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2011年05月04日 イイね!

FORD GT40

1960年代、ヘンリー・フォードⅡ世は打倒GMを掲げて「すべてのモータースポーツに於いて
勝利する」と意気込み、様々な車種でレースに参戦しました。

それはファルコン・ラリースプリントであり、サンダーボルトであり、コブラでした。
それらのフォード・モータースポーツの頂点に君臨するのが「フォード・GT40」です。

当初、ヨーロッパ大陸や西欧貴族への強い憧れをもつヘンリーⅡ世はイタリアの名門
スクーデリア・フェラーリを買収しル・マン24時間レースを制することを考えていました。

しかしながら当然エンツォ・フェラーリは強く拒否、これに対抗してヘンリーⅡ世は
打倒フェラーリのためのプロトタイプ・レーシングカーの開発を指示します。

ちなみにエンツォ・フェラーリは親日家であり、スカイライン2000GT(S54)用の
ウェーバーキャブレター購入のためにイタリアを訪れたプリンス自動車の一行がアポなしで
モデナ・マラネロの本社を訪ねた際にも丁寧に対応し、工場の見学を許可しました。

帰国後もプリンス自動車とフェラーリの親交は続き、毎年フェラーリから社報が届きました。
日産との合併後はプリンス出身の個人へと直接社報が届けられました。

-----閑話休題-----

こうして開発されたGT40はフェラーリやポルシェといった強豪ひしめくル・マンに挑戦。
デビューの1964年、翌65年はリタイヤに終わるものの改良に次ぐ改良を受け1966年、ついに
表彰台を独占する快挙を達成します。

GT40は2連覇、4連覇と勝利を重ね、当初の目的を達成したのちサーキットから姿を消しました。

まさに無駄のない、贅肉のひとかけらも許さない研ぎ澄まされた筋肉を連想させるシルエットです。
大きな2灯丸型テールランプは50~60年代のフォード車のアイコンです。

















なんか本文が消えてしまった・・・
書き直すのめんどくさいなぁ~
Posted at 2011/05/04 22:09:38 | コメント(4) | トラックバック(0) | FoMoCo | クルマ
2011年03月16日 イイね!

”ポニー”マスタング

”ベビー”カマロに続いては、そのターゲットであった”ポニー”マスタングです。
マスタングは1964 1/2に誕生、たちまち記録的な大ヒットとなります。

マスタングの特筆すべきポイントは
・ベーシックカーのファルコンをベースとしてコストを削減、ベースモデルの価格を抑えた。
・あらゆるオーダーに応え、パーソナリティを演出する「フルチョイス・システム」を採用
・クリーンでスポーティーな2ドア・クーペ&コンバーティブルのボディ

マスタングのプロジェクトを率いたリー・アイアコッカはマーケティングに優れ、一般的なユーザーが
「スポーティーなクルマ」を欲していることを的確に見抜いていた。
ユーザーの多くは高性能であっても燃費や居住性、価格、操縦性に難のある「スポーツカー」よりも
スポーツカーのようなルックスで、内容はベーシックカー同様にイージーに乗れる
「スポーティーカー」を求めている、と見抜いていたのです。

その一方で、ハイパフォーマンス・モデルを設定、イメージリーダーとしての役目を与えました。

こちらは初期のコンバーティブルです。
グリルにビルトインされたフォグランプや巧みにレイアウトされたバンパーオーバーライダー
万人受けする端正でハンサムなマスク、複雑なデザインのウィールが魅力的です。



紅いボディに純白の内装が印象的です。
フロントフェンダーからリヤフェンダーに渡ってプレスラインが伸び、ダミーのエアスクープで
完結しています。
初期モデルのディティールは後年と比べるとシンプルな感じです。



ステアリングの形状が素晴らしくカッコいいです。
細いリム、ディープなコーン形状、ホーンボタンの野生馬、すべてが完璧です。
エアーコンディショナーやクルーズ・オー・マティックを選択していることがわかります。

メーターは両サイドにインジケーター類を収めた丸型と横長のスピードメーターの組み合わせです。
同年代のGM車にも見られるポピュラーなデザインです。



こちらはやや大型化した1967年のファストバックです。
初期型と比較してリヤフェンダーやサイドスクープ、テールレンズなどの抑揚が強くなっています。
マスタングの3連テールランプはセリカLBや230セドリックに大きな影響を与えました。



内装も外装と同じく、より派手なデザインになっています。
左右対称で大きなバイザーの付いたインパネやすべて丸型となった5連メーターがいっそう
スポーティーな印象を漂わせています。
外装色とマッチした鮮やかなスカイブルーの内装色が魅力的です。



野生馬のエンブレムです。
マスタングは野生馬を意味しますが、アメリカ陸軍の戦闘機P-51のペットネームでもあります。
P-51はWW-Ⅱの後半に登場し、大戦を通じて最優秀戦闘機として知られた機種です。



個人的にはオリジナルの「60セカンズ」に登場する1973が一番好きですが、64/65も大好きです。
Posted at 2011/03/16 10:05:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | FoMoCo | クルマ
2011年02月25日 イイね!

LINCOLN-MERCURY 1975(2)

前回に続いて、フルサイズ・マーキュリーとクーガーをご紹介します。

まずは、リンカーン・コンティネンタルとボディシェルを共用するマーキーの上位モデル
「グランド・マーキー」の4ドア・ピラード・ハードトップです。
高級車の象徴ともいうべきフードオーナメントや、シックな雰囲気のコンティネンタルよりも豪奢な
装飾で飾られたヘッドライト・カバー。

白人の男女の年齢層がこのクルマ、そしてマーキュリー・ディヴィジョンの狙う顧客層を端的に
表していると思います。

ちょっと脱線しますが、ヘンリー・フォード2世は相当なレイシスト(人種差別主義者)であり
戦前には地元新聞を媒体にユダヤ人差別を扇動し、ヒトラーに影響を与えるまででした。

戦後もリー・アイアコッカのまとめてきたホンダからのCVCCエンジンの供給を
「なんでジャップのエンジンなぞ積まなきゃならんのだ」の一言でパーにし、普段からも
アイアコッカを「イタリア野郎」と陰口を叩き、最終的には会社から追い出してしまいました。




内装も外装と同じく、基本的にコンティネンタルと共通です。
特徴的なワイパー内蔵式ウィンドウウオッシャーの写真が掲載されています。

インパネはこの時代のアメリカ車でよく見られる巨大なグローブボックスやエアコン吹き出し口が
並び、ステアリングもウッドパネルで飾られ、高級車であることを主張します。



こちらはマーキーブロゥムの2ドアHTです、内外装に加えビニールルーフが深い赤紫色で
統一されており、落ち着いた美しさを湛えています。

リンカーンでは標準装備となる4輪ディスク・ブレーキはオプションとなります。



こちらも落ち着いた鶯色の色調のセダンで「グランド」も「ブロゥム」もつかないマーキーです。
グランド。マーキーとは、ステアリングの形状やウッドの範囲に違いがあります。



こちらはフルサイズ・ステーション・ワゴンで、最上級のグランド・マーキーがベースとなる
「コロニー・パーク・ステーション・ワゴン」とベーシックな「マーキー・ステーション・ワゴン」が並びます。

コロニー・パークはGMワゴンには設定が無いヘッドライト・カバーが高級感を強く打ち出しています。
マーキーに対し、サイドのウッド・パネルやクロームのルーフレールが標準装備となります。



こちらはインターミディエートのモンティーゴ・ステーション・ワゴンです。
一見してさほどサイズに差がないように見えますが、ウィールベースが150ミリも違います。

直線的で堅実なスタイリングのフルサイズに対して、かなり抑揚の激しいコークボトル・ラインの
ウェストやフェンダーのラインに、ターゲットとするオーナー層の違いが表れています。



最後はマーキュリーのスペシャリティ・クーペ「クーガー」です。
ネコ科で、首輪もついてるとはいえ、ちょっと怖いものがあります。

もともとはマスタングのラクシュリー版として誕生しましたが、74年のマスタングのダウンサイジング
には歩調を合わせず、インターミディエートのモンティーゴ・ベースとなりました。

マスタングⅡが小さすぎるボディが不評で売れ行きが芳しくなかったのに対し、ある程度のサイズを
維持しながら豪華な雰囲気をウリにしたクーガーは人気を博し、今度は逆にクーガーのフォード版
であるエリートを派生するまでに至りました。



ただし当初のスポーティさはすっかり薄くなり、サンダーバードやGMのライバル達との差異が
あまりない豪華な2ドア・パーソナル・クーペになっています。

インパネは丸型多眼のスポーティ・カーの文法通りのものです。



この型のクーガーはわりと日本でも多く見かける気がします。
ステアリングがチェーンの極小径なローライダーが多めですが、現行時代には人気の輸入車
だったのでしょうか。
Posted at 2011/02/25 21:41:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | FoMoCo | クルマ
2011年02月14日 イイね!

1977 Thunderbird

1977年のフォード・サンダーバードです。
youtubeで本国のAdを見ると「サンダバード」と発音しているように聴こえます。



複雑なルーフ形状が特徴です。
2ドアクーペなのに6ライトウィンドウという贅沢なデザインです。

個人的には、6ライトのクーペならコスモAPの方が好きですね。
中央のオペラガラスが小さくてバランスが悪く感じてしまいます。

フロントフェンダーからドアノブまで伸びるピンストライプと、ロールバー状のピラーからリアへと
続くピンストライプがわざとずらした「ハズシ」の味わいを感じます。

クロームのフェンダーアーチや、モールに被さるボディ同色のプロテクションラバーが
高級車であることを主張します。



テールレンズには翼を広げたサンダーバードのエンブレムが飾られています。

この個体は正規輸入車らしく、本来バックランプが備わる位置にターンシグナが設けられ
かわりにバンパーに後付けのバックランプが増設されています。

ルーフは中央のバーを挟んで前後にレザーが張られるという凝ったものです。
彫刻的なモールドが力強いウィールも純正品です。



内装も運転席にシワこそあれど、破れや汚れのほとんどない素晴らしいコンディションでした。
品のあるホワイトのレザーは現代も人気の高い定番のコーディネートです。

左右別体の大きなアームレストがパーソナルカーであることの証拠です。
倒せば3人掛けのベンチシートにもなります。


かなり綺麗な個体で、純正度も高く機関やヘッドライトカバーの開閉もスムースでした。
大事にされてきたことが各部の状態から伝わってきました。
Posted at 2011/02/14 22:22:32 | コメント(3) | トラックバック(0) | FoMoCo | クルマ
2011年01月30日 イイね!

ビッグ・マスタング

マスタングの実車をはじめて見たのは、フォード北海道・旭川店でした。
コレクションの1台で、73年式 白のボディに黒のストライプのスポーツルーフ「マック1」でした。

ちょうど創立100周年の前後の時だったと思います。
写真はありますがデジカメでは無い頃のなので後日スキャンしてアップします。

なんともデカくてひらべったいクルマだなぁと思いましたね。
御好意で運転席にも座らせて戴けましたが、リヤはほとんど見えないし、鼻先ははるか彼方に
あるように感じました。

と言っても当時はまだバイクの免許しかない高校生なんで、今ならまた違う感覚でしょうけど。

この時点でかっこいいなぁと思いつつ、赤平のイベントで65コンバーティブルを見てからは
ベビーマスタングのほうが好きでした。

「Gone in 60 Seconds」と出会うまでは。

カナリヤイエローの73年「エレノア」マック1がひたすら走ってるだけの映画ですが、最高に
ハマりました。

スクラップになりつつ走り続けるトコや、洗車場での「乗り換え」

キャディラックやマツダディーラー、ダッツン本社ビルも印象的です。

黒人の65キャディ、プリマス/ダッジのポリスカー

どのシーンにも、憧れのアメリカが映っています。

この作品はアメリカン・グラフィティ、トラ・トラ・トラ、メンフィス・ベルと並んで定期的に見返すDVDです。






















プロフィール

「2013 FIAT500 twinair pop http://cvw.jp/b/949539/47550084/
何シテル?   02/24 12:48
戰前から昭和40年代頃迄の自動車を趣味として居ります。 2輪・3輪・4輪、國産車/外國車の何れも興味の対象です。 此の他の趣味としては、艦艇及び航空機が在り...
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