切の未来はないのです。
そのあたりにどのような回答が為されるのか?
NRCを含めて重たい課題かと思っています。
Posted at 2011/09/25 20:29:21 | |
トラックバック(0) |
福島第一事故における検証 | 日記