今日はマルゾッキ・マラソンLRの
分解&組み立てをしてみた。
まだ買ったばかりのマルゾッキの何が不満なのか?モデル名のマラソンが示すとうり余計な動きをしないんです。もちろんそれは用途を考えれば正しい、その用途は山でのXCライド。ペダリングの度にグワングワン動かれたら集中できないですよね。好意的に書きましたが批判的に書くと
「固いし衝撃&振動吸収に満足できない」です。
自分はお気楽ライドのために買ったので、
もう少し動いて欲しいんですよね。そこで一回ばらしてグリスアップやオイルを変えればより良く動くんじゃないかと(笑)
さっそく分解です。
1・エア抜き
とりあえずエアを抜きます。
2・ロアボルト&リバウンドレバー取り外し
ピンボケ・・エア側は6角レンチでボルトを緩めます。
ダンパー側はリバウンドレバーをタオルで保護してプライヤーで引き抜きます。その後6角レンチで変形ナットを外します。レバーは
事前に全開にしておきます。これはダンパーユニットからオイルを排出&吸い込みしやすいようにです。
3・アウターケース分離
分離できない場合は、ロアボルト&ナットを付け直し6角レンチをプラハンで叩けば緩みます。
スチールにメッキ・・ちと安っぽいな~
4・インナーチューブ分解 エアサイド
24mmのボックスで上部を緩めます。しかし凄く硬いのでラチェットのレバーにパイプを噛ませてゆっくり緩めます。
※緩めて固いのはシール剤が塗布してあるか山が痛んでいるかのどちらか・・・
自分は2度目の分解&組み立てで山を壊しました・・
エアユニット側はCリングで止めてありますよ。
でも、Cリング外しでチョチョイです。
エアユニットは下側から取り出します。
5・インナーチューブ分解 ダンパーサイド
ダンパーサイド上部は26ミリのボックスで緩めます。こちらはすぐ緩みました。
ダンパーユニットは上から外します。しかし、オイルが溢れるので慎重に外しますヨ。真ん中のシャフトにオイルが入っています。黒い側を下にすると残ったオイルが出てきます。上段のバネ付きシャフトはダンパーロックアウトのユニットです。
6・エアユニット 洗浄
グリスでべっとり。でもこれが新品状態。
洗浄後。ネガティブコイルは凄く硬いです。
これはトラベル調整用のスペーサーです。現在トラベル100mm外せば120mmに延長で、今回は外して
120mmにしてみます。しかし、計算上は120mmですがエア圧を少なめにして柔らかめのサスにしたいので、トラベルは100mmくらいに落ち着くはずです。
たぶん・・・
7・ダンパーユニット洗浄
ダンパーは綺麗です。当り前か(笑)
左の40cc弱がダンパー側のオイル。柔らかいフォークオイルですね。
右の10ccの方が
エアユニットのチャンバー内に入っていました。かなり硬いオイル・・これを減らせばストロークをたっぷり使えるかもですね(笑)でも、マルゾッキのHPデーターではエア・ダンパー側とも7.5#のオイルで10mlの容量だったんだけどな(苦笑)
8・アウターケース洗浄
アウターケース内部を洗っていたら、エア側からこんなものがポロリ!向きはどっちだ?現物合わせすると写真の表が上側でした(苦笑)ダンパー側にもゴムのパーツが入っていたけど取れないのでそのままで(笑)。
9・アウターケース ダストシールチェック&グリスアップ
ダストシール&オイルシールはスカスカだったんで
シリコングリスを充填させときました。奥に見えるのがオイルシール。
ここから組み立て
10・エアユニット組み立て
組み立ての順番を間違わないよう注意しながら組み立て。ゴムのOリングやスポンジシールにはたっぷりとシマノプレミアムグリスを塗布です。
11・ダンパーユニット組み立て
ダンパーユニットは取りあえず組み立て
12・インナーチューブ組み立て
エアユニットとダンパーユニットをインナーチューブにセットイン!エアユニットは下から、ダンパーユニットは上からインです!
13・アウター&インナーチューブ合体
シールを傷つけないよう慎重にインナーチューブを挿入。左右同じように喰わせるとするっと入りました。その後、左右のロアボルト&ナットを仮止めします。
※追記 ここは非常に気を使う部位です。先にエアチューブを挿入気味にするのが成功の秘訣?エアチューブの先端はテーパーになっておらず角ばっていてオイルシールにスムーズに挿入しづらいです。
14・エア注入
エア側のアッパーを締め込んだらエアを充填。これをしないとナット&ボルトが
空回りしかねないですね。
15・ロアボルト本締め
インナーチューブが伸びたら仮止めしていたロアボルト&ナットを本締め。リバウンドのレバーはプラハンで叩けば
カチッと音がして固定されます。
16・フォークオイル注入
データによればマラソンLRはエア&ダンパーともに7.5#のフォークオイルを10cc入れることになっていたのですが、現物は少々違うようで・・
ダンパー側には
ヤマハのフォークオイル7.5#(10#と5#をブレンド)を50ml入れ、エア側には同じフォークオイルを10mlいれました。ストロークが使いきれないようだったらエア側からオイルを少し抜こうかな。
そして、サスをゆっくりと押し込み&緩めを何回か繰り返し、ダンパーユニットにオイルを回します。
ふうっ~・・取りあえず今日はここまでにして、明日エア&オイルが抜けてないかチェックをしてフレームに取り付けます。
午後の3時前から作業開始し、片付けが終わったのが5時前・・2時間掛かりました!まったく初めてでマニュアルもないし・・まあ良い感じだったのではないでしょうかね(自画自賛)これで度胸がついたのでいずれはFOXも分解してみたいですね!
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MTB サスペンション | 日記
Posted at
2015/11/15 21:26:41