旅行の2日目。
親不知から北陸道に乗って西へ向かいます。
お天気が悪いからか、日曜なのに道は空いてます。
雨が強くなると、前の車の水煙で、テールランプがよく見えない。
しかし・・・・北陸道の富山県の真っ直ぐな道、一気に通過しましたが・・・。
立山が雲に隠れて見えないと、助手席は、つまらないわ~。
どーも台風に向かって走ってるようだし。
助手席はひまだぁ~~~!と116km 金沢森本IC到着しました。
金沢に来たら、当然「兼六園」、押さえておかないとね。
雨はポツポツ。。。県営の駐車場から坂を登って、「桂坂口」から入園。
脇の茶店通りも、風情があります。
しっとりとした雨の庭園は、なかなかいい感じです。
でも、観光名所だけあって、観光バスのガイドさんが旗を持って先導する団体さんがいます。
震災の影響でしょうか、ここ数年、どこの観光地でも出くわす、大声で喋る外国人観光客は居ません。
大きな庭園のよさは、あまりピンとこない私。。。
「兼六園どうだった?」って聞かれたら、「・・・・・・庭!」としか答えられない。う~ん、すいません。
そんな調子なので、早々に引き上げ。
県営駐車場は、向かいの県営物産館でお土産を買ったので、料金が無料になりました。
次に、武家屋敷跡に行く事にしました。こちらは、周辺にコインパーキングがあります。
一般に公開されてる「武家屋敷跡野村家」へ。
ここ、ミシュランの観光地格付けで2つ星にえらばれたそうですよ。
兼六園のお庭より、こちらのお庭の方が、良さがわかります。
お隣は、
茶菓工房「たろう」
ここのお菓子、美味しいです。
一番のお気に入りは、「地の香」、きなこのお団子にマカデミアナッツと和三盆がまぶしてあります。
これ・・・お取り寄せしちゃうかも・・・。と、思うくらい美味しいです。
雨は上がりました。
やっぱり、兼六園より、こちらの方が好きだなぁ。
しっとりとした土塀に、石畳。
ここは、雨上がりがとても似合います。
湿気を含んだ空気に、とても癒される香りと、風景が調和しています。
散策の途中、こちらのお店で小休止。
菓遊庵
かき氷を頂くつもりで入ったけど、私はクリームあんみつ!
求肥の代わりに、胡麻と抹茶の生麩が入ってます。
武家屋敷跡、塀の内側は、普通のお宅です。
突然、門から、バックで、奥様の運転のベンツが出てきたりして、普通に生活されてます。
途中にステキな食器屋さん、時間が無いけど「ちょっと、見て行きたい」
「本田屋食器店」
主人が樫のお椀の前で動きません。気に入ったようです。
でも、お値段が三千円を越えています。
「どうしよう」
「買わずに帰って、欲しかったといっても、金沢まで、お椀を買いに来れないよ。」と、お買いもの悪魔の私が主人の耳元にささやきます。
・・・・私なら、きっと、36で、来ちゃうけどね・・・・
というわけで、お買い上げ。
私は珪藻土の素焼きのコースターと、まな板置きを買いました。
素焼きなので、水分を吸ってくれます。
テーブルに置く側には、シリコンが塗ってあって、傷をつけない配慮がされています。
なにより、この、暖かみのある色と、質感が気に入りました。
旅行から戻って調べたら、こちらのお店、インターネットなどの通販はしていません。
やっぱり、買って正解でした!・・・・・・買わずに帰ったら、また行かなくちゃならない。
さて、そろそろ、金沢を発たないと、今夜のお宿「宇奈月温泉」到着が遅くなってしまいます。
帰路は金沢東ICから北陸道を戻ります。
やっぱり雨は、降ったりやんだり。
黒部ICで降りて、一本道で宇奈月温泉へ。
今晩のお宿は
「延楽」 久しぶりに、和風の温泉旅館です。
玄関で係りの方に36の鍵を渡して、車は駐車場に移動してもらいます。
係りの仲居さんが居て、お部屋に通されると、お茶を入れてくれる。
懐かしい旅館のしきたり。
お食事は、夕食も朝食も、お部屋で取るのは、珍しいですね。
窓側のイスとテーブルも、温泉旅館の定番、足元には、黒部川。
テーブルの上には、懐かしい、陶器の灰皿に、箱型マッチ。
このマッチが、また可愛いイラスト!
お風呂は全て源泉賭け流し、露天風呂が二つあって、朝と夜で男女入替になります。
今晩は巨大ヒノキのお風呂・・・それも、誰もいない 貸切!
ああ。幸せ♪
お食事は、富山名物の「白海老」づくしで、14品。
白海老って、甘エビの半分くらいの大きさの海老です。
海老の甘みがたっぷり。
配膳してくれる仲居さんが、お椀から召し上がってくださいねと。
だしで、その旅館の板前さんの腕が判るというのです。
自信のお椀を頂きます。
白海老のつみれが、フワフワで、おだしが身体中に染み渡る感じです。
日本人に生まれてよかったと思う、この旨味。
一番のお気に入りは、白海老の昆布締め、これはきっと忘れられない味。
最後は、先ほどからいい香りがする、お釜で炊き上がった、白海老の炊込みご飯。
「おこげ」がたまらない香ばしさ。。。。ああ、でも、もう、満腹で、ご飯2膳は食べられない。
「もったいないなぁ、食べられないの?」って主人はしっかり2膳食べてる!
食事の片付けが終わると、お布団を延べてくれて、小さなポットに氷水を持ってきてくれます。
ホテルと違い、フロアに製氷機や自販機のサービスは無し。
翌朝のお茶の準備も整っています。
お部屋にもお風呂は付いてますが、やっぱり温泉は大浴場!
というわけで、少しお腹がこなれてきたので、今度は大浴場へ。
こちらも、また、誰もいない貸切で、ゆったりのんびり。
旅の2日目、白馬から金沢へ寄って宇奈月温泉まで 311km。
今日の運転は主人1人で、「あ~、この車、ヤバイ、どこまでも運転したくなる」