那智勝浦にあるホテル浦島の宿泊券を入手した。
知らなかったが,洞窟風呂「忘帰洞」でかなり有名な温泉らしい。
2泊の予定で妻と行ってきたが…和歌山は遠かった…
9/12(金) 深夜2時に出発。
常磐道谷和原IC~首都高~新東名~伊勢道伊勢西IC 547km
深夜の時間帯は輸送トラック便が80km/hで走行しているが,一般車はほとんどなく90~100km/hで走行。途中2回の休憩と朝食休憩(伊勢うどんを食す)をはさんで,朝8時30分頃に伊勢に到着した。
金曜とはいえ,ウィークディの朝なので,さすがに参拝客は少ない。
しかし,内宮を参拝したあとの10時過ぎには,観光バスが次々にやってきて,混雑し始めてた。
内宮にいた雅子妃の愛馬「空勇号」
この色を芦毛と言うらしい。
五十鈴川にかかる宇治橋の鳥居近くにある縁台のあるお店で赤福を賞味。
門前の商店街にはこんなファミマが。
再び,伊勢道に乗り和歌山に向かう。
伊勢道伊勢西IC~紀勢道海山IC~国道42号~那智大滝~那智勝浦 220km
熊野市を通過中に「世界遺産 鬼ヶ城」の看板が目に入り,ちょっと寄ってみた。
地盤の隆起と風と波で浸食された奇岩地帯なのだが,思いがけずすばらしい景色だった。
単一落差日本一の133mを誇る那智の滝。道路からすぐ近くにあり,観瀑台から見上げるとなんとも荘厳な景観。
前から行ってみたかった滝だが,予想に違わず素晴らしかった。
すぐ近くに熊野古道大門坂があるのもうれしい。
そして,1泊目の宿に到着。
ホテル浦島は,車ではなく船で玄関まで行くようになっている。
風情はあるが,少し不便。
入手した無料宿泊券だが,通された部屋は本館最上階の和室で,オーシャンビュー。バス付き10畳+9畳,夫婦2人では広すぎるくらいだった。(写真は9畳の方。半分に分かれていて,畳の部分には三面鏡や冷蔵庫が置いてある。)
ホテルは,本館・別館(日昇館)・山上館に分かれており,それぞれに内湯と露天風呂があって合計6つの風呂に入れる。
露天風呂好きなので,全部の露天風呂に入ってきたが,中でも忘帰洞は浦島を代表する洞窟露天風呂である。目の前に太平洋の荒波が打ち寄せる様はすばらしい。まさに「帰るのを忘れる」思いだ。
食事はバイキングで,キハダマグロの解体実演をやっていた。
9/13
2日目。宿は英虞湾にある賢島のプチペンションを予約した。
那智勝浦~海山IC~紀伊長島IC~南伊勢町~鳥羽~賢島 226km
本来の予定では,2日目に伊勢神宮と那智の滝を見るつもりだったが,1日目に2つとも行ってしまったので,太平洋沿いの下道を鳥羽・賢島に向かう。
行き交うクルマもほとんどなく,景色はすばらしかったが,レストランどころかコンビニもまったく見当たらない。英虞湾近くになってやっと見つけたファミマで弁当を買い,近くの空き地で昼食。
その後,鳥羽水族館を目指す。とりあえず有料駐車場に入ったが,水族館は入場料が高くてやめた。大洗水族館よりも30%以上高い。
隣にあるミキモト真珠島に行くことにした。
これは正解だった。真珠養殖の原理や御木本幸吉翁の生き様を知ることができた。
2日目の宿は賢島にあるプチホテル。
じゃらんで見つけたところだが,小さい建物ながら,通された部屋は3階のロフト付きオーシャンビューの部屋で,まさに目の前(眼下)が海。3階は2部屋あったが,フロア貸し切りにしてくれた。
食事も,金目鯛のお造り,伊勢エビ,サザエ,アワビ,さらに松阪牛のフィレ!文句なし。
夕食前に,宿で釣り竿を借りて岸壁で釣りをした。
宿の主人は「フグしか釣れていない」と言っていたが,最初にかかったのは20センチ余りのサバ!ちょっと感動した。残念ながら写真を撮る前にリリースしてしまったので,信じてもらうしかない(笑)
このあとはフグばかりだったが,家内は4匹のフグを釣り上げ喜んでいた。ちなみに自分はサバ1匹とフグ1匹…負けた…orz
9/14
3日目
賢島~二見(夫婦岩)~長久手市(トヨタ博物館) 189km
長久手IC~豊田JCT~三ヶ日JCT~新東名~首都高~常磐道谷和原IC 396km
宿の目の前にスペイン帆船型大型船「エスペランサ」英虞湾クルーズの乗船場があり,それに乗ろうと計画していた。
しかし,隣の漁船改造の英虞湾島巡りクルーズの説明を聞いていたら,同じ所要時間でエスペランサよりもはるかにたくさんの島巡りをするということなので変更。
船長の案内アナウンスも楽しくおもしろく,いろいろな島や施設を見られて,大正解だった。
ここは,乗船場目の前の土産物店だが,ここのベンチにあの「寅さん」が座ったんだそうな。
次は,二見に向かう。
有名な夫婦岩。
思ったよりも混雑していなくて,道路も空いていた。
次に向かったのは,長久手市にあるトヨタ博物館。
以前から行ってみたかった。クルマ好きには堪えられないところだ。
1週間ほど前,テレビで紹介されたこともあってそれなりの混雑だったが,3輪リヤカーのような120年前の「ベンツ パテント モトールヴァーゲン」他,数々の歴史的外国車と国産車…感動の時間だった。
ロールスロイス シルバーゴースト(1910)
プリンスグロリアスーパー6 若かりし頃の垂涎の的だった。
ホンダS500 チェーン駆動のオープンスポーツ
コレのエンジンを載せたトラックがあった!
トヨタ2000GT 何年たっても,古さを感じさせない。今や,超高額車。
駐車場でわが家のフィットシャトルの後方に止まっていたクルマはマークⅡGX71だったことにまた感動。自分がパジェロの前に乗っていたクルマだ。
当時,GX71は99%がオートマだったそうだが,自分が乗っていたのは1G-GEUツインカム24バルブの5速マニュアルで,茨城県内に数台しかなかったそうだ。いいクルマだったなあ。
まだまだ見ていたかったが,家内が飽きてきたようなので,仕方なく館外へ。後ろ髪引かれる思いで帰途につく。午後4時過ぎだった。
長久手から自宅までは,約400km。
ただひたすらに高速をひた走る。
秦野中井までは順調に流れていたが,秦野中井を過ぎたあたりから横浜町田まで40kmあまりの渋滞につかまってウンザリ。
この渋滞があるから高速は嫌いだ。
谷和原ICに着いたのは,深夜12時を過ぎていた…
3日間の総行程1600km弱。フィットシャトルHVのトータル燃費は23.0km/L(MIM燃費)。
※写真を追加しました:2014/9/17