簡単！ 普通のタイヤチェーン装着の方法

POLO GTIのウインタータイヤは185/60R15にサイズダウン。ノーマルサイズではフェンダーやサスペンションに干渉してタイヤチェーンが巻けないからです。

私は七年物の消費期限を大幅に超えたスタッドレスタイヤをまだ使っているので、本格的な積雪の時はタイヤチェーンが必須です。
先日は平地は何とかなりましたが、上り坂ではトラクションコントロールが働きっぱなしでした。

新品スタッドレスタイヤでも積雪量や勾配の大きさでタイヤチェーンが必要になることもあります。

私がいつも選ぶのは、昔ながらの普通のタイプ。
性能、乗り心地なら亀甲型やジグザグラダーがいいのですが装着が複雑になっていたりもう販売してなかったり…　今回は金属ラダーです。

ゴム系チェーンに比べると価格は３分の1以下。スタッドレスタイヤを履いていて、使うかどうかも分からないチェーンに何万円もかけられませんよね。一番安いのでいいです。

昔はフックが外れ止めがついていてややっこしかったのですが、今の物は本当にひっかけるだけです。

装着の仕方には、「地面に広げたチェーンの上に車を移動する」やり方、「ジャッキアップしてやる」やり方などありますが、私はそのまま装着。やり方を知っていれば両輪で10分もかかりません。
簡単装着をうたった商品がたくさんありますが、余計に複雑さを増しているだけですね。私は嫌いです。

何もなくてもいいのですが、楽をするのに針金ハンガーを伸ばしたフックがあるといいです。

まず、フックの側を８時～９時の位置にしてチェーンをタイヤにかぶせます。
このチェーンは外側が着色されているのでわかりやすいです。

針金ハンガーで作ったフックを使って、内側サイドチェーンの先端をタイヤの裏に通します。
針金ハンガーフックがなければ、手を伸ばしてとることになります。

後ろに落としてしまわないように注意しながらチェーンの先をなるべくたくさん裏に回します。
内側のサイドチェーンの先をフックにひっかけます。

裏に回したチェーンを整えながらフックが真下の位置になるようにずらしていきます。
ローダウンやタイヤ幅が広くてチェーンを整えることができないなら、諦めてジャッキアップしてください。

外側サイドチェーンのフックをひっかけます。
できるだけ短くなるようにして、余ったサイドチェーンは付属のフックで止めます。たるんでいるとどこに当たるかわかりません。

テンションゴムを対角でひっかけていきます。
すべてひっかければ完了。
100メートルほど走行して、緩みを確認したのち金属チェーンなら時速30キロメートル程度までで走行してください。

外すときは、前輪ならハンドルを切れば内側のフックも楽に外すことができます。
両フックを外して地面に広げたのち車を移動させればチェーンを回収できます。