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歪な車でした - Eクラス セダン
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ととろのとと
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AMG / Eクラス セダン
E63 AMG S (2013年) -
- レビュー日:2018年9月1日
- 乗車人数:2人
- 使用目的:その他
おすすめ度: 4
- 満足している点
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・内装
精緻で上質な内装は見ているだけで溜息が漏れます。 - 不満な点
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・燃費
瞬間燃費がリッター辺り2.5㎞と表示されていました。
この車に乗る人は燃料代は気にしないと思いますが、給油回数の多さに
煩わしさを感じるかもしれません - 総評
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この車の特徴と言えば、パワーバルジ。
いわゆるボンネットの膨らみです。運転席から見ても、力強くそそり立つ
峰が呆れるほどの自己主張を放っていました。
他にも、前輪を収めるためのオーバーフェンダーや、四本のマフラーなど、
マッシブな姿形からはただ者ではない雰囲気があちこちから漂ってきます。
見るからにマッスルカーの出で立ちですが、乗ってみての感想はというと・・・。
大出量のエンジンで、重量級の戦車を加速させているような、
強引かつ、どう猛そのものの乗り味で、洗練や調和といった平和な言葉とは
皆無な印象でした。
エンジンの回転から、ハンドルやアクセルなどの操作。
身のこなしなど、ともかく全てに重さがついて回ります。
例えば、低速でやや強めのブレーキを踏むだけで、
加重が前輪に集まり、強烈な揺り返しが起こる。2110kgものボディの重みが
そのまま挙動に乗ってしまう感覚で、どれだけ気を遣ってもカックンブレーキ
になってしまいました。
レーンチェンジするときも、加重変化によるボディの重みが
まったりとした重ったるい動き+揺り返しとして伝わって来ます。
どうやら4リッターV8ツインターボ-612ps/850Nmという強烈なエンジン
を載せるため、運転席から前の部分はワイドトレッドな専用設計の物に
換えているとのこと。
それでもこのボディではエンジンのパワーが受け止められず、
AWDに電子制御でなんとかパワーと重さを押さえ込もうとしても、物理法則は覆せず、
無理がそこここから感じとれるような印象でした。
同じようなエンジンパワーを持つポルシェ パナメーラターボはあくまで
車の全てが手の内にある-調和を重んじて設計されている感覚。
対してE63は凶暴で巨大なエンジンありき。Eクラスのボディに無理矢理馬鹿でかい
エンジンを詰め込んだアンバランスさをAWDやら電子制御やらでなんとか補おうとして
いるが敵わず。完全に車が手の内からはみ出し、何をしでかすか解らない猛獣に乗っ
ているかのよう。
このエンジンが先に立つアンバランスさを面白みと感じる方もおられるのでしょうが、
私のような平均的な運転技量のドライバーにとって、「面白い」という感想よりも、
「持て余す」「手に余る」という感想しか出てきませんでした。
このような歪な車を良しとするのもAMGというブランドの特色なのかもしれません。
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