ヘッドライト インナーブラック ヘッドライト外し~殻割り~マスキング
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ヘッドライトのから割りです。
まずはヘッドライトを外すのですが、その前にバンパー外します。
ヘッドライトのレンズとその周りに傷がつかないようにマスキングをしておきます。
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もうバンパーとヘッドライトが外れた後の写真ですが、バンパーの外し方はこちら→
http://minkara.carview.co.jp/userid/887393/car/2052353/3991142/note.aspxを参考にしてください。
ヘッドライトは赤丸の位置にあるボルト3本と、緑の丸の位置にあるナット1つ、水色の丸の位置にあるプッシュリベット1つで固定されています。
これらを外せばヘッドライト自体はフリーになりますがとても外しにくいので、フェンダーの上のボルト2本も外してフェンダーを少し上に浮かしながら外すと外しやすいと思います。
ただしあまり無理にフェンダーに力を加えすぎるとフェンダー自体が変形してしまう恐れもありますので注意してください。
また、少しヘッドライトが抜けてきた時点で早めに裏側1、下に一つあるコネクタを外してから完全に取り外します。
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ヘッドライトが車から外せたら、次はいよいよから割りです。
ヘッドライトを大きめの段ボールに入れ蓋をし、横に穴を開けてドライヤーを突っ込みます。
この時ドライヤーの風がヘッドライト本体に直接当たらない位置に穴を開けます。
そしてドライヤーを温風が出るようにセットして15分程待ちます。
その間暇なので何をしていてもいいですが、ドライヤーの側は離れないようにしてください。
段ボールの中を含めとても高温になりますので、万が一の事を考えてすぐにスイッチが切れるようにしていて下さい。
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15分程暖めたら(ドライヤーの熱量によっては10分くらいでもいいです)蓋を開け、レンズを外していきます。
この時ヘッドライト本体、特に金属部分が高温になっていて火傷の恐れもありますので軍手などを着用することをおすすめします。(ちなみに私は素手でやりました)
ヘッドライトによって個体差があると思いますが基本的にはレンズは最初隙間がほとんど無いくらい密着しています。
先端が固く薄っぺらい物なら何でもいいのですが、出来れば素材はプラスチック。
内張り剥がしか、最悪マイナスドライバーでも構いません。
その辺りの隙間に入る薄さのその物から使用して隙間を少しずつ広げていきます。
※マイナスドライバーは金属でレンズやハウジングの素材であるプラスチックよりも固いので、もしマイナスドライバーを使用される場合は自己責任で細心の注意を払って作業を行ってください。
隙間が広がらないからといって無理に力を加えすぎるとレンズが割れてしまう可能性があります。
ヘッドライトに使われているブチルシーリングは熱することで柔らかくなりますが、柔らかくなっても粘度が非常に高いので物凄く粘ります。
ですので強い力で一気に開こうとしても全く上手くいきません。
弱い力でもいいので継続的に力を加え続けることで非常にゆっくりですが少しずつブチルが伸びて開いてきます。
というわけで外し方の手順としましてはまず、段ボールに入れ暖める→暑いうちに隙間の大きいところから少しずつ広げる→広がりが悪いときはドライバーで暖めながら広げる→グルッと1周広げ終わったらまた段ボールに入れ15分程暖める(1度に広げる量はほんの少しでいいです)→隙間の広がりに合わせて厚みのある道具に変え徐々に広げていく(爪の外せる位置まで広がったら爪を外す)→また段ボールに入れ暖める。
これの繰り返しです。
同じ場所ばかり広げるのではなく全体をまんべんなく広げるのも大事です。
ちなみに写真にもありますが私は↑ロードバイク用のタイヤレバーを使いました。
固さ、形、素材的に非常に使いやすくて重宝しました。
ちなみに1つ目のヘッドライトは1時間くらい格闘しましたが、2つ目は慣れてきていたので30分以内に出来ました。
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ようやくレンズが外れました。
レンズはホコリが積もらないように内側を下にして置いておきます。
本体の方はブチルが余計なところに付かないようにマスキングしておきます。
本来ならここから更にバラして加工をするのですが、私は光軸を再調整するのが面倒だったのでこのまま加工していきます。
※今回はインナーを塗装するだけですが、もしイカリング等を取り付けたい場合はここから更にバラさないと加工が出来ません。
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次にマスキングをしていきます。
ここからはゴム手袋をして作業をしていきます。
ヘッドライトのメッキ部分の中でも反射板の役割をしている部分は塗装をしてしまうと光量が足りなくなってしまうので塗装しないようにマスキングをします。
まずはハイビームのバルブが刺さっている穴の周囲。
段々になっている三日月型の部分です。
↑ではベッタリとマスキングテープを貼ってしまっていますがこれが後の大失敗(マスキングテープを剥がした際に一緒にメッキが剥がれる失敗)を招きます。
対応策としましては、ベッタリとマスキングテープだけで覆ってしまうのではなく
まずマスキングしたい箇所の形より一回り小さい大きさで新聞紙等を型取りして、
真ん中はその新聞紙でマスクし、縁だけをマスキングテープでマスクします。
このやり方はなるべくマスキングテープがメッキに触れる面積を減らすのが目的です。
上記の通りヘッドライトのメッキ部分は経年劣化により物凄く弱くなっています。
ですので素手で触るのもNGです。
汚れ等が付いたらまず取れないです。
マスキングテープ自体も粘着が弱いものを使用するか、どこか違う場所に何度か貼って粘着を弱くしてから使用した方がいいかもしれません。
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これでハイビーム部分のマスキングは完了。
正直なところ以前インナーブラックをやったセリカのヘッドライトはインナーと反射板が別体になっていたのでとても簡単でした。
今回のコペンのように反射板とインナーが一繋ぎになっているヘッドライトはこのようにメッキ部分に直接マスキングテープを貼ることになるので、メッキが剥がれるリスクもありますし、まずマスキング自体がとても難しいです。
ですので今回の作業で個人的に一番難易度が高かったのは、このマスキングでした(^_^;)
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そしてロービーム、ポジションのところも反射板があるのでマスキングします。
その2へ続きます。
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