よく出来たコンパクトカー、ホットハッチとしてはマイルド過ぎる - フィット（RS）

家族所有

よく出来たコンパクトカー、ホットハッチとしてはマイルド過ぎる

m-dawg
ホンダ / フィット（RS）
RS (2013年)
- レビュー日：2022年2月23日
- 乗車人数：１人
- 使用目的：通勤通学

おすすめ度： 3

デザイン：3
走行性能：4
乗り心地：3
積載性：4
燃費：3
価格：3

満足している点: ハイブリッドでは得られない自然な動力性能。
不満な点: エンジンが15XLと同じなのは不満。RSを名乗るならばもう10HPはパワフルであってほしい。

ルーフライニングがブラックなのは、室内が暗く感じられて好みでは無い。

ドライバーズシートのフレーム剛性が不足して、ギシギシと軋み音が出る。過去のホンダ車ではこのような異音が出たことは無いので、改善の余地有り。

ヒーター/エアコンコントロールパネルがタッチ式なのは、扱いづらくて不便。
総評: 現代のコンパクトカーとしてはよい。冒頭にマイルドと書いたが、快適さとほどよいスポーティさを両立させていることは間違いないと思う。

しかしフィット4になってネスやモデューロXなどの曖昧なグレード設定で、RSが無くなったのは戦略の誤りだ。

シビックタイプRでは高価過ぎるから、フィットにこそタイプRがほしい。GRヤリスがある程度売れているから需要は必ず有る。

電動化推進で余裕が無いのかも知れないが、ホンダがトヨタのようなクルマ作りになったら、みんなトヨタを買ってしまうぞ。ホンダがスポーツ心を忘れてどうする？

デザイン: 3; フィット3のエクステリアのデザインはおおむね良い。プレスラインが多くて煩雑なサイドビューだが、これはこれで悪くない。フィット4は基本フォルムの進化は分かるが、細部の化粧が下手で大損をしていると思う。

細かい点では、テールランプがハイブリッドと15XLだとLED導光チューブタイプなのに、RSが13と同じ普通のLEDテールランプというのは納得出来ない。

インテリアはRSならではの加飾はあるが、2ndN-ONE RSに比べると少し寂しい。アルミペダルはよいが、フットレストもアルミにしてほしい。
走行性能: 4; コーナリング性能は十分だが、動力性能はマイルド。CVTなので6MTならば評価は異なるが。

タイプRではなくて、RS=ロードセイリングなのでこの程度が妥当であるが、ホンダのスポーティカーならばもう少し刺激がほしい。
乗り心地: 3; 多少硬めだが、ホンダ車はこれくらいでよい。

その昔所有していた3代目シビック25iの硬くて終始落ち着きのなかった乗り心地からすれば、隔世の差がある。
積載性: 4; リヤリートバックを倒すだけでフラットになるなど、使い勝手は初代から受け継がれた良い点。

ボディサイズがコンパクトカーでは大きい事もあって、荷物はよく載る。
燃費: 3; 市街地14km/L、長距離で18km/L。ハイブリッドではないので現時点で燃費性能は適当である。
価格: 3; フィットとN-BOXと両方所有しているのでよくわかるが、同じ価格ならフィットの方がクルマの出来としては上。
故障経験: パーツに関しては事前に早期交換しているので、立往生するような故障は無し。

飛び石でフロントガラスをコートテクトに交換したのが唯一。