FFらしからぬFF…されどFF - 1シリーズ ハッチバック
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Mr.スバル
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BMW / 1シリーズ ハッチバック
118d Mスポーツ_RHD(AT_2.0) (2024年) -
- レビュー日:2024年8月29日
- 乗車人数:1人
- 使用目的:その他
おすすめ度: 3
- 満足している点
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・搭載されてるARB(アクチェーター近接ホイール・スリップ・リミテーション)はコーナー侵入時もFタイヤが路面をつかむ力は凄まじく、ステアリングを回した途端に鼻先は瞬時に反応して、狙ったライン通りに進んでいくことを可能にしている…ウェットでも。
・リアハッチを見て…しっかり空力向上してる。低重心感があり、スッキリまとめたデザイン。
・EGルームを見て…強度・剛性アップを徹底している。
・シフトノブ、ダイアル、ショートカットキーがあること…次期型はなくなるでしょう。
・インテリアの質感はこのクラスとしては高め。
- 不満な点
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・インフォテイメントは優秀だが…ACCにハンドル支援がないのは不満。
・減速しながらのコーナリングでも思い通り曲がるのだが…フロントヘビー感もしっかり感じる。それをグイグイとアンダー知らずで曲がるのは凄いが違和感にも感じる。
素晴らしいBMW技術なので良い所、満足点かもしれないが…自然じゃないフィーリングは先代を知る自分には不満と感じてしまった。
・標準ブレーキは弱い、ハードブレーキではフィーリングも不満、「キツイよ~」って感が伝わってくる。
・シートポジションが高いこと。
・シフトフロアが低い、シフトノブに手が届きにくいのに、パドルシフトがないこと。
・ペダルレイアウトはFF、イイとは言えない。
・各部のデザインは良いのだが…全体的にはかっこよくない正面とサイドのデザイン。
・ワイパーインウォッシャーでないこと。
・Rドアノブでロックアンロックできない事。
・所々にコストダウンが見受けられること。
- 総評
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FRから前輪駆動FFになった3代目1シリーズF40、すでに次期G70がワールドプレミアされてますが、F40の最終型となったお車を代車で1週間試す機会に恵まれたのでレビューいたします。
先代F20型を気に入って前期116i・後期118d Mスポの2台を愛車として6年乗った私目線での比較評価となります。初代E87も乗ったことあります。
左から)2代目F20後期、F20前期、初代E87
・最大の注目点は縦置きEG後輪駆動【FR】を捨てて横置きEG前輪駆動【FF】になったこと…これにより以下のメリットが見込まれる。
①車両重量を軽減
先代比較で車重はほぼ同じ、でもボディ剛性はかなり向上してます。
②パッケージ改良でスペース効率UP
ボディサイズ:4,335㎜×1800㎜×1465㎜で先代比ちょっとだけ広く高くなっただけ、ホイールベースは2670㎜で-20㎜なのにR居住性アップ…さすがFF。
③生産工程の合理化で収益改善
(公式ではないが)BMWの製造プロセスについて、前輪駆動化によりF20型より最大660ポンド(98,000円?)のコスト削減という話もあるが…
販売価格にどれほど貢献できているかは不明
★その反面、コーナリングなどの走りの質の低下が懸念される。
・素晴らしいホットハッチです!重いディーゼルEGをフロント前よりに積んだFFとは思えない運動性能はBMW凄いと感心するのですが…私にはBMWらしくない。何より残念なのは、私の好きなBMWのフィーリングではではなかったこと(-_-;)
先代F20型が(重いディーゼルEGでも)備えていたクルマとしての純粋なレイアウトと自然なバランスが人工的に向上させた運動性能におきかえられ、BMWの「駆け抜ける歓び」が欠けていた。(ライバルよりは快走感は高いですよ)
コストや販売台数においてBMWがおかれている状況は理解しているが…やはり「BMWはFRであるべし」と思ってしまった。後輪駆動を失い、直6も失ったBMW1シリーズに悲しみを感じ、BMW独自の価値は今後、貴重なものになるつつあると感じる1週間となりました。
・競争の激しいハッチモデル市場において(特にメルセデス・VWに対して)どれほどの優位性を保てるか?先代F20に乗っていた自分にはいささか疑問である。
市場の反応とその結果はこの5年ででてますよね…そして、時期G70は先代を振り返ることなく、この方向で突き進んでる感がNET情報からも伝わってきます。
フォトアルバムでもコメントしてます、
こちらへ↓
https://minkara.carview.co.jp/userid/191979/album/1696254/
- デザイン
- 3
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・顔とサイドビューは★2
・後方からと斜め前からの見た目は★5…合わせて★3
・くっきりした4灯ヘキサゴナルLEDヘッドライトのデザインは良いのだが、グリルやバンパー、ボンネットの高さと相まって…ちょっと不細工に思える、残念。
・サイドビューはクッキリとしたプレスラインに後輪を強調するかのようなシルエットでFFに見えにくいように工夫はしているが…FRには到底見えない。
・テールは、低重心感があり、L字型テールがスマートで印象的、マフラーは2本出し(先代は1本)…かなりイイ、好み。
- 走行性能
- 4
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・エンジンは1995cc直列4気筒DOHCディーゼルターボ、150ps・350Nmのパワーとビッグトルクで中速までの加速は力強い。MINI Cooper SD 5Doorと同じB47C20Bだが、MINIが170馬力でなのが気になる。
・7速DCTは変速が滑らか、非常にできがイイ。
・先代F20と同等のハンドリングを与えるべく、アクチュエータ式の空転制御システム【ARB】を装備している。これはi3に搭載されているものと同様で、i3以外では初採用。ECUにスリップコントローラーを直接入れることで、以前より3倍のスピードで信号を直接伝達することでアンダーステアに対するDSCの介入遅れを減らしている。
・前輪前寄りに搭載された重いディーゼルEGで前輪軸重890㎏、前後比60:40のFヘビーな車体が、アンダー知らずのコーナリングを常にできることは見事!さすがBMWと感心した。WET路面で急角度の左折をした際に、左前輪が滑ったが…ほんの一瞬で収め、姿勢は微塵も乱れなかった。
・FFであってもハードブレーキでダイブしないボディ制御はさすがBMWだが…その体感Gやフィーリングにはフロントヘビー感を感じる。
・標準のFブレーキはもう少し強力(ローター径UPでもいい)なのを望む。 - 乗り心地
- 2
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・後席の居住性はひざ前で+33㎜、ヘッドルームで+19㎜拡大され、背もたれが少し寝かされ快適性が向上…同クラスライバルに通用する程度にはなったが、アドバンテージはない。
・硬い!角は丸めてるけど。重いフロント車重を支え、鋭いコーナリングをするにはサスを硬めるのは仕方ないが。
- 積載性
- 3
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・、荷室は先代比+20Lで380L、シート倒せば1200Ⅼを確保、大きくなったラゲッジだが380Lはライバル同等なので★3。
・掘られた形状の使い勝手は好みではない…ここで20L稼いでないか? - 燃費
- 5
-
・真夏の炎天下で街乗り・渋滞付きで…12km/l台。空いていれば18km/lに届くこともあった。
・夏場130kmを通して、通算13km/l超え
・春秋でACオフなら、20km/l超えは容易いでしょう。
・さらに軽油は安い…★5でしょ。ただし、ちょい乗り多い人にはガソリンがおススメ。
- 価格
- 3
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ライバルよりお買い得感はあるかな?ないかな?微妙な価格…BMWのプレミアム価格か?その価値はユーザーに理解されるか?
いずれにしても、私には価格相応の魅力は得られなかった(FRだったら★5だったかも)。
- 故障経験
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登録したての新車の代車だったので不明ですが…
エンジン(排気ガス再循環装置モジュール)の不具合で、2023年3月7日にリコールが出てます。
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