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惰眠のブログ一覧

2003年06月27日 イイね!

For The Memory Of Mr.K

For The Memory Of Mr.Kきょうの日記は私的な追悼。

 今からもう10年ほど前になるか、仕事の上でかなり密接な付き合いのあった方が亡くなったことを新聞で知った。既に現役からは引退していた方で70を超える年齢ではあったのだけれど、なんともやるせない気持ちになった。

 僕がその方…仮にKさんとしておくが…と関わりがあった頃、Kさんは彼の業界のありようを、大きく様変わりさせるような大事業に取り組んでいて、非常に重要なポジションを占めていた。
 僕は、彼の取り組む事業に関しては外野席の観客みたいなものでしかなかったが、それでも彼と仲間たちの事業が…大変な難事業なのだが…成功を収めるよう応援していたことも事実で、僭越な言い方になるがある種「戦友意識」のようなものがあった。
 これは、僕と同じような立場でKさんと接していた他の人たちも同様だったようで、結局彼の改革事業が思ったとおりの成果を得られぬまま(全く成果がなかったわけではないにしろ)終わったときは、外野席の連中同士がっくり肩を落としたことも今となっては懐かしい思い出だ。
 この頃Kさんとタッグを組んで切り込み隊長の立場にあった人も既にこの世になく、あの頃の出来事が、「昔ばなし」から「歴史の1ページ」へと変わっていくのを実感させられる。

 Kさんは謹厳な方だったが、同時に相当茶目っ気のあるいたずらっ子の側面もあり、いつだったか僕ら外野席の観客が一緒にいる席で、彼は自分のブレーンと事業の内容に関わる重要な打ち合わせを始めたことがある。ただし、彼のお国言葉で!
 彼のお国言葉は、標準語と比べるととても同じ日本語とは思えないもので、Kさんはふと、そ知らぬ顔をしつつも耳をそばだてる僕らの方を向くと「全然判らんだろ」とニヤッと笑いながら一言いい、また『密談』の続きをはじめた。
意地が悪いなぁ、などと僕らも苦笑したものだ。

 「泣こよかひっ飛べ」と言う、彼の地元の言葉で「小川を渡れないからとメソメソ泣いている暇があったら、意を決して飛び越えてしまえ」という慣用表現を座右の銘にしていたと聞いたことがあるが、何よりそれを端的に示しているのは(彼が難事業に取り組んだこともそうだけれども)Kさんは奥さんと駆け落ちをして結婚した事実だろう。
 仕事を通じての付き合いでしかない僕などは、Kさんの謹厳な側面ばかりを目にして来ていたから、多分奥さんとはお見合い結婚だったんだろうなどと漠然と思っていたのだけれど、実は大恋愛の果ての駆け落ちだったと言うのだから驚いた。Kさんの青年期と言えばまだ1950年代、しかも旧い因習などが根強く残る地方でのことなのだ。
 この話をしてくれたのはKさんとお国言葉で『密談』していたブレーンの一人なのだが「君らも気づいてると思うけどKさんは想像以上に頑固でな、こうと決めたら梃子でも動かんのだ」と、昔話を暴露されてはにかむ当時66歳の本人の目の前で人物評をしてくれた。

 本当に、何もかもが懐かしい。懐かしくて、寂しい。
Kさんたちが手がけた改革事業は、彼らが望んだ形での成果を得ることこそできなかったけれど、あのとき、ああして戦ったから、いま業界のありようはあの頃とは一変している。そしてその姿が、業界のスタンダードになっている。

 今はただ、遠く東京の地から、Kさんのご冥福をお祈りしたい。
Posted at 2003/06/27 13:37:09 | コメント(0) | 身の回りの出来事 | 日記
2003年06月23日 イイね!

「改造人間」の福祉車両

「改造人間」の福祉車両春先に続いて、不具合を残したままの股関節を人工骨頭に置き換える手術を母が受けた。前回は比較的あっさり終わった(所要約3時間ではあるが)とは言うものの、矢張り大掛かりな手術であることに変わりはなく、普段さんざ親不孝ぶりを発揮している長男としては、こんな時くらいは見舞いに行くべきだろうと会社を休んだ。

 今回は事前に父から、施術は13時半からと聞いていたので、早めの昼食を自宅で済ませてから車で病院へと向かった。渋滞にはまったけれども12時半過ぎには到着、既に術前の麻酔(局所)点滴を受けている母に面会する。「前のときも結局手術のときしか来ないんだから…」と不孝をなじられる。ちょうど弟一家に第二子が誕生したタイミングでもあり、近々実家に顔を出すようにと釘をさされた。

 前のときの目途からだいたい4時半過ぎには術式は終わるだろうと踏んで、父と色々話をしながら待っていたのだが、今回はたまたま、交通事故に遭って骨折の手術が必要な別の患者さんとオペの日程が重なってしまい、母の弁によると担当医はオペ室で患者2人の掛け持ち手術をすることになっていた由。
結局手術が終わって病室に戻ってきたのは5時半ごろのことだった。まだ脊椎に入れた麻酔が抜けていないと言うものの、母は思いのほか元気で「立ってトイレにいきたい気分よ」などと仰せになる。そういえば手術に入る前に看護婦さん(今は「看護士」というのかな)と、トイレに行こうかどうしようかなんて話をしていた。

 ともあれ、手術そのものは無事に完了したようだったので不肖の息子は早々に病院を辞した。無事退院した暁には、母はこれまでの障害者4級(片側人工骨)から障害者3級(両足人工骨)に格上げされるのだと言う。さすがに口にはしなかったが、その伝で行くと、全身に改造を施されたサイボーグ009とか仮面ライダーは障害者1級間違いないな、などと不謹慎なことを考える。障害者4級でも自治体によっては自動車税が免除されるらしいので、するとサイクロン号は(申請さえしてあれば)福祉車両のあつかいになるのかもしれない。

 などというたちの悪い冗談はさておくとして、ハンディキャップを持った人にこそ車のような移動手段が必要になるのは間違いない。レガシィB4をこよなく愛する父によると、そういう方面ではトヨタが一番進んでいるらしい。はっきりとは言わなかったが、母の病気の具合によっては(父が好まないところの)ワンボックス系への乗り換えも、一応考えたようだった。
まあ、4ケ月も顔を合わせていなかったわけだから、4時間の待ち時間と言っても、それなりに話題は尽きないのであった。
Posted at 2003/06/24 17:47:11 | コメント(3) | 身の回りの出来事 | 日記
2003年06月19日 イイね!

211から500超へ

211から500超へ命脈のつきかけたサイバーショット(写真)に見切りをつけたのが火曜日。実はその日の退勤前、自宅から電車で一駅先にあるSony系の販社に電話をかけ、狙いをつけていたF717の在庫状況を既に問い合わせていたのだ。
 オープン価格の商品でもあることだし、量販店で手に入るのならそれに越したことはないと思っていたのだけれど、量販各社がウェブ上に公開している在庫状況を見るとどうやら現品を置いていそうな店がない。やむなく、以前車で通りがかったときに見かけた系列販社に電話をしたのだが、これが結果的に大正解。
店頭在庫はないが、2~3分でメーカー在庫を調べますと言うので待ってみると、「メーカーに在庫が2台あります」との回答だった。
残り、2台!!
 そこまでの品薄となればもう待ったなしである。ただちに押さえてもらい、今日入荷と言うので会社を普段より早く引き上げて店に寄った。たまたまセールス期間中とのことで、スペアバッテリー(正札7,500円)1本をつけて支払い総額は、福翁10人と漱石さん1名プラスアルファ。こういう買い物をポンとできてしまうのは独身ゆえの気楽さか。

 自宅に帰って早速開封すると、お陀仏さんのF505より一回りこんどの機種は大きく、かつ少々重い。もともとデジカメは「軽すぎる」と思っていたから、それはむしろ好ましい。
そして初期設定をしているうちに気づいたのは、デフォルト設定の画面サイズが馬鹿にデカイことだ。横方向など2000ピクセルを超えている。PCのモニターは1280で使っているというのに…
どういうこっちゃと今更ながら能書きを読み返してみると、この機種はソニーが「フラッグシップ」と位置付けていて、画素数は500万を超えるのだそうだ。これまで使っていたのは211万。一気に倍以上である。
うわぁ、こりゃ凄いや。などと子供のようなせりふを思わず口走ってしまった。とりあえずモニターに合わせて1280で設定してしまったが、それでは宝の持ち腐れと言うことになるのだろうか。

 試し撮りはまた後日。「ナイト・フレーミング」などという暗視ファインダーを面白く試しては見たけれど、梅雨の夜の住宅街に、敢えて撮りたくなるほどの被写体がないのが主な理由だ。
Posted at 2003/06/24 17:17:51 | コメント(1) | 身の回りの出来事 | 日記
2003年06月17日 イイね!

瀕死のサイバーショット

瀕死のサイバーショットいつのまにかニコンの一眼レフから主力カメラの座を奪い取っていたソニーのサイバーショットF505が、このところ非常に調子悪い。最初に異常に気づいたのは先週後半のことだが、画面にVHSビデオで言うところのレインボーノイズ状のものが細く縦に一本、乗るのである。それもじっと同じ所に大人しくしているのではなく、画面全体を乱しながら動き回る。

昨日は日記の挿画用に雑誌の表紙を再撮したのだが、なんとW/B(ホワイトバランス)の設定ができない。蛍光灯光源の設定にすると色温度が低く赤味がかった画面になり、白熱灯光源で設定するとこんどは青色方向にずれる。マニュアルで設定しようと白壁に向けてスイッチを押したら、動作を示すアイコンは点滅するのに、ついに色温度の補正は行われなかった。

機械式の光学カメラであれば、故障にいたる理屈も理解しやすいのだけれど、ものが電気となると僕にはからっきしだ。ただ、このカメラがどうやら終末の時を迎えているらしいことだけは理解できる。

俗に「S○○○タイマー」などと言われ、保証期間が切れた直後に突然わけのわからない壊れ方をして寿命を終えることが多いなどと巷間噂されるメーカーの製品だが、こと今回に限って言えば、壊れた原因は多分、僕にある。
アスファルト路面やコンクリートの床に何度も落とした過去がある(本体キャビネットなど、そのせいで合わせが少し浮いている)し、耐衝撃などほとんど考慮なく仕事用の書類鞄にずっと入れっぱなしにしていたのだから。

不幸中の幸い-あまり幸いでもないが-は、賞与が支給された直後なのであまり懐具合を心配せずに買い替えに踏み切れることだろうか。もともと、ピン合わせはもとより絞りもシャッタースピードもマニュアルの一眼レフカメラなんぞを少年~青年期にいじりまわしていた過去があるので、後継のデジタルカメラも、そういう嗜好を満たしてくれそうな、つまり壊れつつあるF505と同系統のものを選ぶことになるだろう。
「だろう」と書いたが、実はもう腹は固まっているのだ。あとは店頭在庫があるかどうか、それだけが問題だ。
Posted at 2003/06/17 15:15:16 | コメント(0) | 身の回りの出来事 | 日記
2003年06月16日 イイね!

書かないこと、書けないこと

書かないこと、書けないこと今でこそ三十代半ばとなった僕であるが、過ぎ去りし青春の日々には人並みに青春の悩みを抱えていて、その頃は毎日欠かさず日記を書いていた。飲んでへべれけになった日も、翌日わざわざ思い出して日記にしたためるほどの偏執振りだったのも今では懐かしい。
 何でそこまで執着したかというと、所詮は感傷に過ぎないのだが、要するに「自分がこの世に斯くの如く存在した」との足跡を形にして置きたかったからだろう。だから、その日にあった事柄を何でも書いた。書かないこと、書けないことなんてなかった。
今にして思えば、これは自分自身に対する一種のメンタルケアだったようにも思える。

 ところで、大人になると、「お約束」で書けないこと、書かないことが出てくる。
 例えば車マスコミの世界では、某ラテン車が燃えやすいなんてことはないし(「お約束」に反したライターは次号で発言を撤回、謝罪)、欧州車にはプレミアム性があり日本車にはない魅力が備わっているので、値段が不当に高いということはない。
ある車がフルモデルチェンジしたとき、旧型の方がいいなんてことはない。そういう「お約束」。

 1990年代の半ば、AUTO Expressと言う雑誌が、目黒に本社を置く出版社から発行されていた。
 時、折りしもバブル経済の崩壊が深刻化し、発売される新型車は何よりもまず安価であることを競ったころである。Auto Expressは、あろうことかバブル真っ盛りの頃のカローラと、その後を継いだバブル崩壊後カローラを仔細に比較した。
いわく、トリムが減らされている、ヒンジの構造が単純化されている、装備が、飾り付けが…などなどなど。乾いた雑巾をさらに絞り尽くして、それでもまださらに絞り上げたようなコストダウンの成果を、片端から写真付きで誌面に列挙した。
そして結論は「わざわざ新型に買い換えることはない」。

 またあるときは、フルラインナップ・メーカーのボトムレンジを担う小型車と、軽自動車メーカーのトップレンジに君臨する小型車を「ここまで登録台数に差がつくのはなぜだろう。クルマの完成度がそんなに違うのか?」と実に素朴な疑問を基に比較を行った。このときの結論は「悲しいけれど、事実として大きな較差がある」。

 かくのごとく商業メディアの「お約束」を無視した、非常に面白い雑誌だったけれども、Auto Expressは、あまり長く持たなかった。1年半くらい発行されたのち、かなり唐突に休刊した。
その際の編集のコメントはたしか、仕事量とスタッフの数が見合わず人的にこれ以上の発行が困難となった、と言うようなものだったと記憶している。
 だけど僕は、休刊したのは、「それは書かないお約束」を守らなかったからなんだろうな、と想像している。そう言う事情もまた「書かないお約束」なのかもしれないけれど。

Posted at 2003/06/16 14:51:53 | コメント(6) | ふと思ったこと | 日記

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「そろそろ寝ないとなー。あした、絶対仕事が面倒くさいことになるの確定だから。」
何シテル?   09/17 23:51
曲面の綺麗な旧い車が好き、エレガンスのある車が好き。そんなこんなでユーノス500に乗りつづけ、もう……何年だ?  気がつけば屋根のない車まで併有。いつまで乗り...
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