1996年9月の免許制度改正で大型二輪の免許を教習所で取得できるようになりました。
それまでは運転免許試験場で限定解除審査を受けるしか方法は無く、その合格率は1%とも言われる狭き門、その門をこじ開けたのはライダーやバイク屋の声ではなく、ハーレーやBMWなどからの外圧、「自社のバイクが売れないのは免許制度が悪いからだ!」でした。
まぁ良くある話で、我が国は外圧に対しては腰が低い(^^;
ともあれこの法改正により教習所で免許を取得できる準備は整ったのですが、教習所が新たに大型二輪の教習を始めるには指定自動車教習所として認定を受けねばならなかったそうで。
「申請して指導員が研修を受ければ指定自動車教習所の認定が下りるんじゃないの?」と思ってましたがさにあらず、波状路など新たに必要となる設備や車両の購入、指導員の資格取得(資格は車種毎に必要)はもちろんのこと
生徒を10人集めて教習を行い、その10人を引き連れて運転免許試験場で限定解除審査を受け、全員が合格しないと大型自動二輪の指定自動車教習所として認定が受けられなかったそうで・・・。
1人でも不合格になればまた教習生集めからやり直し、一発の飛込み試験よりは教習を受けている分だけ合格率は高かったとは思いますが、こちらも狭き門には違いはなく、何度も挑戦してようやく認定を受け、晴れて指定自動車教習所として大型自動二輪の教習を開始する事ができたそうです。
そんな話を指導員から聞き、結構大変だったんだなぁと思うと同時に、あのボロいCBもそんな歴史を経てまだ現役で使われているのかと思うと感慨が・・・いや、当時から使われているかどうかは知りませんけどね(^^;
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大型二輪免許 | クルマ
Posted at
2016/04/17 12:15:57