この記事は、
被災者の意見まとめた「被災地いらなかった物リスト」が話題に- ITmediaについて書いています。
自分の備忘を兼ねてトラックバックさせて頂きました。
■避難先で、あるいは避難せずにインフラ被害で
という色々なケースがあったと思います。
また、ちょっとの事で集団心理で買占めとかが起こっちゃいますね。
そこで大事な事を押さえておきましょう^^
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■というのも、阪神大震災を間近で見て、
ちょっと首を突っ込んだりしていたり
北海道上陸当日に南西沖地震が起きて
今回の震災もインフラ被災して、その他もろもろ
地震に会っているもので…災害には著しく強いです。
元々山歩きしますので装備ありますしね。
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■実は必要な物は時間単位で変わっていきます。
1)連絡が取りたい
2)温かい食べ物、寒い
3)体拭きたい
4)下着
5)トイレ
6)お風呂
7)電池切れ
8)普通の着替え
順番的には
そんなもんじゃないでしょうか?
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■阪神大震災では、大阪は生きてましたから
怒涛の救援物資が届きました。
しかし問題は、「
初期において救援物資が来るなら誰も困らんわアホ。」
つまり、
近づけないが問題としてあります。
今回はガソリンが大問題になりましたけど
これは、「
停電してないなら早めに入れろ」
しか言えないと思います。
■ちなみに
避難の場合には車は言うほど使えませんし
携行缶は素人が使えば、福知山の事故になりますからね。
あれば物が積めるのが一番の魅力。
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■初期においてはこれが大事です。
(バス)タオルと携帯コンロとビニール袋ゴミ袋可とはさみ(刃モノ)
防寒着類、トイレットペーパー
携帯食料(1日位) 携帯電池、LED(灯り)
寝袋があれば持って出たい所ですが
そんなもん取りに行く暇があれば避難はいりません。
避難袋がすぐ取れればそれを持って走るかどうかなんでしょうね。
欲しいのは枕と布団。蒸れるのは良くないのですが
ゴミ袋にナンカシら詰めれば布団になります。
後はタオル類を肌がけにすると。
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■2,3日経てば死ぬほど食い物がきます。
おにぎり爆弾状態です。
この時には空のペットボトルと
コッフェル(小鍋)があればいいかと思います。。
空のペットで水を流せば、主水さんのエントリーでもあった様
にタンク式のトイレは普通に使えます。
非水洗でもトイレットペーパーは欲しいですね。
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■阪神大震災の時最大の問題はトイレとお風呂でした。
自分の行きつけの銭湯がエライこっちゃになりましたからね。
この辺りは自治体に提案してもらうしかないのですが
排ガス規制に対応した、小型焼却炉
にお湯が湧かせる台をつけてもらって
まきストーブ変わりに出来れば
後は、芋煮でもできそうな大鍋にバルブ付きノズルがあれば
お湯が出来ます。
沸騰させればある程度飲料にも使えます。
温かいものも煮れますね。
ただ煮る鍋は別の方がいいと思いますけどね。
(バルブやストレーナに生ごみが残るとえらいこっちゃに…)
殺菌したお湯を用途に応じて薄めて使うのは
なかなかに便利です。
こういった物を公民館にでもおいておいて
地域行事で使う習慣があれば助かること請け合いです。
おにぎりはおかゆ風雑炊にすれば量が増えます。
何より(消化的に)ご年配にもいいでしょう。
意外に調味料もこういう時は重宝しますが
誰か持っているかと思います。
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■燃料は?、いらない支援物資(笑)
古着もゴミ袋に入れれば布団にでもクッションにでも即席でなります。
燃やすのは本来古着とかは
化繊が含まれているのでよろしくないのですが
そういった所で、燃やせる小型炉(電源不要)があれば
非常に助かるかと思います。
ドラム缶だとやっぱり色々湧きますからね^^;
木くずしか燃やせませんし。
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細かい事を言えば、水に関しても数日でペットがなだれ込むと思いますし
それまではラップと小鍋等で蒸留してもいい訳で
とにかく、病人お年寄り、赤ん坊
これらをどうにかしようとすると水とお湯とタオルというのは
欲しい物です。
後は贅沢を言えばキリがありませんが
おむつと生理用品はこれは行政で配慮して欲しいですね。
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容器と受け渡し集団と過熱手段と拭く物があれば
経験上何となるケースが多いです。
また上記の様な手段は、
傷病者の発生時にも必要な物です。
大震災における死者は、津波を除くと
介護者の移送関係で多発した
というのは特筆すべき事です。
情報端末はローテーション制を引けば
混雑緩和に繋がるでしょう。
(むしろ使わないことで電池を長持ちさせる)
それと割りばしと、ラップは必需品ですね。
特に割りばしは後で燃やせば燃料にもなります。
スポンジと洗剤は限られますし
洗い物の水の確保はちょっと難しいからです。
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■経験上全ての物を持って
逃げる事は出来ません。ですから手元にある何かを
共用のつもりでもって逃げる事が大事です。
極論「桶」だっていい訳です。
火さえつけば、石焼きって方法がありますから。
手作りスノコの上に置けばお湯が作れますね。
あんまりでかい石は持ち歩けないのでそれこそ
勧めませんけど…
火と鍋とコッフェル(小鍋)+ラップくらいあれば
清水の確保は可能です。
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■ちなみに下着は1週間過ぎた位で大量に届きます。
古着がいらないってことは逆に言えば
それなりの物があるってことでもありますし
状態が分からないってことです。
雑巾なり燃やすなりしたい所ですが
そのままだと化学製品はおっかなくって燃やせません^^;
かと言って衣類関係は灰類も結構読めないので、
本当は混合して燃やさないといけないんですけど
そこはたき火好きに任せるしかないかなと思います。
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■今回の震災での痛手は、何よりも物流が
放射能の風評被害でストップした事です。
またそもそも清水なのかという疑念が起きた事で
同時に原子力災害が読めなかった為に
それこそいわき地区では残る組と逃げる組に
「分ける」結果となりました。
一方の東北は仙台以北が陸の孤島と化しました。
その辺りの影響は水道復旧の
まばらさに繋がりましたので、一部は水不足に悩んだり
トイレが復旧しないなんてところもありましたね。
秋田地区も物流拠点として色々手を尽くしたりしています。
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■とかくいらないものも多いのですが、
それをいる物に変えるのも大事です^^
伺った中で気になったのは
強烈な集団心理化におかれますので
全ての人に行きわたらなければ
なかなか平準化されない、
という大問題があります。
東北であった為に事なきを得ましたけれど
我の強い地域であれば
より大変になったかと思います。
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■それと清水以外の
、『生活用水の確保』
これもまた大きな問題になっていました。
飲む水ではなく、
洗う水やトイレの水
そういった物が止まると、
集団下では大変なことになります。
阪神も東日本も冬季だった為に
大問題になっていませんが
夏季の場合は疫病に発展します。
■トイレにおいては井戸水や地下水の利用
も検討して欲しい物です。
また、洗い物についても、
これらの水でもあるとなしでは大違いです。
農業用水などの確保も
管轄を超えて検討して欲しいと思います。
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■とにかくあると重宝するのがレジ袋ゴミ袋
袋です。後は水の確保があるなら洗濯物干しです。
そして食器と食べる道具です。
何よりもトイレ道具(人の整理に関るもの)です。
この辺りは避難物資でやって来たという話をあまり聞いてません。
短い距離なら穴さえなければバケツにも使えますし
ゴミ袋にまとめておけば容易には盗めません。
後はとにかく弱者を救うためにはと考えれば
自ずと必要物は出てきますし、
最初の2日を乗り切る事が大事ですね。
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■どちらかと言えば火災で焼け出されたような
地域ばかりをマスコミはクローズアップしますけれど
そういう地域は何気にごく一部です。
但し震災後政府は一つの地域を
どうにもならない震災地域にすべく
画期的決断を下しています。
帰るも地獄、残るも地獄
揚水もできないトイレ等を考えると
例えば夏季のオフィスビルに3日間避難なんて
地獄どころの騒ぎではありません。(苦笑)
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■実際には経路確保の上、段階的に帰すしかないのですが
川やメイン道路などの交通封鎖を避けて
帰るルートを今から探っておくしかないかと思います。
(帰るか帰らないかは状況に応じてですが、
責任回避論としてのオフィス「全員」籠城は非常識でしょうね。)
もちろん決してむやみに帰ればいいもの
ではありませんので
安全確認の体制をとって
帰れる人帰らないといけない人、帰らない人など
事前に打ち合わせる必要が今後あるでしょうね。
震災時は固定電話→携帯等の
ちょっと「ひねった」経路が繋がりやすくなりますので、
そういった、安否情報確認の訓練も必要かと思います。
(安否さえ取れれば、会社にいる必要はない)
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■何より怖いのは病院には非常用電源がある事が多いのですが
そういった所をめがけて難民が殺到する事です。
そんな事になって医療が止まれば大量の人が死亡します。
経験上は原子力災害や侵略がない限り48時間以内に
大体の問題は解決します。
逆を言えば原子力災害は、震災リスクにおいては
非常に意味が大きいとも言えました。