【ご注意とお断り】
今回の記事には、一部にネタバレと、40代以上のトヨタディーラーメカ(OB/現役問わず)でないとわかりにくいネタが含まれます。
悪しからずご了承くださいませm(_ _)m
頭文字D :人気“走り屋”マンガ次週完結 18年の歴史に幕
2013年07月22日
コミックス累計発行約4800万部を誇るしげの秀一さんの人気マンガ「頭文字D」が29日発売の週刊ヤングマガジン(講談社)35号で完結し、約18年の歴史に幕を閉じることが22日、明らかになった。同日発売の同誌34号で発表された。
「頭文字D」は、豆腐店を営む父の愛車スプリンタートレノAE86(通称ハチロク)に乗る主人公・藤原拓海ら“峠の走り屋” のバトルを描いたマンガ。
「藤原とうふ店」とペイントされた拓海が乗るハチロクは、プラモデルやミニカーなどにグッズ化されるなど人気を集めた。
95年に同誌で連載をスタートし、コミックスの累計発行部数は8月6日発売の47巻で4800万部以上。98年にテレビアニメ第1期が放送されたほか、劇場版アニメや実写版映画も公開された。
(毎日新聞デジタル)
http://mantan-web.jp/2013/07/22/20130721dog00m200012000c.html
ついに終わっちゃうんですね、頭文字Dが。
実は
先週末辺りには掴んでたネタで、いったん記事も作ってみたんですが、
如何せんその時のニュースソースが信憑性に欠ける物だったため、あえて没にしました。
それにしても、連載開始から18年ですよ。
考えてみれば、
連載開始頃に生まれた子供って、
拓海が正式に免許取って走り始めた年齢なんですよね…。
私も当初は熱心に読んでいたんですが、
「プロジェクトD編」辺りから展開がグダグダになってしまったのが嫌になって読まなくなり、今となっては「まだやってたの?!」ってレベルにまでなってました。
車に殆ど興味がない弟に、
下りじゃ軽い方が有利だから、AE86がGT-R負かすのもあり得ない話じゃないしなぁ…
なんて
「ドヤ顔」で説明してた事を思い出すと、
恥ずかしいやら情けないやら(^^ゞ
作者である、しげの秀一氏の代表作でもある
「バリバリ伝説」の4輪版とも言われたこの作品。
これまで車やバイクを取り上げた漫画って結構ありそうな気がしますが、殆どが「バトル物」って言うフォーマットがすっかり出来上がってて、イニDもその例に漏れずそれを見事になぞったものでした。
だけど、この作品が及ぼした影響は過去の作品と比べると遥かに大きく、「ナニワトモアレ」や「オーバーレブ!」と言ったフォロワーを輩出し、所謂
「走り屋系漫画」の代表作となりました。
そうそう。イニDの影響と言えば、こんなオマージュもありましたっけ(^^ゞ
そういえば、これのおかげでヴィヴィオの人気が上がったとか(^^;
また、この作品の顔でもあるAE86型レビ・トレの人気が再燃し、今でも中古車相場は高値安定どころか、
ハチロク新車当時の販売価格とほぼ同レベルをキープする程になりましたが、その一方で
良質な個体が年々少なくなっているだけでなく、
廉価グレード用に用意された3A-U搭載モデルのAE85まで全く見かけることがなくなってしまうという問題も起きています。
気がつけば、AE86を擁する80系カローラシリーズがデビューしてから、
今年で満30年。
AE86と同時デビューである
4A-Gも、今年で30歳というメモリアルイヤーを迎えます。
年月ってのは恐ろしいもので、30年だ18年だといってますが、この間人や車の周辺環境は大きく変わってしまいました。
ハチロクも例外ではなく、私の手元にある後期型のカタログを見ると、
ディーラーオプションで
「パーソナル無線機」の設定があったのですよ(^^;
確か、後継のAE92前期辺りまで残ってたような気がしますが、当時、開局までの手間が少なく資格も不要という触れ込みで、
半ば国策として普及させようとしていた痕跡でもあります。
このときなんて、携帯電話が今みたいに普及してるわけでなく、仮に持っているとしても金持ちか怪しい職業の方ぐらい(^^
せいぜい移動系の電話と言えば自動車電話がいいところだったような記憶があります。
…今じゃ、
資格が必要なアマチュア無線ですら風前の灯火ですが(笑)
それに、この頃の新車充填オイルって、キヤッスルの
「クリーンロイヤルII」なんですね。
私がトヨペット店に入社した時点では
「キヤッスル・クリーンSG」(10W-30)がデフォで、カルディナに乗っていた当時は、工場の部品庫でいつも埃をかぶってた、
当時としては最高級の100%化学合成オイルだった「キヤッスル・クリーンシンサート」(5W-50)使ってました。
…
3S-FE搭載車でしたけど(笑)
今では
SN規格の0W-20とか5W-20が普通になりつつありますが、この「クリーンロイヤルII」ってオイルは
SEかSFの10W-30が一般的で、
寒冷地用として7.5W-30(75W-30じゃないですよ)ってのもあって、よくホムセンで見かけましたな。
そういえば、ガソリンターボ車用として「キヤッスル・クリーンターボ」ってのもあったんですが、今のところ実物は見たことがなく、注意書きのステッカーで見かけるだけになってます。
何よりも、根本を辿れば
「80系カローラシリーズのうち、4A-G搭載のFR車」を指す車輌型式でしかなかったAE86という4文字が、生誕から29年を経た昨年の丁度今頃になって、
「86」という正式な車名となって復活するだなんて事は予想すらしてませんでしたし、
「ハチロクって古い方か新しい方のどっちよ?」って確認しなければならない日が来るとは(^^
でも、一番大きかったのは、イニD連載当初はまだバブルの名残があって、今程正規雇用に対してシビアな時代でもありませんでしたから、所謂若者でも
がんばれば新車か、中古でも高年式の人気車を買うことができ、かつ、維持する事もできましたが、今では趣味の多様化とか諸々の事情で、車を買って維持するどころか、
車自体に興味を持つ若者が格段に減ってしまったという事ではないでしょうか。
こうした背景もさることながら、原作では、エボIIIとの一回目のバトルでブローしたオリジナルの4A-Gから載せ替えた、
TRDチューンのGr.A用5バルブ・シルバーヘッドがついにブローしたとか。
抑も、
5バルブのブラックヘッド4A-Gですら生産停止から10年以上が経過し、当のTRDからも、
4A-G用エンジンパーツが軒並み生産停止になってる事を考慮しても、偶然とは言え、連載終了時期としてはいい頃合いだったのかも知れません。
まぁ、最近のグダグダ進行から見れば、
「遅きに失した」としか言いようがありませんけど…。
私の場合、AE86って言うと現在人気になってる3ドアより、この2ドアの方が好きなんですよね~。
経年劣化とか使われ方を考えると、リアに巨大な開口部がある3ドアより車体剛性の面では有利ですし。
でも、
もう殆ど残ってないんだろうなぁ(;。;)
…尤も、AE86とほぼ同世代の
AA63カリーナ・セリカと、AT141コロナの方が大好きだったりするんですけどね(笑)
Posted at 2013/07/23 23:48:03 | |
トラックバック(0) |
マンガ・アニメ関連 | クルマ