2016年03月05日
車との対話
本日は腰痛が酷いので家で療養中です(泣)
今週は少し仕事を飛ばしすぎたので
あまり酷くなる前にしっかり治そうと思います。
※最初に予めお断りさせて頂きますがですが、
以下の感想はあくまで私の個人的感想によるものです。
気分を害されたりする方はご遠慮下さい。
昨日のブログでも書いたテーマなのですが、
スイスポに乗って改めて感じるようになったことが「車との対話」の大切さです。
やはりMTということもあってエンジンの振動、回転数などを
メータなどの視覚から、そして体全体から感じながら運転することの
大切さを改めて感じるようになりました。
車からの声を聞きつつどこでシフトチェンジするのか、どこでアクセルを踏み増すのか
そういったことを考えながら運転することがMTの難しさでもあり
楽しさでもあるんだなと、MTに乗るようになって感じました。
ただこの「車との対話」についてはMTだけに限った話ではなく、
もちろんATの車にとっても欠かせない重要なことだと思います。
そんなことを考えつつS4とスイスポを比べてみると、それぞれ車のアプローチが
異なっているなと感じる事がありましたので少し書いてみたいと思います。
まずWRX S4の場合ですが、この車はアイサイトを含めた先端の安全装置が満載されており、
それらの表示や音で運転席はいつも賑やかです(笑)
車線をはみ出しそうになったとき、前との車の車間距離が短くなったとき、
「ピピッ!」と警告音とともに前のディスプレイに警告表示が出てきます。
こちらはS4のメーターの写真ですが、タコメーター、スピードメーターに囲まれた真ん中に
大きなカラー液晶ディスプレイがあって、ここにアイサイトなどからの
様々な警告が表示されます。
またインパネ上にはマルチファンクションディスプレイも装備されており
多彩な情報が分かりやすく表示されるようになっています。
当初S4を買うときに一つ心配だったのがこれらの先端装備を使いこなせるかということ。
まるで新しいOSのパソコンを買った時のような、これから使いこなせるのかどうか、
そんな一抹の不安がありました。
ただ、いざ納車されてみると全くの杞憂に終わりました。
アイサイトを含めた安全装備についても、決して運転を邪魔するようなものではなく、
あくまで危険な状態に陥りそうな時になって初めて作動するような装置であって
普通に運転している分には「介入」するような装置ではありません。
またレーダークルーズコントロールやアクティブレーンキープなどの操作や
警告表示などもとても分かりやすいもので取扱説明書をしっかり読んでおけば
問題なく分かるものばかりでした。
かといって五感に訴える部分も一切手を抜いていないところがS4らしいところです。
運転していてもハンドル、そしてシートからもしっかり路面の状態が伝わってきますし
またトランスミッションはとてもダイレクト感のあるスポーツリニアトロニックで
思いのままに加減速できます。
高速道路では矢のような直進性、そしてワインディングに入ると
ヒラヒラと走る様はまさに「WRX」の名に相応しいと思います。
つまり私の思うところのS4の特長は基本は運転がとても楽しい車であるが
いざという時はアイサイトなどの先端デバイスがしっかりドライバーにサポートしてくれる
そういった走りの楽しさと安心感をしっかり両立している車だと思います。
まさにキャッチフレーズである「最高の走りと最上の安心を一つにしろ」
を体現した車だと思います。
対してスイフトスポーツは「五感を研ぎ澄ませて運転する車」。
こちらはスイスポのメーターですが、ご覧の通りS4に比べるととてもシンプル。
真ん中にはモノクロ液晶がありますが、表示は基本的にこれだけです。
表示機器は他にはなく車の計器としてはこのメーターのみ。
MTなのでシフトポジションの表示もありません。
またS4にはナビ、液晶付きのレーダー探知機なども装備しているのに比べて
スイスポはそういったものは装備しておりませんので、運転席はとても静か(笑)
全体的にとてもシンプルな運転席、インパネです。
ただ、だからこそ最初に書いたとおり五感を研ぎ澄ませて車と対話することが
できるというのがスイスポの特長だと私は思っています。
運転中もオーディオをつけない限り、入ってくる音は
基本的にエンジン音、ロードノイズなど外から入ってくる音だけ。
それを感じつつ、車のスピードや回転数に合わせてシフトを操作します。
半クラッチを丁寧にやらないと車がガクガクし、クラッチを踏み忘れるとエンスト。
まるで車が人間のように機嫌を損ねたりしているように感じます(笑)
ただその分うまくMTの操作ができたときの喜びはひとしおです。
うまく表現するのが難しいのですが、かなり車と濃密な関係になっているというか
そんな感じがします。
S4は運転していても守られている感じ、言い方を変えれば何かあっても
ある程度車が助けてくれるという「包容力」を感じる車ですが、
スイスポはしっかりと気合いを入れて運転する必要があります。
ただその分、「自分で全て操作している」という独特の楽しさがあると思います。
スイスポを運転し終えた時まるでランニングを終えたのと同じような疲労感を
感じる事がありますが、スイスポの場合「運転」ということにスポーツ的な要素が
より加わっているような気がします。
ちなみにスイスポのキャッチフレーズは「理性なんて、置いてこい。」
これは好きなだけスピードを出して運転しろ!と言う意味ではもちろんなく(笑)
私は「五感で感じながら運転しろ。」という意味だと思っています。
結局何が言いたいのかよく分からない文章になってしまいましたが、この2台、
かなり個性が強いというか方向性が違っている車だと改めて感じます。
S4はハイテクな装備と運転の楽しさをうまく両立させた車であり
スイスポは車としての基本を押さえた楽しい車。
私はそんな風に捉えています。
S4も戻ってきたら、一度長距離ドライブに行きたいところです。
やはり長距離を快適に運転でき、そして思いのままにS4でワインディングを走ると
本当に楽しいの一言です。
そしてスイスポも納車されてそろそろ3週間、お陰様で運転にも大分慣れてきました。
そろそろ一度そこそこの距離をしっかり走ってみて、
スイスポを思う存分味わってみたいと思っています。
長文を最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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コラム | クルマ
Posted at
2016/03/05 16:45:43
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