前車クーペフィアットは普通のFF2ボックスカー(ティーポ)がベースで言ってみれば、スポーティーカーでした。
普段乗る分には十分にスポーティーでしたが、タイトコーナーが続く峠などではアンダーが強く、曲がらない車でした。
雰囲気で乗るにはいいのですが・・・
ちょっと気合いを入れて走ろうと思うと、一級のスポーツカーとの違いを意識せざるを得ません。
一生に一回は本物のスポーツカーに乗ろうと思うようになりました。
そんなときにポルシェ911誕生40周年記念の911カレラに40thアニバーサリーエディションというのが出ました。
996カレラにスポーツサスペンション、パフォーマンスキット(320ps→345ps)、リミテッドスリップデフ、
専用エアロパーツなどがセットされて世界で1963台(1963年に911がデビューしたことにちなんで)の限定生産でした。
かなり悩みました。
もう一つの問題は左ハンドルということ。
「日本で乗るなら右ハンドル」が私のポリシーだったのですが、
911は右ハンドルも造られているものの、右ハンドルを選択するとペダルオフセットが大きく、
996までの911のステアリングはテレスコピックのみでチルトなし、
右ハンドルではまともなドライビングポジションが取りづらいこと、
右ハンドルにはオートマチックしか用意されていないことなどから、
左ハンドルのマニュアルしか選択肢はありませんでした。
結局ポリシーを曲げて左ハンドル6速M/Tを購入。
あれだけ右ハンドルにこだわっていたわりに、左ハンドルでもすぐ慣れました。
しかし、右シフトに慣れるには一週間くらいかかりましたが。
ローンの支払いも大変でした(^^;)
911の動力性能は申し分なく、リアエンジンゆえかコーナリングは極めてシャープ、高速走行は超安定。
低速での乗り心地も意外にに良好。
小回りがきき、この手の車としては後席もあるため、案外実用的。
RRが苦手とする下り坂の連続コーナーもポルシェ・スタビリティー・マネージコントロール(ESP)のおかげか
普通の運転ではオーバーステアに見舞われるということあまりなく、機械が適度に人間の手助けをしている印象でした。
欠点としては1000万クラスの車なのにインテリアがフツーなこと。
悪くはないんですが、華がないんですよね。
クーペフィアットは911の半値以下ですが、遙かに特別なところにいるような演出がありました。
ドイツ・イタリアの文化の差でしょうか?
もっともポルシェにはエクスクルーシブという特別プログラムがあって内装・外装をほとんどフルカスタムでオーダーすることができます。
ただし、そーとーお金は掛かります。私のポルシェは吊しでいろんな装備がついてたんでエクスクルーシブしてません。
というかそんな余裕はありませんでした(^_^;)
オーディオもナビとトレードインスピーカーまででそれ以上回せる予算は残りませんでした。
なにをするにも国産車の2倍3倍するので。マフラーやらサスペンションやらもノーマル。
(それでも十分高性能なわけですが)
車はいいのだがいじるお金はないというのはちょっとつらいものがありました。
とまあ、良かったり悪かったりのポルシェライフでしたが、思い切って購入して貴重な経験ができたと今は思っています。
リアエンジンもいいもんです!(あ・・・急に思い出したんですが、三菱にはアイがありましたね!)
エボ10を購入するまでのいきさつはまた後ほど。明日Myエボ退院。長かったぁ~
Posted at 2011/02/25 22:40:38 | |
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